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Photoshopでジグソーパズル風のデザインを作る方法

2014-07-26 10:56:31 | Photoshop使い方講座

今回はお好きな写真をジグソーパズル風にする方法をご紹介したいと思います。

Photoshopでジグソーパズル風のデザインを作る方法

1. ジグソーパズルの型を準備する

今回はこちらの素材を使用させていただきました。

参考:ジグソーパズルイラスト素材01 | イラスト 無料の素材ライブラリー.com

ピース1つ1つが選択できるようになっているので、とても使いやすかったです!

2. DLしたベクターデータをPhotoshopに取り込む

まずはじめに、Photoshopで長方形を描きます。

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次にIllustratorを開いて、先ほどダウンロードしたパズルのオブジェクトをすべて選択→「コピー」しておきます。

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Photoshopに戻って長方形を書いたレイヤーに先ほどIllustratorでコピーしたパズルのデータをペーストします。
その際、「パス」を選択して貼り付けてください。

02

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長方形ツールがパズルの形に型抜きされました~。1ピースごとのパスもちゃんと入っていますね。

3. パズルの型に写真をはめ込む

パズルにしたい写真を先ほど型抜したレイヤーの上に置いて、レイヤーとレイヤーの境目を「Alt」キーを押しながらクリックします。

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クリッピングマスクになって写真がパズル型になりました~。

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4. パズルの線を入れる

次にパズルピースの模様を入れます。

「パスの境界線を描く」を使う場合

写真の上に新規レイヤーを追加して、そのレイヤーにもパズルのパスをペーストします。
ペーストしたパスを選択して右クリック「パスの境界線を描く」を選択します。

08

「ブラシ」を選択してこげ茶色の線を描きました。

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今回は一番外側の枠は使わないのでいいのですが、パスが重なっているところがあると線が二重になって思うように描けないこともあります。

今回のものも線画だけにするとこんな感じです。

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Illustratorの線画をコピー&ペーストする場合

Illustrator側のパズルを、塗りなし線画のみにしてコピーします。

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あとはPhotoshop側にペーストするだけ。こちらのほうが手っ取り早くてキレイかもしれません。線画だけだとこんな感じになりました。

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一番外側の線画を隠して加工を加える

パズルの一番外枠は今回は使わないので以下の手順で外側の線を隠します。

(1)自動選択ツールでパズルの外側をクリック
(2)選択範囲を2px拡大
(3)Ctrl+Shift+i で選択範囲を反転

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反転した選択範囲でレイヤーマスクをかけます。

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この選択範囲でレイヤーマスクをかけます。

こんな感じになりました。

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次に、このままだと線画が強いので、以下のようなレイヤースタイルをかけました。

シャドウ(内側)
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(ドロップシャドウ)
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全体を不透明度60%にしました。

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こんな感じです。この辺はお好きにやってみてください。ドロップシャドウをオーバーレイでかけてちょっと盛り上がってる感じを出してみました。

5. パズルのピースを分解する

よりパズルらしくするために、ピースの一部を外してみます。

パズルの元があるレイヤーに入ってパス選択ツール(ショートカット:A)で任意のピース1つ分のパスを選択します。
パスを選択したら右クリック「選択範囲を作成」でピース1つ分の選択範囲ができます。

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1ピースの選択範囲が取れたらCtrl+Shift+Cで選択範囲内をコピーして、パズルの外側にペーストします。線も一緒に入ってしまわないように、一旦枠線は非表示にしておきます。

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ピースが外れた箇所を隠すためにレイヤーマスクをかけます。
やり直しが必要なければdeleteするか、パズルを外すときにCtrl+Xでカットしてしまってもいいです。上から塗りつぶしてもいいと思います。

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外したピースの枠線はいらないのでこちらもマスクで消してしまいます。黒いブラシを選択してマスクをかけます。

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こんな感じになりました。

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6. 仕上げ

最後にレイヤースタイルでベベルやらドロップシャドウやらをかけてそれらしく見えるようにします。
今回は以下のようなスタイルを当てました。

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パズルの元になるレイヤー、写真のレイヤー、外したピースのレイヤーそれぞれに上記のレイヤースタイルを当てました。
このへんもお好みでそれっぽく仕上げてください。

できあがり。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?バナーやポスターなどのデザインに使ってみると楽しいかもしれませんね!イルカたちの写真を使ってなんちゃってラッ○ン風にしてみるとか…

ぜひ色んなモチーフにこちらの方法を試してみてください。


Photoshopでふんわり輝くキラキラブラシの作り方

2014-06-25 15:07:47 | Photoshop使い方講座

Photoshopでふんわり輝くキラキラブラシの作り方

Photoshopでふんわり輝くキラキラブラシを作ります。

Photoshoにはあらかじめ、キラキラのブラシでクロスハッチというブラシ登録されていますが、サイズが小さめなので大きくして使うと粗くなってしまいます。

今回は大きい画像にも使えるように大きめのサイズを作成します。キラキラのブラシの作り方はとても簡単で、アレンジもしやすいです。

 

Step01 グレースケールの新規ドキュメントを作成する

グレースケールの新規ドキュメントを作成する

[500px500px・グレースケール]のドキュメントを作成し、新規レイヤーを追加します。

例として最終的にブラシの大きさは450px程になります。


Step02 ブラシで横に線を描く

ブラシで横に線を描く

[ブラシ:ハード円・10px]で、Shiftキーを押しながら横に線を描きます。長さは300px程です。


Step03 ぼかしフィルターで両端をぼかす

ぼかしフィルターで両端をぼかす

[フィルター→ぼかし→ぼかし(移動)]で各設定をします。両端がぼけた線ができます。


Step04 レイヤーをコピーして線をクロスさせる

レイヤーをコピーして線をクロスさせる

横線のレイヤーをコピーします。自由円形(Ctrl+T)をして、Shiftキーを押しながら90°回転させます。

シンプルなクロスですが、このままクロスのキラキラブラシとして使うこともできます。


Step05 クロスしたレイヤーをコピーする

クロスしたレイヤーをコピーする

クロスしたレイヤーをコピーし、自由円形(Ctrl+T)をします。オプションパネルで「W:60%×H:60%」「角度:45°」に設定します。

斜めが短い8つクロスハッチができました。縮小前のクロスハッチと合わせて、ここでも2種類のクロスハッチがブラシとして使えます。

これだけでも十分キラキラブラシとして使えますが、もう少し手間を加えます。


Step06 クロスハッチの中心に輪を配置する

クロスハッチの中心に輪を配置する

新規レイヤーを作成し、「ブラシ:円形4・150px」(カスタムシェイプでも可能)をクロスハッチの中心に配置します。中心に輪があるのとないのでは、だいぶ雰囲気が変わりますね。


Step07 クロスハッチ全体をぼかす

クロスハッチ全体をぼかす

[フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)]で、クロスハッチ全体をぼかします。これで、全体がふんわりと輝くクロスハッチになります。


Step08 オリジナルのキラキラブラシとして登録する

オリジナルのキラキラブラシとして登録する

背景レイヤーを非表示にします。[編集→ブラシを定義→名前を入力]でOKをクリックすると、オリジナルのキラキラブラシの登録ができます。

ブラシプリセットを見ると登録されたのが確認できます。

 

完成

Photoshopでふんわり輝くキラキラブラシの作り方

ふんわり輝くキラキラブラシが完成しました。ブラシの色は、任意で設定してください。

周りがふんわりとぼやけているので、レイヤースタイルを使わなくてもやわらかく発光しているように見えます。もちろんレイヤースタイルを追加してもっと発光しているように見せても素敵ですね。

各工程のパーツをブラシとして使えますし、角度を変えたり、色々なパーツをプラスしたりとさまざまなアレンジをすることができます。


基本のキラキラブラシをアレンジ

基本のキラキラブラシをアレンジ

各パーツの角度や大きさを変えたところに、ソフト円ブラシを追加しています。この他も、まだまだたくさんの種類を作ることができます。

ふんわり、くっきりは好みがあるので、ぼかし加減や、線の太さなど色々と試して作ってみてください。


意外と知らない!? Photoshopの隠れた便利機能ベスト3

2014-06-21 13:32:33 | Photoshop使い方講座

今回は、知っているのと知らないのとでは作業時間に圧倒的な差がついてしまうPhotoshopの効率化機能のうち、マイベスト3を紹介させていただきます!

Vanishing Pointでハメコミ合成

みなさん、Photoshopの『Vanishing Point(ヴァニシングポイント)』機能をご存知でしょうか?

機能の存在は知っていても、使ったことのない方が多いかと思います。

このVanishing Pointを使えば、看板やモックアップの合成がたったの5分でできちゃうんです。

では早速こちらのiMacに画像をはめ込んでみましょう!

iMac

1. ハメコミ画像を開き、コピーしておく

まずはハメコミたい画像を開いてください。

画像を開く

次に「⌘ + A」で全てを選択し、「⌘ + C」でコピーしておきます。

画像をコピー

2.新規レイヤーでVanishing Pointを選択

次に新規でiMacの画像を開き、「⌘ + Shift + N」で新規レイヤーを作成します。

作成した新規レイヤーを選択した状態で「フィルター > Vanishing Point」を選択してください。

Vanishing Pointを選択

4.ハメコミポイントを選択

Vanishing Pointフィルタが別画面で立ち上るので、「面生成ツール」でハメコミたい画面の4隅を選択してください。

選択したポイントは矢印の「面修正ツール」で修正が可能です。

面生成ツール

面生成ツールでハメコミたい画面の4隅を選択

5.ハメコミ画像を貼り付け → ドラッグ&ドロップ

ここにさきほどコピーしたハメコミ画像を「⌘ + V」で貼り付けてください。

ハメコミ画像を貼付け

貼り付けた画像を「面生成ツール」で設定した範囲内にドラッグ&ドロップすれば、設定したVanishing Pointに従い自動的にパースが設定されます。

「OK」ボタンをクリックすると先ほど作成した新規レイヤーに保存されるので、修正も楽に行うことができます。簡単!

設定した画像を範囲内にドラッグ&ドロップ

バッチ処理

『バッチ処理』では、記録しておいた工程をフォルダ単位で、あるいは開いているファイルをまとめて処理を行うことができます。

大量の画像を一気に書き出したいときや、同じ効果をかけたいときなどにとてつもなく重宝する機能です。

1. 画像を開く

まずは加工したい画像を1つ開き、「ウィンドウ > アクション」を選択してください。

アクションを選択"

2. 新規アクションを作成

次にアクションパネルから新規アクションを作成します。

任意のアクション名を入力したら「記録」ボタンをクリックしてください。

新規アクションを作成

新規アクションを作成

3. アクションの記録

録画中の赤丸アイコンが表示されて記録が開始されます。

今回は画像縮小 → 明るさ調整 → 画像の書き出し → 保存 → 閉じるまでの一連の作業を記録しました。

記録したい作業が終了したら「■」アイコンをクリックして記録を終了してください。

アクションを記録

4. バッチ処理の適用

ではここから一気に自動処理をかけていきましょう! 「ファイル > 自動処理 > バッチ」を選択してください。

バッチを選択

バッチウィンドウが開くので、適用させたいアクションと適用させたいフォルダを選択し、「OK」ボタンをクリックします。

すると、先ほど登録したアクションの一括自動処理が開始され、選択したフォルダ内にある画像すべてに適用されます。早い!

バッチ処理の適用

ドロップレット

ドロップレットとは、よく使うアクションをアプリケーション化することができる機能です。

対象のファイルやフォルダを作成したドロップレットにドラッグ&ドロップするだけで、すべてのファイルに設定したアクションを適用することができます。

1. アクションの作成

まずは、先ほどバッチ処理で説明させていただいた1~3までの手順でアクションを作成してください。

2. ドロップレットの作成

次に、「ファイル > 自動処理 > ドロップレットを作成」を選択してください。

ドロップレットを作成

3.ドロップレットの設定

ドロップレットのウィンドウが開くので、各種設定を行い「OK」ボタンをクリックしてください。

ドロップレットの設定

適用したいファイル・フォルダをドラッグ&ドロップ

指定した場所にドロップレットアイコンができるので、そこへファイルやフォルダをドラッグ&ドロップするだけで自動処理が行われます。

画像サイズの変更、画質の調整など、いつも同じ操作の作業がある方は、今すぐドロップレットを作成しましょう!

ドロプレットへドラッグ&ドロップ

まとめ

いかがでしたでしょうか? マイベストとして3つの機能を紹介させていただきましたが、Photoshopには知っているだけでかなり時間短縮される自動化機能がまだまだたくさんあります。

これだけ機能があると、全てを網羅するのは難しいですよね。皆さまにもおすすめの機能があれば教えていただけるとありがたいです。


photoshopでデジタル漫画を描こう!

2014-06-19 15:08:43 | Photoshop使い方講座

使用したもの

  • Adobe Photoshop CC
  • ペンタブレット(Wacom Intuos3)

ブラシを設定してみよう

Photoshopでペン入れなんて…と思っていませんか?
かくいう私も、『Photoshopでは滑らかな線が表現できない』と思って、ペン入れはSAIやComicStudioを使うか、原稿用紙に描いて取り込んでおりました。

これから紹介するのは、そんなPhotoshopでも滑らかで入り抜きがキレイな線が描けるブラシ設定方法です。もしやったことがない人はぜひ試してみてください。

間隔の調整

brush01

ハード円ブラシを選択して、間隔を1%に変更しましょう。Photoshopのブラシは、ポンポンとスタンプのように画像を配置して線を描いているので、配置間隔は短いほどなめらかな線が描けます。

硬さの調整

brush02

自分の筆圧に合わせてペンの硬さを調整します。筆圧が低い人ほど数値が低くなり、数値が高いほどアンチエイリアスがかかっていない硬い線になります。ちなみに私は70%で設定しています。

「滑らかさ」と「シェイプ」にチェックをつける

brush03

シェイプは下記のように設定します。

  • サイズのジッター:0% コントロール:筆圧
  • 角度のジッター:0% コントロール:進行方向
  • 真円率のジッター:0% コントロール:筆圧
  • 最小の真円率:1%

完成!

brush04

こんな感じになりました!
SAIのように手ぶれ補正機能などはついていないのですが、Photoshopも設定次第でかなり滑らかに描けるようになります。

ペン入れしてみよう

下絵の取り込み

まず下絵を用意します。下絵もphotoshopで描いてもよいのですが、私の場合は紙に描いた方が早く描けるので、いつも下絵は適当な紙に描いて取り込んでいます。
消しゴムで消しても薄れないよう枠線だけペンで描いて、あとはお気に入りのシャーペンでざくざく一気に描き上げます。紙はコピー用紙だったり、たまにちゃんと漫画用原稿用紙を使ったり…描きやすくて白ければ何でもOKかと思います!

sitae01

下絵が描けたらスキャナーで取り込みます。
今回はモノクロ漫画なので、600dpiのグレースケールで取り込みました。(WEB用のみで印刷はしない場合は100~200dpiくらいでもOKです!)

下絵の補正

そのままだと使いづらいので、白黒はっきりさせるため、レベル補正で白を飛ばし、黒を強くします。数値は自分のイラストを見ながら調整してください。

sitae02

今回はこんな感じで設定しました。

レイヤーを調整

penire01

  • まず下絵レイヤーの不透明度をお好みで30~50%くらいに設定します。
  • 下絵レイヤーの下に白で塗りつぶしたレイヤーを敷きます。
  • 一番上にペン入れ用のレイヤーを作ったら完了です!

ペン入れ

ペン入れ用レイヤーに、先程設定したブラシを使ってペン入れしていきます。

今回は、「主線:5px」「細部:2~3px」で描いてみました。
画面をピクセル等倍にしてペン入れすると、線がぶれっぶれになって超大変なので、大体50%くらいが描きやすいです。

penire02

枠線を引いてみよう

「選択範囲」で囲って「境界線を描く」で枠線を引いている方も多いようなのですが、個人的には後々コマのサイズを変えたりするかもしれないことを考慮すると、シェイプを使った方法がベストだと思っています。

シェイプを下記のように設定しましょう

frame01

  • 塗り:なし or  白
  • ストローク:黒 サイズ:任意の枠の太さを選択(今回は3pt)
  • 「エッジを整列」にチェック

「エッジを整列」にチェックを入れるとシェイプがぼやけるのを防げます。

長方形ツールやラインツールを使って枠線を引きます

frame02

楕円ツールを使うとフキダシも描けます。

こんな感じになりました。

penire03


手書きからスキャンしてPhotoshopで!ウェブデザイン用イラストを制作する時の手順

2014-06-19 14:00:37 | Photoshop使い方講座

ウェブデザインで使いやすいイラスト制作の進め方

1.何を描くか決めて、簡単なラフを作る

今回は手順だけなので、構図を決めるまでの段階は省きます。
機会があったらお題から構図決定までの流れを記事にしてみたいですね。

お題が思いつかないので机の上にあるガンダムでも描きたいところですがさすがに怒られそうなので「風の吹く寒いホームで電車を待つサラリーマンのおじさん」にします。いま思いついただけなので特に意味はないです。

ということで描いたラフがこちら。

ラフ

背景は記憶スケッチ状態ですがこれくらい小物があれば駅って分かるだろ、程度に物をおいてみました。

2.下書きを描く

人物部分はこのままでも行けそうですがカバンはかなり大雑把に描いてるので下書きを作りましょう。

用具

下書き、清書時にはいつもトレース台を使用します。

私が使ってるのはマクソントレーサーA3です。
光源のLEDが交換できないので寿命が来たら買い換えないといけませんが、寿命は30000時間で普通に使ってても数年は保つし、蛍光灯型みたいにちらつかないし熱くも厚くもないし、別のトレース台「らんぷシート」はちょっと音が気になったし、画用紙重ねても透かせる明るさだし、けっこう重宝してます。
お金もらってないけど宣伝です。

さっき描いたラフを下に置いて、適当な紙を上に重ね、対角線の2箇所の角をクリップで止めます。テープとかで止めてもいいんだけど、剥がすのがめんどい。対角線でクリップを止めるのはそのほうがズレにくいからです。

下書きに使う紙は白くて描きやすければなんでもいいです。
鉛筆ならただのコピー用紙より共用紙(上質紙)の方が書きやすいと思うのでよければ参考にしてください。

人物の下書き

下書き人物

まずは人物の下書きをつくりました。ラフをなぞって、ディテールを少しはっきりさせたくらいです。

背景の下書き

下書き背景

背景もちゃんと電車のホームを調べて、ディテールをはっきりさせました。
パースとか線がまっすぐかどうかとか、細かいことを気にするかどうかは作風で左右されるので今回は考えません。
ちゃんとした背景も描けるんですよ?ほんとですよ…。

背景と人物を別々にしたのは、そのほうが直線などをつなげる際に楽なのと、清書したあとでも人物の位置を調整できるからです。一からパソコンで描いた場合、人物と背景でレイヤーを分けるようなものです。

3.清書する

Illustratorで清書したり、Photoshopで清書したりといろいろ方法はありますが、今回は手書き線のラフ感を活かすため、油性ペンで清書しました。

個人的なおすすめは名前書き用の油性ペンです。
サクラクレパスの「マイネーム」とかトンボ鉛筆の「なまえ専科」あたり。

紙に書いてもにじみにくいのと、コンビニでもよく売ってるのと、ツインタイプの細字がマッキー極細よりちょっと太くて極細のように折れやすくない形をしてるのが気に入ってます。
ただちょっと黒の色が薄いです。

で、人物と背景、それぞれ清書したものがこちら。

清書人物

清書背景

4.スキャナーで取り込む

今回はA4の紙に書いてるので、150dpi/グレースケールで取り込みます。
ウェブで使用する場合、よほど小さく描いた場合をのぞいて100~200dpiくらいで取り込めば、サイズ的には充分間に合います。

もしもフルカラーの印刷で使うなら使用するサイズと清書したイラストの大きさにもよりますが、350~400dpi/グレースケールで取り込みます。
4色フルカラー印刷の場合、画像の解像度は最低300dpiは必要なためです。

5.取り込んだ画像を線画として加工する

取り込んだ画像はそのままでは使えません。Photoshopで加工して線画にしましょう。

レベル補正をかけてゴミを飛ばす

取り込んだままだと線の黒が真っ黒(#000000)ではないので、こいつを真っ黒にして線をシャープに整えつつ、
紙の影やスキャナー台についたホコリの影でできたゴミ(イラストに必要のない描画部分)の色の薄いものをレベル補正機能で飛ばします。

01

数値は自分のイラストを見ながらさじ加減で調整してください。
基本的に白のしきい値を下げ、黒のしきい値を上げます。

こんな感じになりました。

清書人物_色調補正

地の色を透明にする

今は紙の白も取り込まれて、レイヤー全面が描画されているので、後ろにレイヤーを重ねても見えません。
これを、描いた線だけが描画された状態(いま白で見えているところが透明になった状態)のレイヤーを作りましょう。

1.描画色が黒(#000000)になってることを確認
2.チャンルウインドウを表示
3.チャンネルレイヤーのサムネイル部分をctrl(win) / (Mac)を押しながらクリックする

02

4. ctrl + shift + nで新規レイヤーを作成

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5. ctrl + shift + iで選択範囲を反転
6. 選択した状態のまま、alt + deleteで、作成した新規レイヤーを描画色(#000000)で塗りつぶす

04

これで黒一色で線画が描画されたレイヤーを作ることができました。

05

最後の塗りつぶしはshift + F5(ファンクションキーを無効にしてる人はshit + fn + F5)でブラックを選んでもいいです。

目に見えづらいゴミを消す

ここまでやって、見た目にはキレイに見えますが、透明に見えてる部分にも微妙にゴミが残っている事があります。
こいつが残ってると、自動選択ツールを使って塗りつぶしたら変なところに塗り残しができたりします。
これをキレイにするためにはレイヤースタイルを活用しましょう。

1. カラーモードをグレースケールからRGBに変更
2. 線画レイヤーに「境界線」のスタイルを追加

06

3. 境界線がついたことで見えるようになったゴミの部分を消しゴムで消す

07
あんまり厳密に消す必要はないです。
08

境界線のレイヤースタイルはもう使わないので、レイヤースタイルを削除したら線画の完成です!

6.完成図を想像しながらエリアを塗り分ける

色塗りは簡単に説明すると、

  1. 色をつける範囲の下地を作る
  2. 同じ色が載るエリアを同じレイヤーで塗る
  3. 各レイヤーに完成色を載せる

の順番で進めます。

色を付ける範囲の下地を作る その1

人物の線画のように、色をつける範囲とそれ以外が明確に分かれている場合は、「自動選択ツール」で色をつける範囲の外側を選択します。

09

上の図はわかりやすいように「クイックマスクモード」にしています。
で、ここからただ選択範囲を反転して白で塗りつぶすと、アンチエイリアスがかかっている部分にまで白がはみだして色のついた地の上に置くとガビガビして見えてしまいます。

10

これを防ぐために選択範囲を反転する前に、メニューから 選択範囲 > 選択範囲を変更 > 拡張 を選択します。
拡張するサイズは解像度にもよるけど2~5pxくらいでいいです。

この状態で選択範囲を反転し、新規レイヤーをつくって白で塗りつぶすとこんな感じ。

11

色を付ける範囲の下地を作る その2

背景の線画のように、色をつける範囲とそれ以外が線でちゃんと分かれていない場合は、「クイックマスクモード」を活用します。

まず、線画以外を選択します。

  1. レイヤーのサムネイルをctrl + クリック で描画された範囲だけ選択
  2. 選択範囲を1px縮小
  3. 反転し、クイックマスクモードにする

見た目的にはこんなかんじになります。

12

次に長方形選択ツールと自動選択ツールで線の途切れてる部分より内側だけを選択状態にしていきます。
慣れてないとわかりづらいですが、赤くなってる部分が未選択状態、白い部分が選択状態です。

13

うまく必要な部分だけ選択できない場合は、長方形選択ツールで細かく区切りながら自動選択ツールを使います。
それでもダメだったらブラシツールで不必要な部分を塗りつぶしていきましょう。

14

必要なところを選択し終わったら新規レイヤーを白で塗りつぶします。

15

下地完成。

同じ色が載るエリアを同じレイヤーで塗る

色塗りは、事前に色付きのラフを作っといたほうが楽です。
ざっくりだけどこんな感じ。

ラフ_カラー

個人的な所感ですが、デザインの一環としてイラストを使う場合、色数は少ないほうが使いやすいように思います。

ゲームやマンガなど、イラストそのものがメインならグラデーションや影などをつけてどんどん情報量を盛ります。逆にデザインの中で使う場合は、影やグラデーションを付けずに、ベタだけで色を載せていきます。

それではラフに合わせて同じ色を載せるエリアを同じレイヤーで塗りつぶしていきましょう。

その前に、まず色塗り用の新規レイヤーを作成しましょう。

  1. 下地レイヤーのサムネイルをctrl + クリック
  2. ctrl + shift + n で新規レイヤーを作成
  3. レイヤーウィンドウ下部の「レイヤーマスクを追加」ボタンをクリックして新しくつくったレイヤーにマスクをかける

16

これで、塗った部分が主線の外にはみ出す心配をせずにすみます。
それではガンガン塗っていきましょう。

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ラフから適宜変えたりもします。

塗りつぶす色はなんでもいいですが、レイヤーごとに変えましょう。同じ色だと、塗りつぶしそこねた部分がわかりづらくなってしまいます。
ちなみに背景に色を付けてるのも、塗りつぶしそこねた部分をわかりやすくするためです。

完成したらこんな感じ。

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7.色や模様をレイヤースタイルで載せる

レイヤースタイルの「カラーオーバーレイ」と「パターンオーバーレイ」を使って、色や模様を載せていきます。
その前に色を付けたレイヤーのレイヤーマスクを適用してから「スマートオブジェクト」に変換します。

まずはレイヤーマスクを適用します。
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次にスマートオブジェクトに変換。
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スマートオブジェクトに変換」はイラストを描くだけならしなくてもいいんですけど、デザインにイラストを入れていく場合、サイズを小さくしたり大きくしたりするので、イラストの画質が変わらないように、サイズが決まるまではスマートオブジェクトで作業します。

各レイヤーに色付きラフで決めた色をレイヤースタイルの「カラーオーバーレイ」で載せ、ドットを「カラーオーバーレイ」と「パターンオーバーレイ」で載せたのがこちら。

21

レイヤースタイルで色やパターンを付けるのは、デザインの変更が発生した時にイラストファイルにいちいち戻らなくても色を変更できるようにするためです。
それと簡単にいろんな色の組み合わせを試せるのがいいところですね!


8.完成

各パーツを重ねて完成!

完成

お疲れさまでした。