医療法人社団美徳会たけさき歯科医院の中原です
今日は、実は恐いかもしれないブラキシズム(歯ぎしり・噛みしめ)についてです
歯は食べる・発音するなどの他に歯ぎしりをすることで精神的ストレスを発散する役目もあると言われています。しかし、過度の歯ぎしりは歯を失う原因となることがあります
ブラキシズムとは…歯ぎしりや噛みしめなどのことを総称して言います。
歯ぎしり
→睡眠中に行っているため、自覚することは少なく周囲の人に知らされて気づくことが多いです。
噛みしめ
→日中・夜間に関わらず無意識のうちに歯を食いしばってしまうものです。
歯や周囲の骨などが受け止める力は強い人では70キロを超えるとても大きな力です。そのため、ブラキシズムは歯や歯ぐき、歯を支えている骨やその周囲の組織にさまざまな影響を及ぼすことがあります
歯の変化としては、
①歯がすりへる
②歯がしみる(むし歯でもないのにしみることがあります)
③歯が割れる(神経がない歯の場合強度がおちるのでいっそう割れやすいです) など。
歯ぐきや顎の骨の変化として歯周病にかかっている歯は、歯を支えている骨が溶けていまっているのでブラキシズムによる大きな力が加わると、骨の吸収が速まり歯周病を進行させ、この状態を放っておくと歯を抜かないといけなくなることもあります
その他に、顎関節症(あごの障害)や口の周りの筋肉の痛み、あごのずれ、顔面の変形、頭痛・肩こりなどがおこることもあり、骨隆起と言ってかみ合わせや強い咬合力により上あごでは中央部が下あごでは前歯の内側付近に歯ぐきが膨らんだ触ると硬く骨ばっているものがあることがあります
遺伝によってできることもあります
前にも書いたように、ブラキシズムは無意識のうちにしていたり、歯ぎしりしていても音がならない場合があるのでなかなか気づきにくく、なぜ起きるのかもはっきりと分かっていません
歯ぎしりをしていると家族から指摘されたことがある
集中しているとき緊張しているときなど、無意識のうちに噛みしめていることが多い
歯科医院で「歯ぎしりや噛みしめをしていませんか?」と言われたことがある
事故・けが以外で歯が割れた(折れた)ことがある
歯がかなり磨り減っている
などの症状がある方はブラキシズムの可能性が高いです
詰め物がたびたびはずれる
朝起きたときに口の周囲にこわばりがある
上あごの中央が下あごの前歯の内側が硬く隆起しているところがある
(盛り上がっているところがある)
あごの関節に痛みがあったり、カクカク音が鳴る
歯の付け根の部分がくぼんでいる
(ブラキシズムによって歯に力が加わると歯の根元に応力が集中してくぼんだように歯質がなくなっていくため)
むし歯でもないのにしみることがある(知覚過敏)
などの症状が3つほど当てはまる方はブラキシズムなのかもしれません
歯ぎしりや噛みしめによる影響がでていてもそれに気づかずにいるとせっかく行った治療の経過が大きく左右されるので、歯や周囲の組織を守る為にも早く発見して手を打つことが大切です
とりあえず歯ぎしりから歯や顎の骨を守る為には、
①歯ぎしりを予防するプレートをつくる
②治療が必要な歯はきちんと治療する
③問題のある咬み合わせを治す
④ブラキシズムの歯の回りに汚れがついているとむし歯や歯周病が悪化しやすいので、定期健診を受けて清潔なお口の環境守る
などのことが大切です
歯ぎしりや噛みしめをしていると気づいたときは、意識的に歯を離したり、就寝時には高い枕は噛みしめやすくなるので避け、体の緊張が出来るだけ取れる体位で休むことがベストです
横向きなどあごに力が入りやすい体位には気をつけましょう
その他にも、頬づえやひじをついたりするのも噛みしめの癖がついたり、極度の例では歯が動いたり咬み合わせがづれたりすることもあるのでやめた方がいいでしょう
また、子供の歯ぎしりもめずらしくはありません
乳児期の歯ぎしりは生えたての歯が気になったり、あごの位置を決めようとしたり、その他の成長過程での準備だと言われています。
一方で、3~12歳ぐらいまでの歯ぎしりは、
●あごが成長し、永久歯の生え変わり時期であること
●寝ているときと体を動かすのと同じ様にあごを動かしている
●歯ぎしりが癖になってしまっている
●心配事がある
などの原因が考えられることもあります
あまりにも極度の歯ぎしりはかみ合わせに問題があったりあごに影響がでたりすることもあるのでその場合は歯科医院で相談しましょう
またその他の悪習癖として指しゃぶり(4歳ぐらいまでは大丈夫)や口呼吸、唇を噛む、弄舌癖(舌を歯の間に出し入れする癖)などあるので、見かけたらやめさせたほうがいいでしょう
歯ぎしりや噛みしめ、それ以外にも気になる方は来院してみてください
今日は、実は恐いかもしれないブラキシズム(歯ぎしり・噛みしめ)についてです
歯は食べる・発音するなどの他に歯ぎしりをすることで精神的ストレスを発散する役目もあると言われています。しかし、過度の歯ぎしりは歯を失う原因となることがあります
ブラキシズムとは…歯ぎしりや噛みしめなどのことを総称して言います。
歯ぎしり
→睡眠中に行っているため、自覚することは少なく周囲の人に知らされて気づくことが多いです。
噛みしめ
→日中・夜間に関わらず無意識のうちに歯を食いしばってしまうものです。
歯や周囲の骨などが受け止める力は強い人では70キロを超えるとても大きな力です。そのため、ブラキシズムは歯や歯ぐき、歯を支えている骨やその周囲の組織にさまざまな影響を及ぼすことがあります
歯の変化としては、
①歯がすりへる
②歯がしみる(むし歯でもないのにしみることがあります)
③歯が割れる(神経がない歯の場合強度がおちるのでいっそう割れやすいです) など。
歯ぐきや顎の骨の変化として歯周病にかかっている歯は、歯を支えている骨が溶けていまっているのでブラキシズムによる大きな力が加わると、骨の吸収が速まり歯周病を進行させ、この状態を放っておくと歯を抜かないといけなくなることもあります
その他に、顎関節症(あごの障害)や口の周りの筋肉の痛み、あごのずれ、顔面の変形、頭痛・肩こりなどがおこることもあり、骨隆起と言ってかみ合わせや強い咬合力により上あごでは中央部が下あごでは前歯の内側付近に歯ぐきが膨らんだ触ると硬く骨ばっているものがあることがあります
遺伝によってできることもあります
前にも書いたように、ブラキシズムは無意識のうちにしていたり、歯ぎしりしていても音がならない場合があるのでなかなか気づきにくく、なぜ起きるのかもはっきりと分かっていません
歯ぎしりをしていると家族から指摘されたことがある
集中しているとき緊張しているときなど、無意識のうちに噛みしめていることが多い
歯科医院で「歯ぎしりや噛みしめをしていませんか?」と言われたことがある
事故・けが以外で歯が割れた(折れた)ことがある
歯がかなり磨り減っている
などの症状がある方はブラキシズムの可能性が高いです
詰め物がたびたびはずれる
朝起きたときに口の周囲にこわばりがある
上あごの中央が下あごの前歯の内側が硬く隆起しているところがある
(盛り上がっているところがある)
あごの関節に痛みがあったり、カクカク音が鳴る
歯の付け根の部分がくぼんでいる
(ブラキシズムによって歯に力が加わると歯の根元に応力が集中してくぼんだように歯質がなくなっていくため)
むし歯でもないのにしみることがある(知覚過敏)
などの症状が3つほど当てはまる方はブラキシズムなのかもしれません
歯ぎしりや噛みしめによる影響がでていてもそれに気づかずにいるとせっかく行った治療の経過が大きく左右されるので、歯や周囲の組織を守る為にも早く発見して手を打つことが大切です
とりあえず歯ぎしりから歯や顎の骨を守る為には、
①歯ぎしりを予防するプレートをつくる
②治療が必要な歯はきちんと治療する
③問題のある咬み合わせを治す
④ブラキシズムの歯の回りに汚れがついているとむし歯や歯周病が悪化しやすいので、定期健診を受けて清潔なお口の環境守る
などのことが大切です
歯ぎしりや噛みしめをしていると気づいたときは、意識的に歯を離したり、就寝時には高い枕は噛みしめやすくなるので避け、体の緊張が出来るだけ取れる体位で休むことがベストです
横向きなどあごに力が入りやすい体位には気をつけましょう
その他にも、頬づえやひじをついたりするのも噛みしめの癖がついたり、極度の例では歯が動いたり咬み合わせがづれたりすることもあるのでやめた方がいいでしょう
また、子供の歯ぎしりもめずらしくはありません
乳児期の歯ぎしりは生えたての歯が気になったり、あごの位置を決めようとしたり、その他の成長過程での準備だと言われています。
一方で、3~12歳ぐらいまでの歯ぎしりは、
●あごが成長し、永久歯の生え変わり時期であること
●寝ているときと体を動かすのと同じ様にあごを動かしている
●歯ぎしりが癖になってしまっている
●心配事がある
などの原因が考えられることもあります
あまりにも極度の歯ぎしりはかみ合わせに問題があったりあごに影響がでたりすることもあるのでその場合は歯科医院で相談しましょう
またその他の悪習癖として指しゃぶり(4歳ぐらいまでは大丈夫)や口呼吸、唇を噛む、弄舌癖(舌を歯の間に出し入れする癖)などあるので、見かけたらやめさせたほうがいいでしょう
歯ぎしりや噛みしめ、それ以外にも気になる方は来院してみてください