Esteban Loaizaはヤンキースの先発として通用するのか？

　　昨年21勝9敗、防御率2.90でCy Young投票では2位だったEsteban Loaizaは今年ホワイトソックスでは9勝5敗、防御率4.86。Jose Contrerasの方がどうみてもいいピッチャーのように思うのは私だけだろうか？ともに32歳の同じ年だが、Contrerasの方がマウンドでは強そうに感じる。Loaizaはヤンキースへトレードされ、チーム規定によりトレードマークのヒゲを剃ってしまったため優しいパパって感じで、ピンチになるとかなり弱々しい表情をする。

　　なぜかヤンキースは歴史的にみても1年だけ何かの間違いで20勝した投手を集めたがる、今の先発陣では Jon Lieberもそれに該当する。Lieberは2001年カブスで20勝6敗、防御率3.80の成績を残したが、衛星放送で見ている限り20勝出来そうな投球を今シーズンはしていない。

　　Randy Johnsonをトレード期限までに獲得出来なかったために仕方なくLoaizaを獲得したように見えるが、今日のヤンキース初先発の結果からすると、このトレードは“失敗”する予感がする。6回を投げて、5点を許し、被本塁打2本・4四球はプレーオフ・ワールドシリーズの先発としては話しにならない。

　　フロントはヤンキースで実績がある選手Bernie Williams, Jorge Posada, Orlando Hernandezには非常にやさしい。でもJose Contrerasのようにヤンキースのユニフォームで実績のない選手にはアピールする時間をほとんど与えない。個人的にはJose Contrerasにもう少し時間を与えて欲しかった。