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★ モバイルのウェブサイトに関する調査

2008年01月14日 | 携帯電話・モバイル

Webマーケティングガイド&ネットエイジアリサーチと共同調査 【引用記事】

ソフトバンクのY!ケータイに始まり、KDDIのau one、そしてドコモはGoogleと包括的提携をするなど、
ケータイ業界とPC業界の垣根がなくなりつつある。
本調査では、モバイルユーザーにおけるPCの普及状況やネット(モバイルもPCも)利用状況、
そしてPCとモバイルの連動(同期化)への意向を尋ね、モバイルとPC業界の展望を伺っていきたいと思う。


≪調査結果サマリー≫

  • 70%以上のユーザーがモバイルインターネットを1日に1回以上利用している
  • フルブラウザ機能の利用率は約23%。ただし、全く見ないユーザーが半数以上を占める
  • フルブラウザ機能の利用率は女性の方が若干高い
  • モバイルサイトで不満に思うのは、「スクロール」と「表示速度」、そして「料金」
  


調査対象は、15歳~49歳のモバイルユーザー345人。
男女比は、男:173人、女:172人の割り付けを行った。
キャリア比は、Docomo:55.9% Ezweb:33.0% Softbank:11.0%
年齢比は、10代:16.5%、20代:27.5%、30代:33.9%、40代:22.0%とした。


Q1では、インターネットの利用頻度についてモバイルとPCのそれぞれについて尋ねた。
まず、モバイルインターネットでは、「1日に数回」と回答したユーザーが圧倒的に多く60.3%という結果となった。次いで、「1日に1回程度」が10.7%で続いており、モバイルでインターネットを1日に1回以上の割合で利用するユーザーは全体の70%以上に及ぶことがわかった。
※本調査では、モバイルを使ったEメールはインターネットに含んでいない

ただし、「それ以下/利用しない」と回答したユーザーも11.3%おり、一部のユーザーにはモバイルインターネットがあまり普及していない事が伺える。

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次いで、PCでのインターネット利用頻度をみると、モバイル同様「1日に数回」が34.8%で最も多く、次いで「1日に1回程度」が10.4%で続く結果となった。順位こそ同様だが、1日に1回以上の頻度でインターネットを利用するユーザーは49.3%にとどまっている。
また、本調査はモバイルインターネットを利用していることもあり、「それ以下/利用しない」と回答したユーザーは21.7%とモバイルのそれを10ポイント以上上回る結果となった。

注目すべき点としては、モバイルでのインターネットとPCによるインターネットではその利用頻度に違いがあり(PCの方が少ない)、PCではリーチしづらいターゲット層がいることが伺える。


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Q2では、モバイルのフルブラウザ機能の利用状況を尋ねた。その結果、「全く見ない」と回答したユーザーが半数以上の53.3%を占める結果となった。
利用者については、「よく見る」が5.8%、そして「たまに見る」が17.1%となっており、本調査におけるフルブラウザ機能の利用率(「あまり見ない」を除く)は22.9%であることがわかった。


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また、フルブラウザ機能の利用実態を男女別にみると、「よく見る」では男女ともに5.8%で並んだが、「たまに見る」では、男性の14.5%に対して女性 が19.8%となっており、利用率(「よく見る」と「たまに見る」の合計)は男性で20.3%、そして女性で25.6%と女性の方が高いことがわかった。

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最後にQ3では、モバイルサイトを利用していて不満だったり、使い勝手が悪いと思うことがあるかを尋ねた。その結果、「特にない」と回答したユーザーは8.1%と非常に少なく、多くのユーザーが何らかの不満や使い勝手の悪さを感じていることがわかった。

具体的には、「スクロールが面倒くさい」という回答が最も多く50.1%。次いで、「表示速度が遅い」が僅差の48.7%、そして「料金(パケット代)が高い」が35.4%で続く結果となった。

回答が多く集まったスクロールや表示速度については、日々改善されてはいるものの、PCのそれと比べるとやはりその差は歴然としており、またこれらの項目はモバイルサイトではなく機種に依存する部分も非常に大きい。

そして、料金についてはパケット定額制の普及が確実に進んでおり、2007年9月時点で31%、そして1年後の2008年9月には44%まで普及すると推測されている(ケータイ白書2008より)ものの、パケット定額制の料金自体も"安い"とは決して言えない。

モバイルインターネットの更なる普及、そしてユーザーの満足度向上のためには、サイト運営者や開発メーカーだけでなく、各キャリアの努力が必要とされるだろう。


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本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、
リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。これらのことからモバイル検索サービスの利用は携帯電話のキャリアがどのモバイル検索サービスを押し出すのかが利用率に影響を与えていると考えられる。


調査対象 :15歳~49歳のモバイルユーザー345人。
調査期間   :2007年12月28日~2007年12月29日
調査方法   :モバイルリサーチ
調査機関   :ネットエイジア株式会社gazou