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妄想する美術史。

妄想と現実間のアートの歴史記録

自然の力

2004-09-07 | ニュース


広島市で最大瞬間風速60.2メートルって・・・
1937年に統計を取り始めて以来、最大の強風を記録したそうな。
瞬間でしょ・・・いったいどんな早ささですか!!
NHKで新幹線並みの速さと言ってましたが・・・
その時点では、「すごい」ことしか理解していなかったが、
映像を見ると絶句しました。
大型トラックが倒れ、大型の船が座礁。

東京でも1日中強風が吹き、夕方くらいから強さを増したが、
こんな比じゃないということでしょ。

今年は過去最高の台風の上陸だそうで、それも、大きいものが多く、各地で復旧しようとしているのに、また大型台風。
やりきれないでしょうね。

今月頭には浅間山が噴火しているし、
5日の夜には、紀伊、東海沖で双子型地震が起き、そしえ今朝も地震があったそうな。

すごい災害ではないけれども、今年は猛暑で東京の真夏日が40日連続続いたしね・・・

これだけ立て続けにいろいろな天災がやってくると、人間はいかにちっぽけで、無力な存在なんだろうと思いますね。
科学や技術で昔よりはましになったものの、やはり自然の力には勝てない。
自然は、恵みも与えてくれるけど、厳しさも与えてくれる。

昔から日本人はそんな自然を拝み、共に生きる道を選んだんだよね。こういう考え方ってきっと西洋人には理解できないんだろうな。

そして、こんな状況にもめげない(めげているんだろうけど)、
自然を相手にしている職業の方々には、頭が上がりません。

これ以上被害が出ないといいな。

バンデルレイ・デ・リマ選手

2004-08-31 | ニュース

今更ながら、オリンピックの話。

男子マラソンのハプニング、リアルタイムではもちろん、
テレビのニュースでもなかなか見る機会がなかったのですが、
今日の7時のニュースでやっとその様子を見ました。

前からよくわからない人が自分めがけて走ってきたら怖いでしょうね。
ナイフなどの凶器を持っているかもしれないと思ってしまうことでしょう。
実際、デ・リマ選手もそう思ったみたい。

その後のレースよく走ったと思います。
怖い思いをしたら、普通は走れなくなるんじゃないかな。
ペースが乱れるのは当然のこと。
それでも、がんばって走って3位になりました。

競技場に入ってから両手を広げて走った姿は、印象に残る映像でした。

インタビューでも、
「神が私に与えた試練」と言う姿は、本当にかっこいいと思った。

最後の競技がとんでもないハプニングに襲われて
バツの悪い雰囲気に包まれた中、
彼のとった行動は、人々に再びの笑顔と安心を与えたに違いない。
もし、彼がレースを棄権していたら、
もし、彼が暗い顔で競技場に入ってきたら、
もし、彼がメダル受賞のとき悔し涙を流していたら、
どんなに後味の悪いオリンピックになっていたでしょう。

なかなか、こういった対応のできる選手っていないのではないでしょうか。
本当に彼はすごい人格者です。

金メダルにはなれなかったけど、彼の行った行為は、世界中の人の心に深く残るでしょう。きっと。


駄菓子屋

2004-08-28 | ニュース

再開発で姿消す日暮里の駄菓子屋横町

昭和という時代のものがまたひとつ消えていってしまうんですね。
この一ヶ月に日暮の駄菓子や横丁を扱ったテレビを二つほど目にしました。

ただでさえ、儲からない商売が、子供の数の減少でますます経営が成り立たなくなってしまったらしい。
経営者も高齢化しているし、勿論、後を継ぐものいない。


時代の流れには勝てないのだ。

子供のとき、駄菓子屋は最高の遊び場でした。
お買い物ごっこの延長上にありました。
大人と同じに本物のお金を使って、その中でやりくりして本物のお菓子を買う。
そんなことが少し大人になった気分を味わわせてくれました。

お店のおじさんに学校であったことなども話した。
子供にとって、一番身近な人でした。
客観的なアドバイスもうれしかった。


その店が何の前触れもなく、店を閉じました。
同級生の子の家だったけれども、その子には聞けませんでした。
子供心に聞いてはいけないような気がしたのです。


今は、なぜ、店を閉めてしまったのかわかるような気がします。


駄菓子屋の文化をなくさないで・・・
とは、言いたくても私には言えません。
仕方ない。という言葉で片付けたくないけど、
やはり仕方ないのです。

でも、ひとつだけ言えることは、
その記憶や思い出はいつまでも私の中にあるということ。
もう、会うことはないけど、私は駄菓子屋のおじさんに
ありがとうと言いたいと思います。