キヤノンITS、ウイルス検出率を強化した「ESETセキュリティ」2014年版

キヤノンITソリューションズは10日、セキュリティソフトウェア「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」の2014年版を発表した。発売は12日。Windows用プログラムにて、未知のウイルスに対する検出・防御力を高める新機能を搭載する。

Windows、Mac、Androidの各端末にインストールできる、マルチプラットフォームの製品。ラインナップは、個人向け製品が、最大5台までインストールできる「ESET ファミリー セキュリティ」と1台対応の「ESET パーソナル セキュリティ」の2シリーズ。

法人向け製品が、最大5台までインストールできる「ESET オフィス セキュリティ 5PC+5モバイル」、Windows/Macどちらか1台・Androidで1台の「ESET オフィス セキュリティ 1PC+1モバイル」、Windows/Macどちらか1台の「ESET NOD32アンチウイルス Windows/Mac対応」と「ESET NOD32アンチウイルス Windows/Mac対応 5PC」。

ESET ファミリー セキュリティ 1年版	ESET ファミリー セキュリティ 3年版

ESET パーソナル セキュリティ 1年版

「ESETセキュリティ」2014年版では、Windows用プログラムの新バージョン「ESET Smart Security V7.0」「ESET NOD32アンチウイルス V7.0」にて、新しい検出機能「アドバンスド メモリスキャナー」、「エクスプロイト ブロッカー」、「バルナラビリティ シールド」(ESET Smart Security V7.0のみ)を追加した。

「アドバンスド メモリスキャナー」は、メモリの監視を強化し、高度に難読化もしくは暗号化されたウイルスによる不審な振る舞いを監視してメモリ内でウイルスを解析する。「エクスプロイト ブロッカー」は、ブラウザやメールクライアントなどのアプリケーションの脆弱性を悪用するウイルスを監視し、疑わしい挙動を検出した場合に動作をブロックする機能。「バルナラビリティ シールド」は、「ESET Smart Security V7.0」のみの機能で、IDS(Intrusion Detection System)機能を強化し、ネットワークレベルで既知の脆弱性に対する攻撃を防ぐ。

個人向け製品の対応OSは、Windows XP / Windows Vista / Windows 8 / Windows 8.1、Mac OS X v10.6、OS X 10.7 / 10.8 / 10.9。Android OSでは、Android 2.3/3.0/3.1/3.2/4.0/4.1/4.2/4.3。個人向け製品の詳細なラインナップと価格は下表の通り。

個人向け製品のラインアップ一覧
製品名	ライセンスと利用年数	価格
パッケージ版
■ESET ファミリー セキュリティ 2014 3年版	5台(Windows/Mac/Android)、3年	オープン(店頭予想価格9,800円)
■ESET ファミリー セキュリティ 2014	5台(Windows/Mac/Android)、1年	オープン(店頭予想価格8,400円)
■ESET パーソナル セキュリティ 2014 3年版	1台(Windows/Mac/Android)、3年	オープン(店頭予想価格5,800円)
■ESET パーソナル セキュリティ 2014	1台(Windows/Mac/Android)、1年	オープン(店頭予想価格3,800円)
ダウンロード版
■ESET ファミリー セキュリティ 2014 ダウンロード 3年版	5台(Windows/Mac/Android)、3年	6,800円
■ESET ファミリー セキュリティ 2014 ダウンロード 1年版	5台(Windows/Mac/Android)、1年	5,800円
■ESET パーソナル セキュリティ 2014 ダウンロード 3年版	1台(Windows/Mac/Android)、3年	4,800円
■ESET パーソナル セキュリティ 2014 ダウンロード 1年版	1台(Windows/Mac/Android)、1年	3,200円
■ESET ファミリー セキュリティ 2014 3年間更新費	5台(Windows/Mac/Android)、3年	6,400円
■ESET ファミリー セキュリティ 2014 1年間更新費	5台(Windows/Mac/Android)、1年	5,400円
■ESET パーソナル セキュリティ 2014 3年間更新費	1台(Windows/Mac/Android)、3年	4,500円
■ESET パーソナル セキュリティ 2014 1年間更新費	1台(Windows/Mac/Android)、1年	3,000円

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Acrobat XIは、ISO32000-1の仕様に完全に準拠したPDFファイルを作成できる優位性を継承しつつ、従来のPDFが持つ「編集不可」という印象を大幅に 覆すPDFファイル上での編集を実現するほか、複数の異なる形式の文書ファイルを1つのPDFに結合するなど、伝わりやすく効率的な文書作成を支援する機 能が強化されている。
またProでは、レイアウト、書式、マスターレイアウトを保持したままPowerPoint形式へ書き出すことが可能になり、既存の資料を活用することで作業時間を短縮できる。
さらに文書セキュリティの設定など、使用頻度の高い複数操作の設定をあらかじめ登録し、ワンボタンで自動的に処理できる「アクションウィザード」機能が強化され、MS Office文書から直接実行できるようになった。
また、ニーズが高まりつつあるCitrixへの対応を強化し、仮想化環境下におけるタブレット端末での操作性を向上させる「タッチモード」を新たに搭載している。

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Microsoftアカウントに新たなセキュリティ機能が追加される

12月9日(米国時間)、米Microsoftは自社ブログ「The Official Microsoft Blog」で、同社のシングルサインオンサービスである「Microsoftアカウント」に、新たなセキュリティ機能を追加したことを発表した。2013年4月にも2段階認証を導入し、セキュリティ強化を施したばかりだが、今回は最近の活動を確認する項目や、復元用コードの設定、セキュリティ通知に関するオプションの3つが加わる。

活動内容を確認する「最近のアクティビティ」は、Microsoftアカウントでサインインした記録を閲覧でき、不正なアクセスがないか判断できるもの。サインイン時の日時はもちろん、IPアドレスやデバイス/プラットフォーム、Webブラウザ、そしてBing Mapによるログイン地点も示される。

なお、記録内容はサインイン成功時だけでなく、失敗時も含まれ、第3者による不正アクセスの場合は＜自分ではない＞ボタンをクリックすることで、アカウント保護に役立つという。

今回新たに加わった「最近のアクティビティ」。Microsoftアカウントにサインインしたタイミングや各種情報が記録される

Microsoftアカウントにアクセスできなくなった場合、連絡用メールアドレスなどから解除コードを入力するが、それらの手段が使えない際に用いるのが「復元用コード」。「概要」の「セキュリティ情報」に用意された復元用コードの生成を行うと、25桁の英数字が生成され、Microsoftアカウントへのアクセスを復元する際に用いるという。

本機能は2段階認証を有効にしていないMicrosoftアカウントでも利用可能。Microsoftアカウント担当グループマネージャーであるEric Doerr(エリック・ドーア)氏は、「(復元用コードは)スペアキーのようなものです。大事に保管してください」と該当ブログ記事で述べている。

「復元用コード」を用意することで、Microsoftアカウントにアクセスできなくなった場合のスペアキーを手にできる。ただし基本的には2段階認証を利用すべきだ

最後の新機能「セキュリティ通知に関するオプション」は、異常なサインインが発生した際などに、任意のメールやSMSへ通知するというものだ。Doerr氏は本機能に関して、「ユーザーからフィードを受けて追加した」と述べており、筆者が確認したところ連絡用メールアドレスが自動的に選択されており、通知先として登録済みのプライマリメールアドレスや連絡用メールアドレスをチェックボックスで選択できる。

Microsoftアカウントの利用者は世界中で7億人に達し、Windows 8.1のサインインアカウントだけでなく、同社のオンラインストレージであるSkyDriveや、WebメールのOutlook.comなど各所で用いられるようになった。Doerr氏も2段階認証によるセキュリティ対策を推奨しつつ、より正しいセキュリティ設定の利用を勧めている。

不正サインインなどの通知を任意のメールやSMSへ行う機能も新たに加わった。あらかじめ設定すれば、SMSに通知を送ることも可能だ

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米Google、お気に入りの場所の"ストリートビュー"を作成できる新機能

米Googleは9日(米国時間)、ユーザーが独自のストリートビューを作成できる機能を提供したと発表した。この新機能は、ユーザーが360度のパノラマ写真を投稿できるコミュニティ「Views」の新ツールで、Android端末のパノラマ写真撮影機能「photo spheres」などで撮影した写真を手軽にGoogleマップで表示できるものとなる。

「photo spheres」と「Views」を使い、撮影した写真をストリートビューのように写真を表示できる(マップの公式ブログより)

独自のパノラマ写真を「Views」で共有した後、自分のプロフィールから「photo spheres」を選択して新ツールを使うと、公開した写真をGoogleマップ上でストリートビューのように表示できる。

同社では、「地球の美しさを共有し、エキゾチックな島々や近所のお気に入りの場所を撮影するなど、Googleマップで好きな場所を見て楽しんで欲しい」としている。