24時間テレビ★

日本テレビによる24時間テレビが終わった。丸山弁護士の100キロマラソンは59歳という年齢にとても感動した。今回のテーマ「生きる」には色々と考えさせられるが、以前にも妹から同じような質問をされた事がある。５，６年前だろうか、帰りが遅くなった妹を、駅まで迎えにいった時の事。車の中で、
「お兄ちゃん、人が生きる意味って何だろう・？」
「何で人って生きているのだろう？」
突然の問いに訳が分からず、質問の意図を聞くと、
友人の一人に目が悪い子がおり、視力が低下していて将来的にこのまま失明をすると医師から宣告されているとの事。その子は自暴自棄になり自殺未遂を計るが、なんとか一命を取り止めている。友達同士で見舞いに行ったりするが、声を掛ける言葉が見つからないのだという。
「失明すると医師から突然言われたらどうする？」と、改めて言われた。
僕は運転をしながら安易な答えを出した、「目が見えるうちに点字とか覚えるかな。」
あの時口にした事を滑稽で恥ずかしく思う。五体満足で何不自由なく過ごしている人間の無神経な回答である。
今思う、「生きる」とは生かされていると、何かを伝えることが出来ればと思う。記憶や記録に残ることが出来るのはごく一部の人間であっても、身近な人が岐路に立ったときそっと手を指し伸ばす事が出来ればと・・。