Whats Up Matsui?
松井秀喜 ヤンキース
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  Eli Marreroはメジャーでの経験が満7年を過ぎるため一定の条件を満たさないと、シーズン中マイナーへ落とせないベテラン特権をもっている。スタメンでもない選手で、代打で期待できる選手でもないのに、守備のためだけに一軍の登録枠を潰すのはメッツにとってマイナスだ。特にファームの若手で内野手ならAnderson Hernandez、外野ならLastings MilledgeやVictor Diaz、投手ならJohn MaineやMichael Pelfreyと、一軍経験させたい選手は山ほどいる。なのにマイナーに落とせない選手の獲得。何かあるはずだ。

  7月末がシーズン途中で各チームが実質的にトレード出来る期限だ。残り1ヶ月ちょっと。オフのように選手の相場が序々に形成される。もちろん原則、需要と供給で相場は決まる。今季で契約が切れるベテラン先発投手や、来年あたりメジャーデビュー出来そうな有望なファームの若手が毎年引っ張りだこである。ペナントレースへ向けて補強するチームと一足先に来期の補強を目指すチーム。そう言った図式が存在する中、メッツは松井稼頭央を放出することによって独特なポジションに立った。補強の必要性がないチームに変身した。

  松井稼頭央がセカンドのスタメンでいる限りトレードのお誘いが転がり込む。高値付けて他球団GMたちはセカンドの選手を売り込みに来る。そんな日々からおさらばだ。またさらに複数ポジションを守れる選手を揃えたことで他のポジションについても補強の必要性を感じさせない。そしてファームの選手もほどよく一軍に上げては活躍してくれ、ファームの層の厚さも確認できている。トレード期限が迫っても買い手でもなく、売り手でもない、ニュートラルな存在。お買い得なトレードに対して強気の交渉で一揆に飛びつける体制が出来上がった。たった一人の選手を放出しただけで、オフで散々見たOmar Minayaの誰よりも早く補強する技を存分に発揮できる環境が見事完成した。

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