アイシェアが11月16日に発表したテレビとパソコンの利用状況に関する調査によると、「テレビとパソコンを接続して利用したい」と答えている人が全体の39.5%いることが分かった。
テレビとパソコンを接続したい理由を尋ねたところ、「パソコンの映像をテレビで見たい」という回答が21.8%で最も多かった。この回答は、「液晶ディスプレイ(LCD)を1台に集約したい」の11.7%、「部屋をコンパクトにしたい」の10.7%の約2倍あり、パソコンの映像をテレビの大きな画面で楽しみたいという人が、省スペースを希望する人を大きく上回っていることが分かった。
接続して利用したい機能については、「テレビ番組の録画/再生」(72.3%)、「DVDの再生」(71.1%)、「インターネット上にある動画の再生」(64.2%)という意見が多く、ここでも映像を大画面で見たいという消費者の意識が現れた。
なお一人暮らしの人が実際に使っている機器は、男女で異なる傾向がある。最も多いパソコンのタイプは、男性が「本体とモニターが別のパソコン」(62.8%)、女性が「ノート・パソコン」(50.6%)。最も多いテレビのサイズは、男性が「21型」(17.8%)、女性が「14型」(21.8%)だった。全般的に女性は省スペースを好んでいることが分かった。
またテレビを持っていない一人暮らしの人は、男性の52.3%、女性の50.0%がパソコンでテレビ番組を見ている。家族と暮らしている人は、 57.9%が「一家団らん中にインターネットで情報検索をした経験がある」と答えている。パソコンが個室からリビングに進出し、普段の生活で使われる一般的な道具になってきたとアイシェアは分析している。
調査は11月5日~11月9日の期間に実施した。有効回答数は1216。性別の内訳は男性63.1%、女性36.9%。