NPO法人新潟ワイルドライフリサーチ (Wiron)

新潟で生じている野生鳥獣の問題を解決し、野生動物と人間が共存できる社会を目指して活動します。

GIS研修会の御案内

2012-12-30 15:35:04 | イベント・研修開催案内
野生動物管理を目的としたGIS研修会

野生動物の保護管理を実施する上で、情報の一元管理が重要となります。その際に効果的な道具として、地理情報システム(GIS)があります。テレメトリーにより得られた動物の位置や、地域住民による目撃地点と各種被害地点、猟友会による捕獲地点などの情報は、野生動物管理においてきわめて基礎的な情報です。こうした地理空間情報をデータベース化する事が、その後の管理計画の立案やリスクマネジメントに役立ちます。
しかし、GISは物事を空間的に捉えるための専門技術であり、その用途は様々です。いくつかの企業などで、GISの研修会が行われていますが、それらはGISの一般的な使い方の講習になります。今回の研修は野生動物の管理に特化した内容のGIS研修会になります。明確な目的を持った講習ですので、これだけ覚えれば明日からGISで動物情報を管理する事が出来るようなプログラムにしました。多くの皆様の御参加を心よりお待ち申し上げております。

日時 平成25年1月14日(月・祝日)
場所 新潟大学 大学院自然科学研究科棟6F
日程
09:30~ 受付開始
10:00~ 開会挨拶
10:05~12:00 
GISを活用した研究事例の紹介 地図化する意味:GISを使ってどんな事が出来るのか?
◆ニホンザルの事例 望月翔太 (60分)
◆イノシシの事例 清水晶平(25分)
◆ツキノワグマ事例 後藤明日香(25分)
12:00~13:10 休憩(昼食)
13:10~13:40 実習を始める前に:GISの注意点(座標って何?)
13:40~15:40 実習:架空のデータを使って動物情報をデータベール化しよう
講師 望月翔太
15:40~16:00 休憩
16:00~16:30 データベース化した情報から何が出来るのか?
講師 望月翔太
16:30 終了 (研修会終了後、個別相談あり:導入方法など気軽にご相談下さい。)

ソフトウェア:ArcGIS(ESRI社)
※希望がありましたらQGISなどのフリーソフトに変更する事も出来ます。


詳細な御案内は以下の写真をクリックすると大きな画像が見られます。
参加申込み、受付中です。