ダグ・ミンケイビッチ獲得でA-Rodのスローイング・エラー対策はバッチリ。それは二人が高校のチームメートだったから。と言いたいところだが、高校ではダグ・ミンケイビッチは捕手。A-Rodはショート。でもこの補強で、A-Rodのヤンキースでの居心地がよくなったことは確かだ。
昨年まではジェーソン・ジアンビーの守りたいという我がままを聞いていたヤンキースだが、やっと彼に指名打者に専念させることに成功したようだ。しかしこの補強はあまり私には理解が出来ない。それは一塁手候補としてヤンキースのマイナーから上がってきたAndy Phillipsと、今期オフで獲得したJosh Phelpsという二人の右打一塁手がいるからだ。ヤンキースは既にスタメンに、Johnny Damon、Bobby Abreu、Jason Giambi、松井秀喜、Robinson Canoの5人の左打者がいる。相手先発の右左で選手を使い分けるのは想定出来るが、ダグ・ミンケイビッチは過去の実績からするとそんなに器用な選手ではない。毎日プレイしないと結果が出せないタイプの選手だ。
2003年シーズン、ツインズでスタメンだったのを最後に、毎年チームを転々としている。守備要員という補強のようだが、2001年に一回ゴールドグラブをとったぐらい。2005年シーズン、メッツでの守備を見ている限りそれほどうまいようには思えない。唯一の救いが、ダグ・ミンケイビッチは比較的球数を稼げる打者であること。その点においてはヤンキース打線は昨年より一貫性を持つことになる。しかし、2004年に86年ぶりのワールドシリーズ制覇を達成したレッドソックスと、そのときのウイニングボールの所有権を巡って争った選手を獲得することで、フェンウエイ・パークでのライバル戦が無駄にヒートアップすることを懸念する。
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松井がメジャーに行くまで、全くと言っていいほどメジャーに関心は無かったので、バーニーの事をそれ程知っている訳ではありませんが、一年目の松井に、ヤンキースの一員たるべき心構えを教えてくれたバーニーが、いなくなってしまうのは、なんとも寂しい限りです。
>本文とは関係の無い話題で恐縮ですが
どうぞお構いなく、じゃんじゃん投稿してください。
Bernie Williamsはスイッチだから代打要員としては最適なのですが、投手陣の層が厚くないヤンキースとしては代打オンリーの選手をキープすることはちょっと出来ないかもしれませんね。