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妄想する美術史。

妄想と現実間のアートの歴史記録

クロワッサンとトルコ

2004-08-14 | デザイン

NEW DESIGN PARADISE
2004年8月13日 1:10~1:40 
フジテレビ 

今回は野球の延長のせいで前半しか撮れてませんでした。ちゃんちゃん。

回を追うごとに谷原さんの演技のオーバーさに磨きがかかってます。
ああゆーオーバーさはけっこう好きです(笑)

さて、今回の形の由来は、クロワッサンと鉛筆

クロワッサンの形は17世紀のオーストリアとトルコの戦争からきているそうです。
オーストリア政府に献上するパンを作るパン職人はトルコを食べるということでトルコの国旗の形にしたのが形の由来だそうです。

クロワッサンの形の由来はいくつかあるみたいですが、トルコの三日月の国旗が由来なのは有力そうです。
それをフランスにもたらしたのが、かの、マリー・アントワネットだそうです。
トルコの国旗はそのときほとんど変わっていない。星の部分がマイナーチェンジはされているらしいけど、実際どのように変わっていったのかは、ネットで調べる限り出てきませんでした。



六角形の鉛筆の理由は転がりにくい形で親指、人差し指、中指の3つの点で持つとき3の倍数が力学的に最も握りやすい形が六角形だったそうです。




今回のテーマはカレンダー

人類の歴史に暦が登場するのは、紀元前1000年頃のエジプトでナイル川の洪水の時期をあらかじめ知るために研究されたのが始まりらしい。
1年が365日

しかし、紀元前50年頃のローマでカエサルは暦にずれがあることを指摘し、補正したとのこと。
1年は365日と1/4 

この時まで、1年は10ヶ月しかなかったが、あらたにJanuaryとFebruaryを頭に足したため、Octoberは10月になってしまったとのこと。

octはタコにも表されているとおり、8という意味ね。

えっ!!ってことは私は8月生まれってことになるの???


曜日の話は複雑だったので、忘れました。

いや~、実にものの歴史は面白い。



うちわ

2004-08-07 | デザイン

NEW DESIGN PARADISE うちわ
2004年8月6日(金) 
0:50~1:20  
フジテレビ 


炭酸飲料のペットボトルはすべて円筒形なのは、内部からの圧力を分散させるためで、
底のくぼみもペットボトル強化のためにもうけられたものだそうです。

コンセントの穴はよーくみると左側の穴が少しだけ長いそうです。
理由は左の穴にはアースがついているため、電気工事業者が区別できるように穴の長さを変えているそうです。
※アース・・・過大な電気を地面に逃して事故を防ぐ装置

って左側にアースと覚えるだけじゃダメなのかしらと素朴な疑問。
確認のためなのでしょうか?ちょっと調べてみましたら、
↓に詳しい理由が書かれていました。
コンセントの穴はなぜ左右の長さが違うのか

単に法律によるものらしいですね。
ほへぇ~




っで、今回の番組のテーマうちわについてのあれこれです。

うちわの歴史は、紀元前3世紀頃の中国に始まります。
当時、うちわは涼をとる以外に貴族たちが顔を隠したり、
日傘のように太陽の光を防いだり、
歩くときに風やごみを避けるときに使用されていました。

顔を隠す・・・品がありますねぇ~、ん?隠し事があったんじゃないの?人に顔を合わせられないことでもしたとか。。。
太陽の光をさえぎり・・・確かにそういう用途に使えますねぇ~
ごみを避ける・・・そんなにごみが飛んでいたのですか!!



日本の戦国時代になると、武将が軍人の配置や進退の指揮をとるときにうちわを使用しました。
これがやがて軍配うちわへと進化するのです。
陣中で武士たちが相撲を取った際、軍配うちわで勝敗を示していたことから、軍配は相撲のアイテムになったそうです。

軍配がうちわだとは認識していなかったです。
扇子とか棒のようなものだったら、遠くから見てわかりづらかったのでしょうか?
でも、軍配ってかっこいいですよね。



江戸時代になると歌舞伎役者や美人画を描いた絵うちわが大流行します。
今でいうプロマイドみたいなものです。

っと書きながら、今でもジャニーズはうちわ使ってますね。
やっぱ、遠くから見て目立つからなのでしょうか?





さて、お寿司のときご飯を冷やしますが、その理由は、
米を急激に冷やすことで寿司酢の砂糖と酢の成分が米に絡まり、
でんぷん質がコーティングされ艶があり柔らかいご飯ができるからです。

艶ができるのは知っていましたが、そういう理屈とは知りませんでした。
あっでも高校の家庭科で先生が話していたかも・・・(汗)


日本にあるうちわ、あれこれ
京都産 差し柄うちわ
  柄の部分に骨を差し込んで作られているもの
千葉県館山産 房洲うちわ(別名 丸柄うちわ)
  柄の丸い部分と骨の部分が1本の竹で出来ているもの
香川県丸亀産 平柄うちわ
  柄の部分が平らなのが特徴


世界のうちわ、あれこれ
フィジーやマレーシアでは植物の繊維を使用
インドネシアでは水牛の皮で作られている
メキシコ、コロンビアでは植物の繊維で出来ていて形のバリエーションは豊富


うちわの種類があること自体知りませんでした。
世界中でも利用されているのね。
暑ければ、扇げばいいじゃん。
扇ぎやすい形ってこういう形でしょ
ってな具合にとてもシンプルな発想でうまれたのではないでしょうか。
だから、ほぼ、暑い国共通な形をしているのでしょう。



うちわって風流で好きなんですけど、持ち運びには不便で、
ついつい扇子派になってしまいます。
日舞でも扇子使っていたし、私にとっては扇子のほうが馴染みが深いのかもしれません。
でも、おしゃれなうちわを見つけたら、家で使うかもしれませんね。

今回の新たなデザインは、うちわの置き場所まで考えてくれていて、
ほぉ~と思いました。
結局、うちわって置き場所に困るんですよね。
あのうちわだったら欲しいかもか。



ボウリング

2004-07-31 | デザイン

NEW DESIGN PARADISE ボウリング
2004年7月30日(金) 
1:00~1:30
フジテレビ 


ボウリングを投げる位置からピンまでの距離と野球のピッチャーからキャッチャーまでの距離はともにおよそ18m。
これは人の運動能力をボールを使って競うとき、最も適している距離だそうです。



ホワイトハウスの地下にはボウリングレーンがあるそうです。

ってあるんですか!!
いつ楽しんでいるのでしょうか。
健康づくりに必要なアイテムなんでしょうか。
日本人からすると、不思議です。
これが日本の首相官邸にあったら、税金の無駄遣いするなと問題になるでしょうね。


ボーリングの歴史は紀元前5200年まで遡るそうです。
エジプト人の貴族の墓が発掘されたとき、大理石でできた円形方のピンと石でできたボールが発見されたそうです。これが最古のボウリングらしい。

半端じゃなく古いですねぇ~
シンプルなスポーツだからでしょうね。
きっと、「むかつくぅ~この野郎」と石か何かに向かって、石か何かを投げて気持ちよくその対象物が倒れて爽快な思いをしたのがきっかけだったりして。
って妄想のしすぎですか?





それにしても、今回のデザイン、氷のピンって夏気持ちよさそうですね。
粉々になるのもすかっとして面白そうです。
夏季限定、日にち限定で一度やってみませんか?ボーリングやさん。



マヨネーズ

2004-07-16 | デザイン

NEW DESIGN PARADISE マヨネーズの穴
2004年7月16日(金) 
1:00~1:30
フジテレビ 


ドーナツはdough(パン生地)nuts(木の実)の造語だそうです。
最初は、丸いパン生地を揚げその上にくるみをのせただけのお菓子でしたが、
19世紀アメリカである母親の作るドーナッツは時折、真ん中が半生だったため、
その息子が穴を開けてみればといったところからこの真ん中の開いた形が生まれたそうです。

息子、賢いぜよ。



マヨネーズの歴史は18世紀にスペイン・メノルカ島でリシュシュー公爵(1696~1788)が港町マオンの居酒屋であったホワイトソース、サルサ・デ・マオネーザ(スペイン語で「マオンのソース」)がマヨネーズの起源であるといわれています。

その200年後に日本上陸。
キューピー株式会社の創業者である中島董一郎氏が
1912年、海外事業練習生としてアメリカの缶詰工場で働いていました。
欧米人との体格差にコンプレックスを抱いていた中島氏は卵をふんだんに使った栄養満天のマヨネーズを日本人に定着させることが自分に課せられた使命だと思い、1925年に国産マヨネーズを販売開始します。
そのキャッチコピーは「最高の美味」
瓶に入っていたマヨネーズを油と間違え貴婦人は頭に塗ったり、労働者は薬と間違えて傷に塗った人もいたそうです。

いや~んべっとべとぉ~
傷口悪化しそ~



マヨネーズが市民権を得たのは戦後、生野菜をサラダとして食べる習慣が定着したことから食卓に欠かせないものとなりました。
1958年にポリボトル開発し、親しみやすいデザイン、軽るい、使いやすいということで売り上げ倍増しました。

昭和47年に新しいマヨネーズを開発しようとしたキューピーが4種類の絞り口をマヨネーズの景品としてつけて、人気のある形を調査します。その結果一番人気だった星型が実用化されました。(ケーキのようにデコレーションできると主婦に好評だったそうです。)

あの星型、そんなに歴史があるわけではなかったのですね。
てっきり、昭和30年ぐらいからなのでは?と勝手に思い込んでいました。

当時、デコレーションしたいと思う主婦ってどんな主婦だったのでしょう。
でも、その頃って料理するのが楽しいと思える時代になっていたからかもしれませんね。
だから、そういう欲求が出たのではないかと思われます。
これも、勝手な推測ですが。。。


因みに他の調味料の穴ですが、
ケチャップの丸型は粘度が低いため複雑な穴にはできない
ソースのひょうたん型は液だれを防ぐため
ドレッシングの楕円型も液だれを防ぐため
だそうです。


もののデザインには理由が潜んでいるものですね。
ひじょーに面白いと思います。



線香花火

2004-07-02 | デザイン

NEW DESIGN PARADISE 線香花火
2004年7月2日(金) 
0:35~1:05
フジテレビ


トローチという名前はギリシャ語で円盤状の車輪TROHOSからきています。
トローチの穴が開いた理由・・・喉に詰まらせても息ができるように穴が開いたそうです。

ってことは、小さければ、穴は必要ないということですね。
そういえば、リカちゃん人形だったとおもいますが、
その靴にも同様の意味で穴があいているそうです。


線香花火には燃えて散るまでに松葉→柳→ちり菊という物語があります。

日本で最初に花火を見た人間は徳川家康といわれています。
1613年、イギリス国王ジェームス1世の遣いできたイギリス人が
家康とその家臣の前で手筒花火を披露したといいます。
その後、日本中に広まりました。


線香花火を開発したのは「鍵屋」といわれています。
1659年 創業者の弥兵衛は藁や葦の筒の中に火薬を入れたものを開発
藁や葦が豊富にあった関西で流行。芸者が遊んだといいます。
逆さまに立てて遊んでいたため、線香に見え、線香花火という名になったそうです。
火薬を和紙で撚った線香花火が誕生したのは1808年。
鍵屋から独立した玉屋が売り出したのが始まりといわれています。

すぼて牡丹・・・西日本で普及
長手牡丹・・・東日本で普及


線香花火って本当に線香からきていたんだ・・・






蚊取線香

2004-06-26 | デザイン

NEW DESIGN PARADISE 蚊取線香
2004年6月25日(金)0:35~1:05
フジテレビ 

<内容>
ウアトルゥムの時計 (1561年完成)
オーストリアのグラーツ
完成当時は長針しかなかった。ゆったりと暮らすこの町の人にとって分単位の情報は必要ではなかった。
1712年に一本針の時計が二本針に改良されたときも町の人は時間のほうを優先したため、長針が時間で、短針が分の時計が生まれた。

風鈴
中国で物事の吉凶を占うために使われていた。
仏教とともに日本に伝わった。日本では、当初厄除けの道具だった。

蚊取線香
ビレスロイド・・・黒く焦げた部分から出ている蚊を落とす成分。これが蚊を落とす元。
煙で効いているわけではない。

生みの親
KINCHOの創業者 上山英一郎
明治18年
慶応を卒業後実家のミカン畑で働いていた上山に福沢諭吉がアモアという外国人を紹介した。
アモアはアメリカでミカンの販売を計画していた。
アモアにミカンの苗と除虫菊の種を交換あいないかと提案された。
除虫菊・・・キク科 クロアチアで発見された殺虫効果のある植物
上山は除虫菊を受け取り、ノミ取り粉の開発に乗り出した。
そんなある時、除虫菊の粉末をタバコの火種が入った器にこぼしてしまった。
すると、その器の周辺に蚊がばたばたと落ちた。
         ↓
煙に混ぜて使えば簡単に殺虫効果が高められるじゃないか!!と思い立つ

明治23年 金鳥香 発売。世界で最初の蚊取線香
その後、燃焼時間を延ばすために渦巻状に改良。


<感想>
ウアトルゥムの時計の話は面白かった。
日本も鉄道が走るまで、分単位の情報は必要なかったといいます。
のんびり暮らすには、長針だけでいいのかも
秒針は必要ないんじゃ???(笑)