気付けばもう2013年も終わり。相次いだ炎上事件の夏、秋には「iPhone 5s」祭、みんなで叫んだ「バルス!」まで、今年ITmedia ニュースでよく読まれた記事をどどんと100位まで紹介します。
さまざまなことが起きた2013年。アクセスランキング1位はまさかの「Google ストリービューに謎のハト人間が映ってる件」。シュールすぎる絵面が「なにこれこわい」と海外サイトでも注目されるなど、世界規模でネットをざわつかせた1件でした。川沿いの歩道で街路樹に囲まれてうつろな目(?)で直立する鳥人間たち。彼らが何者だったのか、その正体は記事でご確認ください。
ざっと見て目立つのは“ネット炎上”関連の記事。Twitterをはじめ各種SNS、まとめブログなどでネット上で多く拡散されたことに加え、テレビや新聞などマスメディアに取り上げられたことも要因で、関連記事も含めて息長く読まれていました。炎上事件、7月から8月にかけてまるで模倣犯のように何件も立て続けに起こっていましたが、学生のみなさんの夏休みの時期が終了したらぱたっと途絶えた印象です。休み明けの学校で改めてSNS利用について注意喚起された学校も多かったようです。
新製品関連では、なんといってもiPhone 5s/5c! NTTドコモの参入についても正式発表前からかなり話題になりました。ふたを開ければ3キャリアそろい踏み。乗り換え優待合戦や「結局どこが一番つながりやすいの?」情報が飛び交ったことも記憶に新しいところです。
「天空の城ラピュタ」がテレビ放送され、滅びの呪文「バルス」の瞬間に最高秒間ツイート数の過去最高記録を塗り替えたのも妙な一体感があるイベントでした。とはいえ、これまでの最高記録も日本時間の「あけおめ」の瞬間……日本人、Twitter好きすぎます。サーバは落ちることなくもちこたえ、米本社では金曜の夜に残業して記録の詳細を集計してくださったそうです。
読み応えのある長い記事は年末の振り返りにぴったり――ということでここぞとばかりにオススメ記事を紹介しておきたいと思います。まずは「風立ちぬ」公開後の宮崎駿監督の引退会見全文。9ページにも渡る記事ですがとにかく宮崎監督の言葉が格好良くて惚れ惚れします。会見時、私は生中継で音声を聞いていたのですが、お昼を食べる手が止まってしまうくらいでした。2月の記事、「エンジニアとライターで、2泊3日の“沖縄ノマド”生活」も寒くなってきた今、大変心惹かれます。東京を離れて沖縄で仕事するってどんな感じ? を実際やってみた様子が書かれています。ぐぬぬ、読んでるだけで行きたくなってきますね……。
自分が今年取材した中で印象的だったものはドワンゴが新卒入社試験に受験料を導入した件について川上量生会長に直撃してきた、でしょうか。単なる思いつきではない、判断に至った理由や込めている思いが少しでも読者の方に伝わっていればいいなと思います。凸版印刷が開発に挑む電子出版用コンテンツ専用新フォントのお話もとても興味深かったです。毎日1日のほとんどの時間をPCやスマートフォンの画面を見つめることに費やしている私にはまるで他人事ではありませんでした。比べると読みやすくて驚きます、目の疲れ方が全然違う! 「経産省が『クール・ジャパン』のために“全然クールじゃない”動画を公開した理由」も多くの反響をいただけて嬉しかったです。公開直後からネットでは非難の嵐だった“全然クールじゃない”動画に関して「実際、あれなんだったんですか?」を直撃しています。
まだまだ言及したい記事はたくさんありますが、このあたりで。以下にトップ100をすべて掲載するので、ぜひじっくりご覧ください。