「平成24年度サル、クマ等と共存できる地域づくりモデル事業」
集落で取り組む鳥獣被害対策ワークショップと山羊を使った緩衝帯整備研修会
を平成24年11月11日(日)
船ヶ沢新田高齢者婦人活動施設「かけはし」にて開催しました。
開催趣旨
南魚沼市は豊かな森林とその水の恵みで日本一のコシヒカリを生産する地域ですが、一方で、野生鳥獣による農業被害という深刻な問題を抱えています。新潟県における農業被害額がNo.1のサル、そして、ブナ等の堅果類が凶作になると大量出没するクマ。どちらも日本の在来種であるため、彼らと共存しながらも、そこで生活する住民の安全を守り、農業被害をなくさなくてはなりません。集落環境診断を実施すると、集落の鳥獣被害対策について多くの意見が出されます。その結果をもとに来年度実施する被害対策について住民自ら決定するワークショップを開催します。また、緩衝帯整備には草刈り等多くの労働力が必要です。これを少しでも効率化する方法として、緩衝帯に山羊などの家畜を放牧し、緩衝帯を維持する方法が知られています。今回、全国山羊ネットワークの今井明夫氏を講師としてお迎えし、山羊による緩衝帯整備について講演を行い、山羊の放牧を現地で実演していただくことを企画しました。
日程
12:30 受付開始
13:00 あいさつ
13:10~14:15 山羊を用いた緩衝帯整備事業について
全国山羊ネットワーク代表 今井 明夫氏
14:30~16:45 ワークショップ
来年度の船ヶ沢新田におけるサル被害対策事業について
16:45~17:00 講評・あいさつ
今井先生による山羊を用いた緩衝帯整備事業について御講演頂きました。
いかに山羊が農村で自給自足的な生活をする上で
かかせないパートナーとなりうるかについて今井先生より
詳しい実例を交えながらお話し頂きました。
山羊の乳での酪農製品やふれあい牧場、そして、子供達への心の教育まで
幅広い話題を提供して頂きました。
また、山羊を実際に飼育する際の注意点(餌から病気まで)についても詳細に
御説明頂きました。
その後、実際に山羊がいる隣の空き地に行って、飼育の仕方等について
御説明頂き、活発な質疑応答が行われました。
続いて、11月3日に行った集落環境診断の地図と対策案を山本から
簡単に説明し、来年度の船ヶ沢新田で取り組むべき被害対策について
ワークショップが行われました。
3日の時点では、実際にやることを想定せず、比較的自由な意見を出していただいておりましたが、今回は来年実際にやることを想定したワークショップです。
前回でていた課題について実際に誰がどの予算でどの程度行うかについて
熱い議論が交わされました。
その結果、来年度はまず今年船ヶ沢新田自然融和会が実施したとり組みについて
集落の人や隣の集落の人に知ってもらうための発表会を年度末に実施すること
また、来年度は年3回の共同圃場柵の周りの草刈りを実施し、電気柵の維持管理を行うこと、高齢者の人にもわかりやすいサル対策についてまとめられたビデオか紙芝居をワイロンが作成することなどが決まりました。
樹木を伐採した後の管理などの問題点については、来年度実施していく中で
次の対策を考えていくことになりました。
私達ワイロンもお年寄りの方にもわかりやすいサル対策のための劇をビデオに撮って
簡単に見て頂けるような教材を作ることになりました。
年度末の研修会に向けて鋭意取り組んで参りたいと思います。
文責 山本 麻希
集落で取り組む鳥獣被害対策ワークショップと山羊を使った緩衝帯整備研修会
を平成24年11月11日(日)
船ヶ沢新田高齢者婦人活動施設「かけはし」にて開催しました。
開催趣旨
南魚沼市は豊かな森林とその水の恵みで日本一のコシヒカリを生産する地域ですが、一方で、野生鳥獣による農業被害という深刻な問題を抱えています。新潟県における農業被害額がNo.1のサル、そして、ブナ等の堅果類が凶作になると大量出没するクマ。どちらも日本の在来種であるため、彼らと共存しながらも、そこで生活する住民の安全を守り、農業被害をなくさなくてはなりません。集落環境診断を実施すると、集落の鳥獣被害対策について多くの意見が出されます。その結果をもとに来年度実施する被害対策について住民自ら決定するワークショップを開催します。また、緩衝帯整備には草刈り等多くの労働力が必要です。これを少しでも効率化する方法として、緩衝帯に山羊などの家畜を放牧し、緩衝帯を維持する方法が知られています。今回、全国山羊ネットワークの今井明夫氏を講師としてお迎えし、山羊による緩衝帯整備について講演を行い、山羊の放牧を現地で実演していただくことを企画しました。
日程
12:30 受付開始
13:00 あいさつ
13:10~14:15 山羊を用いた緩衝帯整備事業について
全国山羊ネットワーク代表 今井 明夫氏
14:30~16:45 ワークショップ
来年度の船ヶ沢新田におけるサル被害対策事業について
16:45~17:00 講評・あいさつ
今井先生による山羊を用いた緩衝帯整備事業について御講演頂きました。
いかに山羊が農村で自給自足的な生活をする上で
かかせないパートナーとなりうるかについて今井先生より
詳しい実例を交えながらお話し頂きました。
山羊の乳での酪農製品やふれあい牧場、そして、子供達への心の教育まで
幅広い話題を提供して頂きました。
また、山羊を実際に飼育する際の注意点(餌から病気まで)についても詳細に
御説明頂きました。
その後、実際に山羊がいる隣の空き地に行って、飼育の仕方等について
御説明頂き、活発な質疑応答が行われました。
続いて、11月3日に行った集落環境診断の地図と対策案を山本から
簡単に説明し、来年度の船ヶ沢新田で取り組むべき被害対策について
ワークショップが行われました。
3日の時点では、実際にやることを想定せず、比較的自由な意見を出していただいておりましたが、今回は来年実際にやることを想定したワークショップです。
前回でていた課題について実際に誰がどの予算でどの程度行うかについて
熱い議論が交わされました。
その結果、来年度はまず今年船ヶ沢新田自然融和会が実施したとり組みについて
集落の人や隣の集落の人に知ってもらうための発表会を年度末に実施すること
また、来年度は年3回の共同圃場柵の周りの草刈りを実施し、電気柵の維持管理を行うこと、高齢者の人にもわかりやすいサル対策についてまとめられたビデオか紙芝居をワイロンが作成することなどが決まりました。
樹木を伐採した後の管理などの問題点については、来年度実施していく中で
次の対策を考えていくことになりました。
私達ワイロンもお年寄りの方にもわかりやすいサル対策のための劇をビデオに撮って
簡単に見て頂けるような教材を作ることになりました。
年度末の研修会に向けて鋭意取り組んで参りたいと思います。
文責 山本 麻希
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