ウイング マレーシア・クアラルンプール校

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"アラー” 問題・マレーシア

2010年01月04日 | マレーシア
マレーシアの高等裁判所でのキリスト教徒の新聞などに記載する神の訳を”アラー”として認める判決に対してはイスラム教徒からの批判が強い。

Najib Razak首相も、イスラム教徒からの批判を受け裁判所にアピールすることを検討していると表明した。また多くの議員の間でも意見が分かれている。

内務省がキリスト教徒向け新聞での”アラー”の使用を2007年に禁じたことから裁判にまで発展した。

明日内務省は、12月31日の判決についてのアピールを正式に申請することになる。

Lau Bee Lan裁判官は中華系マレーシア人であり、イスラム教徒の裁判官であればこのような判決が出ていなかったかもしれない。

Herald紙は、4ヶ国語で発行されており、問題になったのはマレー語である。
サバ州、サラワク州のキリスト教徒の多くはマレー語を使用しており、訳になる 'Allah' はキリスト教徒でも日常的に使われている。

マレーシア人口の過半数を占めるイスラム教徒の考え方次第ではこの問題が大きくなることも予想され、宗教が絡み政府にとっても解決が困難であることだけは間違いないだろう。






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