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■さようならVista。■次期Windows 7をめぐるMSの迷走

2008年04月13日 | WEB全般
Windowsの次期バージョンは「来年あたり」に登場というゲイツ会長発言が反響を呼んでいますが、マイクロソフト広報からは火消しコメントが発表されています。リンク先InformationWeekによれば、マイクロソフトの正式な回答は「Windows 7は現在プランニングの段階であり、開発期間はWindows Vista (の一般提供) から3年間を予定しています」。つまり以前からの公式見解そのまま。

では会長の発言はなんだったのか?といえば、一般向けの発売ではなく内部向けビルドを想定した開発者寄りの言葉だったのでは、と無難な回答となっています。さすがに「あの人の言うことは聞き流してください」というわけにも行かないようです。




あるMicrosoft幹部によると、Windowsは実際にMac OS XおよびLinuxにデスクトップ市場のシェアを奪われつつあるという。Microsoftはこれまで、デスクトップ市場のシェアを失ったことは一度もない。しかしVistaでは、Microsoftは初めて顧客を失っているのだ。

MicrosoftにはWindows Server 2008のカーネルをWindows 7のコアとして利用するという手があるのだ。その上に、使い勝手と速度を改善したAero Glassインタフェース、そしてSilverlightとInternet Explorer 8を載せればいいのだ。

Microsoftがこの方式を採用するのであれば、ユーザーが本当に使いたいと思うような新しいデスクトップOSを2009年までに提供できるに違いない。しかし彼らがVistaでそうしたように、新しいデスクトップOSを一から作り直そうとするのであれば、ユーザーが使ってみたいと思うようなものを2011年までに提供するのは絶対に不可能だ。

そのころには、XPユーザーにアップグレードを促すことではなく、LinuxとMac OSユーザーがWindowsの世界に戻るのを促すことがMicrosoftの課題になっているかもしれない。