ウイング マレーシア・クアラルンプール校

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インド系マレーシア人によるデモ

2007年11月26日 | マレーシア
昨日首都クアラルンプールで人口の6割強を占めるマレー系住民を優遇するブミプトラ政策などに抗議するインド系住民数千人が無許可デモを行い、一部が警官隊に投石するなど暴徒化したため、警察は催涙ガスや放水車の使用に踏み切り、参加者136人が逮捕され、また105人が調書をとられてうえで解放された。また警察官4人が怪我をし、警察車両7台が被害にあったようである。

このデモはインド系ヒンズー教徒の人権団体The Hindu Rights Action Force (Hindraf)が計画した。
表向きは英国植民地時代や1957年のマレーシア独立後もインド系住民が不当労働などに使われ不当な扱いを受けたとして、英国政府に損害賠償4兆ドル(約432兆円)の支払いを訴えるのが目的としているが、しかしデモ参加者はブミプトラ政策などの政府批判のデモを始めた。

実際に政府は、マレー系住民を雇用や大学進学などのあらゆる面で優遇するブミプトラ政策を継続しており、マレー系以外の人種からは批判が強い事は事実でもある。


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