アジア観光産業打撃

日本、香港、シンガポール、オーストラリアとアジア太平洋地域では不況に苦しむ国も多い。そのためこの地域の観光ビジネスは大きな変調を示している。

航空会社の収入を支えるファースト、ビジネスクラスの利用客の大幅減によりシンガポール航空、日本航空などアジアを代表する航空会社は大きなダメージを受けている。

また、ホテルも宿泊料金を値下げしているところも多く、それは高級ホテルほどダメージは多いようである。

企業側の海外出張、海外博覧会・展示会への中止が大きな影響を与えている。
実際に企業の出張は40%が不急なものであるという統計もあり、経費削減の一番手であろう。

新型インフルエンザの出現で、この不況に更なる追い討ちをかけることになる。これ以上の感染者・犠牲者が出ないことを祈る。

Putrajaya・マレーシア

首都機能移転からはや10年のPutrajaya。観光客にも人気のスポット。
写真はThe Palace of Justice in Precinct 3。

ほとんどの官庁が首都クアラルンプールから移転した。
しかしわずか10年で道路やビルの補修が早くも必要になってきている。

数年前にはイミグレのビルで水道管が破裂して大洪水になったことも記憶に新しいが、手抜き工事が関係しているのだろうか。

Putrajayaは、
政府用地　5.3%
商業用地　2.9%
住宅用地　25.8%
文化施設　0.2%
公共施設　10.1%
基本インフラ　18.2%
緑地・公園　37.5%
で開発されている。

全ての開発はPutrajaya Holdings Sdn Bhdが行い、同社から政府はリース契約を結んで使用している。

温暖化に対する東南アジア諸国の対応

東南アジアの地球温暖化に対する姿勢は極めて弱腰である。経済成長を最優先にしており温暖化対策には何ら手が打てていないのが現状である。

将来的には東南アジアに住む６億人が大きな損害を被ることを認識しなければならない。勿論経済的な打撃は大きいとされている。

いまだに野焼きが多く温暖化の一因とされているが、インドネシア政府などは何ら具体的な策は打ち出していない。

今後東南アジア諸国が何ら手を打たなければ2010年には平均温度が4,8℃上昇し、水不足などが予想され、コメの出来高は半減される。

また、洪水、台風、干ばつなどの自然災害に見舞われることになる可能性が高い。マレーシアに住んでいても10年前、20年前と今では天気は間違いなく変化していることを感じる。所謂雨はスコールで短い時間に大量の雨が降り、雨が上がると気持ちい天気になったが、今では雨が降りだすと止まない。ジトジトとふる雨などは東南アジアにはなかった。

間違いなく環境は破壊されていることが天気を見ていれば皆が感じていることだろう。

経済成長優先も必要であるが、多少のコストを強いられても環境にやさしい政策を打つべきと考える。

5月にまた選挙・ペナン マレーシア

マレーシアの選挙管理委員会はペナンでの補欠選挙を５月３１日にすることを公表した。

野党が握るペナン州議会では、Mohamad Fairus Khairuddin氏の汚職に対する調査により自ら身の潔白を訴えて辞任したことによるもの。

野党議員の辞任による補欠選挙であるが、与党が議席を取り戻すことができるのだろうか。昨年の総選挙以来の補欠選挙では与党ＢＮは１勝５敗であり、今回も厳しい選挙戦が与党には強いられるのであろう。


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金融自由化・マレーシア

先日サービス業27業種の自由化を公表したが、今日は金融自由化について公表された。

９行に対する新規ライセンスの付与、外国人持ち株上限制限４９%から７０%までの引き上げ、２０１１年から５行の海外商業銀行の営業ライセンス付与などである。

現在も外国資本の商業銀行は１３行あるが、支店数など大きな制約を受けているおり、その取引額は国内の２５%を占めているがこれらの商業銀行の持ち株上限は３０%と変わりは無い。

金融保険業はマレーシアのＧＤＰの１１%を占め、１４万人の雇用を創出しており今後もマレーシアの成長の牽引になることが期待されているのであろう。

首相就任後矢継ぎ早に打ち出す新政策が効果が期待できることは間違いないだろう。


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射撃が苦手なフィリピン警察

フィリピンの警察官125,000人の90%がまっすぐに撃てず、また拳銃の清掃もしていないことが明らかにされた。

フィリピン警察は、警察官教育の予算が足りず、また練習のための銃弾も限られており仕方が無いとしている。

実際に拳銃を保有している警官は約50%足らずであるとのこと。

度々日本人が殺人事件に巻き込まれているフィリピンの治安の悪さを露見する一面である。

シンガポール不動産市況

昨年までは順調に4年間右肩上がりのシンガポール不動産価格であった。

しかし2009年第１四半期に、民間住宅価格が14.1%下落。昨年第4四半期の6,1%のそれを上回った。

1975年の統計開始から最悪の数字である。当初予想は13,8%より上回った。

従い賃料も、昨年第4四半期マイナス5,3%、2009年第１四半期マイナス８,５%

シンガポール不動産価格はどこまで下がるのだろうか。
勿論シンガポール人が多く投資しているマレーシア不動産市場にも強く影響することになる。

Thaksin Shinawatra元首相はどこに

タイ政府は、正式にＵＥＡ（United Arab Emirates）にThaksin Shinawatra元首相の身柄をタイに引き渡すように求めた。

Thaksin Shinawatra元首相は、ドバイを拠点に赤シャツにメッセージをヴィデオコンファレンスなどを用いて行なっている

タイ外務省によると正式な回答は得られておらず、今後どのような協力を両国間で話しあえるかは未定とのこと。

UAE政府は、すでにインターポールからThaksin Shinawatra元首相の逮捕状を受け取っていることも認めており、同国からタイの反政府運動を主導することは好ましくないことや滞在しないことを伝えているとしている。

先日の大暴動の際には、モスクに対しての攻撃もあり、イスラム教徒からも抗議が出ている。

当初英国に逃亡したが、その後英国からは滞在を認められず世界を転々としている元首相は、最近ではUAEを拠点にしていると見られている。

億万長者であり、元タイ首相と言う立場で現在ではアフリカなどの貧困国に投資を主眼にして、それらの国家元首クラスと会議を頻繁にしていると言うことであり、リビエラに滞在中という噂である。

サービス分野自由化・マレーシア

Najib Razakマレーシア首相の新たな決断が今日示された。

政府はサービス産業へのマレー系30%出資条件の撤廃を決めた。

健康、観光、運輸、コンピューターなどのサービス業27分野での完全自由化宣言である。サービス産業はGDPの57%を占めており、これにより新たな投資も期待できマレーシア経済には有効策ともいえるだろう。

また、金融業についての自由化の詳細は来週公表されることになる。


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タイ観光業大打撃

今年は観光産業が大きな打撃を受けることは間違いなさそうである。
昨年のバンコク国際空港の閉鎖、そして2回のサミット中止など不安定なタイを象徴する出来事が多すぎた。

これらによりUS$5.35 billionにおよぶ損失や数百万人の観光客を失ったことになるだろう。

タイ政府も今年度は35%程度の観光収入を失うことを予測しており、航空機発着料金の引き下げなど具体的な策をとると言う。

また現在22カ国からタイへの渡航延期の警告がでているが、それの早期解除を各国に求めている。特に中国政府は中国人のタイからの強制退去を求めたこともあり柔軟な対応を求めているようである。

赤シャツ派が過激な行動に出ない限りは安全な観光もでき、またこの影響によるホテル料金など大幅な割引も今後予測され、旅行客はうまく利用すれば格安でタイを訪れることができるチャンスでもある。

世界のベストラストラン51‐100位

S. Pellegrino World's 50 Best Restaurants 2009に入れなかった51－100位までのレストラン。間違いなくこの中からS. Pellegrino World's 50 Best Restaurants 2010にランキングするレストランが現れることになるだろう。

51位 Zuma,中国
52位 Marcus Wareing at the Berkeley,英国
53位 Spondi, ギリシャ
54位 L’Arpege,フランス
55位 L’Atelier de Joel Robuchon, 中国
56位 Hibiscus, 英国
57位 Aqua, ドイツ
58位 Le Gavroche,英国
59位 Chez Panisse, 米国
60位 Les Amis, シンガポール
61位 El Poblet, スペイン
62位 Maison Pic,フランス
63位 Cafe Pushkin, ロシア
64位 Le Meurice, フランス
65位 Bukhara, インド
66位 Varvari, ロシア
67位 Schauenstein, ドイツ
68位 RyuGin, 日本
69位 La Maison Troisgros, フランス
70位 Wasabi, インド
71位 The River Cafe, 英国
72位 Enoteca Pinchiorri, イタリア
73位 Le Cinq, フランス
74位 Allegro, チェコ
75位 Quintessence,　日本
76位 Restaurant Dieter Mueller, ドイツ
77位 Geranium, デンマーク
78位 Caprice, 中国
79位 Jardines,　南アフリカ
80位 Amador, ドイツ
81位 Biko, メキシコ
82位 L’Atelier de Joel Robuchon 米国
83位 Fasano, ブラジル
84位 Mozaic, バリ
85位 Obauer, オーストリア
86位 Alain Ducasse au Plaza Athenee, フランス
87位 L’Ambroisie, フランス
88位 Maison Boulud, 中国
89位 De Librije, オランダ
90位 Babbo, 米国
91位 Maze, 英国
92位 Zuma, 英国
93位 Manresa, 米国
94位 Pier, オーストラリア
95位 De Karmeliet, ベルギー
96位 Aubergine, 南アフリカ
97位 Bo Innovation, 中国
98位 Rust en Vrede, 南アフリカ
99位 Del Posto 米国
100位 Reflets par Pierre Gagnaire, UAE

世界のベストラストラン26－50位

26位 Hof van Cleve, ベルギー (28位)
27位 Masa, 米国 (新規)
28位 Gambero Rosso, イタリア (12位)
29位 Oud Sluis, オランダ (42位)
30位 Steirereck, オーストリア (新規)
31位 Momofuku Ssam Bar, 米国 (新規)
32位 Oaxen Skargardskrog, スエーデン (48位)
33位 Martin Berasategui, スペイン (29位)
34位 Nobu, 英国 (30位)
35位 Mirazur, フランス (新規)
36位 Hakkasan, 英国 (19位)
37位 Le Quartier Francais, 南アフリカ (5位)
38位 La Colombe, 南アフリカ (新規)
39位 Asador Etxbarri, スペイン (44位)
40位 Le Chateaubriand, フランス (新規)
41位 Daniel, 米国 (41位)
42位 Combal Zero, イタリア (新規)
43位 Le Louis XV, フランス (15位)
44位 Tantris, ドイツ (47位)
45位 Iggy's, シンガポール (新規)
46位 Quay, オーストラリア (新規)
47位 Les Ambassadeurs, フランス (45位)
48位 Dal Pescatore, イタリア (23位)
49位 Le Calandre, イタリア (36位)
50位 Mathias Dahlgren, スエーデン (新規)

英国では、このリストにテレビなどで御馴染みの英国ナンバー１セレブシェフGordon Ramsay氏（写真）の店がランク入りしていないことを新聞などマスコミが騒いでいる。

同氏は、世界中に店舗を展開するにまで成功し、そのミシュランの星合計は
なんと12星である。昨年は13位入りしたが、ベスト100にさえランキングされていない。

世界のベストレストラン

スペインのEL Bulliが、4年連続で世界一のレストランに昨夜選ばれた。

800人の料理人、レストラン評論家などの関係者が選出するS. Pellegrino World's 50 Best Restaurants 2009。

El Bulliの料理長Ferran Adria氏(写真）は、スペインがトップ5に３軒選ばれたことからスペインにとり重要な日であると喜びを語っている。

日本はわずか1軒がベスト50入りを果たしている。

1位 El Bulli, スペイン (昨年1位)
2位 The Fat Duck, 英国 (2位)
3位 Noma, デンマーク (10位)
4位 Mugaritz, スペイン (4位)
5位 El Celler de Can Roca, スペイン (26位)
6位 Per Se, 米国 (6位)
7位 Bras, フランス (7位)
8位 Arzak, スペイン (8位)
9位 Pierre Gagnaire, フランス (3位)
10位 Alinea, 米国 (21位)
11位 L'Astrance, フランス (11位)
12位 The French Laundry, 米国 (5位)
13位 Osteria Francescana, イタリア (新規)
14位 St. John, 英国 (16位)
15位 Le Bernardin, 米国 (20位)
16位 Restaurant de l'Hotel de Ville, スイス（27位)
17位 Tetsuya's, オーストラリア (9位)
18位 L'Atelier de Joel Robuchon, フランス (14位)
19位 Jean Georges, 米国 (17位)
20位 Les Creations de Narisawa, 日本 (新規)
21位 Chez Dominique, フィンランド (39位)
22位 Ristorante Cracco, イタリア (43位)
23位 Die Schwarzwaldstube, ドイツ (35位)
24位 D.O.M., ブラジル (40位)
25位 Vendome, ドイツ (34位)

自動車販売台数・マレーシア

3月のマレーシア自動車販売台数は、44,205台（前年比マイナス4,8%）、しかし2月と比較すると20,5%増であった。これは新型モデルの販売や商用車の台数が伸びたためである。

1－3月までの総販売台数118,681台、2008年同比9,2%減

しかし、自動車ローンの金利が上昇していることは今後の販売には足かせになるだろう。

外車は、5年3,25%、6－7年3,4%、8－9年3,5%まで上昇しており約1%の金利上昇。

国民車Peroduaは、9年間まで3,9%、,Protonが3,75%であったが、5年以内であれば3,5%、6－7年3,65%、8－9年3,75%に低下してきている。

トヨタビオスのように5年1,68%、7年1,78%、9年1,88%というメーカー金利で販促しているケースも見られる。



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SMARTトンネル通行止め

非常に便利なSMARTトンネル（The Stormwater Management and Road Tunnel)は、22日午後11時から木曜日午前6時まで通行止め。

夜の時間帯ですので、これによる渋滞は少ないでしょう。

ご利用の方はご注意ください。


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