2008年度下半期ハロプロ楽曲大賞
1位 れでぃぱんさぁ/Buono!
2位 ラララ ソソソ/真野恵里菜
3位 微風/安倍なつみ
4位 ロッタラロッタラ/Buono!
5位 マジ グッドチャンス サマー/Berryz工房
6位 ラッキーオーラ/真野恵里菜
7位 この指止まれ/Berryz工房
8位 忘れたくない夏/℃-ute
9位 GIZA GIZA/Hangry & Angry
10位 タンタンターン!/Milky Way
第1位
れでぃぱんさぁ/Buono!
作詞 川上夏季
作曲 杉浦"ラフィン"誠一郎
編曲 大久保薫
Brian Setzer を思わせる
やさぐれたネオロカビリーチューンのれでぃぱんさぁ
ただただかっこいいです
今までのハロプロ楽曲の中にも
ロカビリー的な要素を含む曲は娘。のMr.Moonlight~愛のビッグバンド~
やボンキュ!ボンキュ!BOMB GIRLがあり、どれも外れなしの良曲・名曲揃いなんですが
今回はそれをも上回るような勢いで聴いていてテンションが上がります
ただもちろんアイドルポップスですからがぉ!がぉ!と
いう赤ちゃんライオンのようなかわいさも忘れません
アイドルポップスとスカパンク、ネオロカビリーというそれまでは
余り考えられなかった取り合わせの相性のよさを発見しただけでも
ハロプロには歴史的な意味があるよね
第2位
ラララ ソソソ/真野恵里菜
作詞 三浦徳子
作曲 KAN
編曲 たいせい
これは・・・すごい成長です
3枚目のシングルでみんなのうたの領域まで
いってしまいました
真野恵里菜は今の堕落しきった一部のアイドル達
とはまったく違う次元を見つめている、
21世紀の矢野顕子になる可能性すら秘めています
彼女の歌とピアノ、そしてそれを支えるKANという素晴らしいプロデューサー
2009年、アイドルルネッサンスは彼女から始まるに違いない!!
本当にこの子には目が離せません
第3位
微風/安倍なつみ
作詞 久保田洋司 西村ちさと
作曲 齋藤真也
編曲 齋藤真也
名曲・・・なにも言うことはない高品質な大人のポップス
安倍さんはアーティスト意識の強すぎた松浦さんに比べ、
アイドルとして理想的な年のとり方をしているよく言われます
そしてそれは歌手活動に重きを置いているワンダーメンにとって
の将来の指標にもなっていることでしょうから、このような
正攻法でいい曲がかける作詞家、作曲家との繋がりは今後も
大切にしていきたいものですね
第4位
ロッタラロッタラ/Buono!
作詞 岩里祐穂
作曲 井上慎二郎
編曲 西川進
正直Buono!のシングルはKiss Kiss Kiss→ガチンコで行こうと
息切れ感を感じていたのですが、ここでロックの原点回帰?に出たのか
Led Zeppelinという引き出しを持ってきたのが大正解!!
歌よりもギターにばっかり耳がいってしまうのです
やっぱり、ロックの要はリフですよリフ
第5位
マジ グッドチャンス サマー/Berryz工房
作詞:つんく
作曲:つんく
編曲:平田祥一郎
丁度雅ちゃんのことがあって、歌詞をあまり読まない私でも
アイドルという理想郷に自らメスを入れた衝撃的な歌詞に
耳がいってしまう曲
最後のサビのこれでもかと畳み掛けるような
かわいさと隣り合わせの残酷さに目の潤みがとまらないのです
こんな曲を歌ってれば恋もしたくなっちゃうよね
第6位
ラッキーオーラ/真野恵里菜
作詞 三浦徳子
作曲 KAN
編曲 たいせい
イントロの流れるようなピアノからして真野ちゃんの
プログレッシヴで恍惚な世界感に引き込まれるようです
客観的に見て今年一番成長した人は真野ちゃんでしょう
音楽ガッタスで歌っていたころは歌の余りの不安定さに
ソロデビュー、しかも弾き語りなんて大丈夫なのか?と
不安になった人もたくさんいたことと思いますが、彼女は
KANというすばらしいコンポーザーの下で、しっかりとやっています
彼女には宇宙を駆けるような歌手になってほしいですね
このBeの哲学的な歌詞には新しいBerryz工房の道標が記されているのでしょうか?
第7位
この指止まれ/Berryz工房(嗣永桃子・徳永千奈美・須藤茉麻)
作詞 つんく
作曲 つんく
編曲 鈴木俊介
今年のBerryzの曲では初期のBerryz工房のよさが
一番出ていたように思うこの指とまれ
繊細で華奢に見える彼女達の内に秘めた芯の強さ
悠久の時をいつまでも・・・
第8位
忘れたくない夏/℃-ute
作詞 つんく
作曲 つんく
編曲 山崎淳
この曲は夏紺でのツアータイトルにもなりましたね
なっきぃと舞美の夕日のバックに部活の練習の休憩時間という設定の寸劇
の後に続けてこの曲が流れ、青春っていいものなんですねと人並みに
思ったりもしました
あの夏、もう来ない、存在しないあの子・・・
この曲を聴くと思い出すなぁ
第9位
タンタンターン!/Milky Way
作詞 前山田健一
作曲 前山田健一
編曲 前山田健一
プレゼントをもらうのを楽しみに何日もワクワク
待ち続けるような子供の頃の気持ち・・・
僕は無邪気なMilky Wayの3人に心のオアシスを
感じました
第10位
GiZA GIZA
作詞:角田崇徳
作曲:角田崇徳
編曲:角田崇徳
吉澤さんと石川さんのユニットでモダンなUSちょっとゴスの入った
ヘヴィ・ロックをやっていて方向性的には私の嗜好にマッチしています
が・・・なんていうかVocalばかりが前面に出ていてバックの音が
目立たないというJ-Pop的なプロダクションにしているが非常にもったいない
Buono!は一般ロックファンにも通用するようなプロダクション
づくりを出来ていたんでHangry&Angryにも出来るはずと思っています
これが限界とは思いたくないです
次点
スクリーン/安倍なつみ
作詞 つんく
作曲 つんく
編曲 湯浅公一
安倍さんの活動って今年はFive Starsで聞いたものしか情報がないので
よくわからないのですが、スクリーンはつんく作品なんですよね
今年のつんく作品は・・・涙の色、こそ前期の1位に選んでいますが、
どうも自身の心がNGPの方に向いているのか、外注作品に比べ、パッとしない
ものが多かった気がします
でもこれはひさびさにGood
ちょっと古臭い気もしますが、そもそも寺田さんの原点は歌謡曲なわけで
こういう日本の歌謡曲が持っていたよさをこれからも大切にしていきたいですね
アレンジ面でも私が好きだったあぁの頃にはあった一つ一つの音の繊細さを
取り戻したかのようなの湯浅さんの仕事っぷりで、正直
栄えろ羽ばたけ ガッタス ブリリャンチス H.P の
ときにかなりがくっときたんですが、まだ感性は錆びていないと思う・・・