言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

【首相官邸幹部は「少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語る 昨日に続いて、今日も朝日一面トップは森友。余程の確証を掴んでいるのか?】

2018-03-05 08:24:17 | 言いたいことは何だ
【首相官邸幹部は「少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語る 昨日に続いて、今日も朝日一面トップは森友。余程の確証を掴んでいるのか?】
 昨日に続いて、今日も朝日一面トップは森友だ。余程の確証を掴んでいるのか?
 昨日の公文書偽造は、省をあげての「公文書偽造罪」に当たる行為だ。
 しかし、安倍首相官邸幹部は「少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語っている。そんな、簡単な問題では無いはずだ。
▼官邸高官は3月2日夜に「開示された文書とは別の文書が存在する」から「問題ない」と言ってるようだ。

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▼3月2日の国会で、何やら真剣になり、安倍氏と麻生氏が話し合いをしている。
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しかし、毎日新聞が報道したーー
毎日新聞 最終更新 3月3日 00時57分
https://mainichi.jp/articles/20180303/k00/00m/010/085000c
【森友文書改ざん疑惑 政府防戦 財務省「6日説明」】
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 今国会での裁量労働制の対象拡大を断念し、不安要因を摘み取ったはずの安倍政権に新たな懸案が浮上した。2日の国会では学校法人「森友学園」問題が再燃。財務省が国有地売却に関する決裁文書を改ざんしたのではないかという野党の追及に、同省は6日の衆院財務金融委員会で調査結果を報告すると約束したが、収束の見通しは立っていない。
ーー中略ーー
 佐川宣寿前理財局長は昨年の国会で交渉記録を「廃棄した」と説明していたが、財務省は今年2月、新文書20件を公表し、整合性が問われている。この日、安倍晋三首相は決裁文書に関して一切答弁しなかったが、財務省の改ざんが事実なら、政権のダメージは極めて大きい。

 首相官邸幹部は「少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語る。 
 一方、立憲民主党の枝野幸男代表は「相当な疑いがあると言わざるを得ない。事実関係をできるだけ早く明確にしていきたいと引き続き追及する考えを示した。【野口武則、樋口淳也】
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 文末の部分である。昨日の段階で、文書偽証ははっきりしたのだ。しかし・・。
首相官邸幹部は【少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語る。】
 これ事態が、スクープな感じもするが、いったいどういうことなのだろうか?

昨日の記事である。


【「森友疑惑」財務省が「公文書の書き換えた」=「公文書偽造罪」 確実に国民のためのものではなく、総理個人のためのものになっている】                         2018/3/3(土) 午前 5:57




 朝日新聞のスクープが出て、国会は大荒れ、ネットもこの問題で大炎上している。
麻生太郎財務相は2日の参院予算委で自民議員から発言を求められ、「大阪地検の捜査に影響を与えるかについて予測しがたいため、答弁を差し控えねばならない」と述べ逃げた。 そもそもは安倍総理夫人と森友の籠池氏の「塚本幼稚園」にあるのに、知らぬふりして、麻生財務省に文書偽造疑惑はまかせた。野党が「総理の見解」を迫っても、返答しない逃げの一手だった。

【財務省もNHKも国民のためのものではなく、総理個人のためのものになっている】
 情報の小出し、後出しで、 国民を毒のように騙し続けて「不正や隠ぺいに慣れさせようという狙い」である。あまりにも悪質ではいか。
しかしだ、嘘は必ずこのように、どこかでバレるものなのだ。それが、世のならいだ。 安倍総理を各省庁やNHKが庇っても、「真実は必ず暴かれる」と信じる。 現場は真実を語る。そのとおりである。
※公文書偽造罪とはー
 国や地方公共団体などの機関や公務員が作成する公文書を偽造・変造する犯罪です。【法定刑は1年以上10年以下】と意外と重い罰則が設けられている。
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▼3月2日の朝日の1面。スクープ記事だ。
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▼朝日は続いて3月3日も1面で多く報じている。
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 昨日の段階では、文書の中の以前は黒塗りだった部分の「特例」「本件の特殊性」「価格提示を行う」などの文言が複数箇所を今度はそのやり取りの公文書を偽造したのが、バレたのだ。
 さすがの麻生財務相も、大阪地検の捜査に影響を与えるおそれがあるとして、「答弁を差し控えねばならない」と述べ、終始逃げ答弁だった。 一方、野党が開いた会合で、財務省の担当者は「現段階では捜査に協力する。財務省として調査はしない」と逃げた。


ネットの反応を見ようーー
●Shoko Egawa@amneris84
首相官邸幹部は「少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語る、と。少し書き換えただけ⁉️ 大したことない⁉️→森友文書改ざん疑惑:政府防戦 財務省「6日説明」 - 毎日新
6:38 - 2018年3月3日
●白央篤司@hakuo416
「少し言葉を書きかえただけの話」って、本当に戦前の独裁内閣みたいな言い分だな…。こんなの認めたらもうなんでもアリになっちゃうじゃないの。しかしいい記事だ。野口武則、樋口淳也の両記者に拍手。【森友文書改ざん疑惑:政府防戦 財務省「6日説明」
7:56 - 2018年3月3日
●momo@7dollPink
<森友文書改ざん疑惑>政府防戦 財務省「6日説明」(毎日新聞)
無駄な時間で税金を払いたくないのでそろそろ本当のこと喋ってもらっていいですか?

6:54 - 2018年3月3日
●akabishi2@akabishi2
《首相官邸幹部は「少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語る》

てか、これこそ毎日のスクープだろ。しれっと言うなー、しかし…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
呆れたような反応である。


【あれだけ、安倍官邸の圧に屈しない「朝日新聞」を名指しで叩き。 菅官房長官長官は記者会見でも、朝日や東京新聞には、質問させなかった
 昨日のスクープは、完全に財務省の「公文書偽証罪」が疑われる内容だ。
それを、官邸幹部は「少し言葉を書き換えた程度の話だ。大したことはない」と語っている。 これは、「地検も裁判所も安倍官邸の言うがままになる」と思ってるからではないか? 「本当に戦前の独裁内閣みたいな言い分だ」と思わざる得ない。
国会は確かに、犯罪を決めるところではないが、政府のおかしいところは追求する場所である。

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6日にどのような、麻生氏と安倍総理は反論するつもりなのだろうか?
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【日曜討論】森ゆうこ議員「国会の論戦が、土台から崩れている!私は、安倍内閣は直ぐさま総退陣すべきであると、総辞職すべきだというふうに思います。

2018-03-05 08:20:57 | 言いたいことは何だ
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森友・加計問題ずっと追求して参りました。記録が無い、記憶が無い、確認出来ない。とうとうその国会に提出した文書まで改竄されていたという事が分かり、内閣は否定出来ないという事で。ま、ここまで来たのかというふうに思います」

「安倍総理のお友達に特別の計らいをした。これは許されてはなりません。これを明らかにしなければ、あの一々ね、役所が説明する資料、これは真性なものですかと確認しなければならないという。もう大変な、国家が引っ繰り返るような状況ですよ。だから先ずはこの問題、明確にし、安倍内閣は直ぐさま私は退陣すべきというふうに思います」
https://twitter.com/RyukyuShouenou/status/970094880750895104 
尚円王@RyukyuShouenou

どうなる森友文書書き換え疑惑!日曜討論「予算案 参院審議スタ―ト 
どうなる与野党攻防」20180304 12:50頃から
gomizeromiraiより
http://www.dailymotion.com/video/x6flwn6

画像上キャオ@大阪トホホ団亡者戯 @tohohodan

画像下安倍内閣総辞職、祈ります。
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安倍降ろしに舵を切った朝日の覚悟 by天木直人氏

2018-03-05 00:36:12 | 言いたいことは何だ
 森友疑惑の文書改ざんを大スクープして安倍首相を窮地に追い込んだ朝日だが、今度は裁量労働だ。

 きょう3月4日の朝日が一面トップで報じた。

 裁量労働制を全社的に違法に適用し、昨年末に厚労省東京労働局から特別指導を受けた野村不動産の50代の男性社員が、過労自殺し、労災を認定されていた事がわかったと。

 そして朝日は次のように断じている。

 「安倍政権が旗を振る労働時間制の緩和に対し、懸念の声が膨らむのは必至だ」と。
 この朝日のスクープ記事は、週明けの国会審議で、野党の追及に大きな武器を与える事になる。
 そう思って二面に目を通したら、さらに衝撃的な記事が掲載されていた。

 なんと伊藤詩織さん事件をきっかけに起きた「私たちも行動する」の大特集記事を掲載したのだ。

 あきらかな強姦容疑でありながら、その容疑者が安倍首相に近い御用ジャーナリストであったため、警察、検察総ぐるみでもみ消された、あの、女性の敵である忌まわしい事件を、朝日は忘れていないぞという意思表示だ。

 実際のところ、一連の安倍忖度行政の中で、この女性暴行事件のもみ消しほど悪質なものはない。
 私はこれら一連の記事を見て確信した。

 どうやら朝日は覚悟を決めたようだ。

 世論を喚起して安倍首相を引きずり下ろすつもりだ。

 私はきのうのメルマガで書いた。

 憎っくき朝日に倒されては安倍首相は死んでも死に切れないと。

 しかし、朝日もこう思っているに違いない。

 いやしくも天下のリベラル紙朝日だ。

 腹痛で敵前逃亡した政治家失格の安倍晋三ごときに潰されるようなことは、朝日人の名をかけて許さないと。

 果たしてこの勝負、どちらが勝つだろう。

 死んでも死にきれない安倍首相は頑張るだろう。

 しかし、その頑張りも限度がある。

 私は朝日に分があると思う。

 権力に屈服してマスゴミと揶揄される最近のメディアだが、その気になれば国家権力をも倒せるのだ。

 その事を証明してもらいたい。

 朝日に続くメディアが出てくれば、安倍政権は一気に崩壊に向かうだろう

(了)
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ぶっちゃけトーク!久米宏ラジオなんですけど 小林よしのりさん登場 「保守」は「保身」とは違う!

2018-03-05 00:34:59 | 言いたいことは何だ
TBSラジオで毎週土曜日、午後1時から放送している「久米宏 ラジオなんですけど」。
3月3日(土)放送のゲストコーナー「今週のスポットライト」では、保守派の論客として知られる漫画家の小林よしのりさんをお迎えしました。

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小林さんは1953年福岡県に生まれ、大学在学中の1976年に「週刊少年ジャンプ」の連載『東大一直線』でデビュー。1986年から「月刊コロコロコミック」に連載した『おぼっちゃまくん』はアニメ化もされ、子供たちの人気を博しました。


1992年、雑誌「SPA!」で『ゴーマニズム宣言』の連載を開始し、様々な社会問題に斬り込んでいきます。そのシリーズ本として「戦争論」「沖縄論」「天皇論」などを出版し、社会思想漫画という新しいジャンルを開拓。またテレビ朝日の「朝まで生テレビ」への出演や雑誌の連載などで、現在は保守派の論客として知られています。


その小林さんが2017年10月の衆議院選挙で自民党ではなく、立憲民主党を応援し、話題になりました。今回の対談では小林さんが考える「保守」とは何か、そして憲法改正についてたっぷりお聞きしました。


「保守派の論客と言われることはどうなんですか?」(久米さん)


「構わないですよ。西部邁とはかなり長い間議論をしましたし、影響も受けたから」(小林さん)
「ゴリゴリの反米というのは?」(久米さん)


「アメリカは戦争をする国だということが頭から離れないんです。小学生のときにベトナム戦争があって、当時から批判していました。それはマルクス主義者の親父の影響もありましたけど。それからイラク戦争のときもものすごく批判しました。これは侵略戦争だと言い続けて、それで保守論壇から総スカンくった(笑)」(小林さん)
 
「小林さんは、アメリカ追従の政府が許せないということですね?」(久米さん)
 
「そう。いまの日本はアメリカの属国になっているから沖縄の苦しみも解消できない。いちばん強烈なのが地位協定で、あれは治外法権が認められているような状況なんです。もし国会議事堂に米軍ヘリが墜落したら、米軍に封鎖されて日本の権限が及ばない、警察も入れないという状態になるんです。そこまで強烈な属国状態はほかにないです。米軍基地があるほかの国でも」(小林さん)


「なんでなんですか?」(久米さん)


「結局、憲法を作る時に戦力を封じられてしまったために、アメリカに依存するしかなくなってしまったからです。アメリカに常に守ってもらわなくちゃいけない状態になっているから。自分で自分を守るという覚悟を持ちさえすれば、そこは解消するんです。ほかの国はそうです。米軍基地はそこまで治外法権になっていません」(小林さん)

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「トランプさんが大統領に決まって、真っ先にトランプタワーに会いに行ったでしょ、安倍総理は。これだけ人を見る目がない人が総理大臣なのかと思って、ひどく不安になったんです」(久米さん)


「ああいうことをやらなきゃいけないという状況になってしまっているんです、日本の総理は。いちばんにあいさつに行けば保守派たちは『さすが安倍総理』ということになりますから」(小林さん)


「いま言っている保守派って、どういう人ですか」(久米さん)


「自民党支持者で、なかでも安倍政権支持者。安倍さんがやることは全部肯定するという人」(小林さん)


「ただ属国から抜け出すと言っても、日本の外交はいつも国連中心主義っていうじゃないですか。国連というと戦後できた素晴らしい組織みたいに思っちゃうんですけど、実際は戦勝国グループがやっているもので、決してフェアなものじゃない」(久米さん)


「いまはもっとひどいことになってしまって、いまは日米同盟っていうでしょ。日米同盟というのは、国連はもう役に立たないから日本とアメリカだけでやろうという話なんです。だからもう質が変わっているんです。だからもっと従属する形になっちゃってるんですよ。この状態で集団的自衛権を改憲してしまうと、日本は個別的自衛権で十全な態勢がとれないままアメリカにくっついて行くというのが必定なんですよ」(小林さん)


「そうすると何か紛争が起きますか」(久米さん)


「そりゃいくらでも起きますよ。北朝鮮だけじゃない。北朝鮮というのは個別的自衛権で対処できる話ですけど、中東はわかりませんよ。イスラエルの首都をエルサレムに移すとかやってるでしょ。シリアの問題もあります。いつでも戦争が起こり得るんです。アメリカは、例えば大統領の求心力を上げるために、あるいは武器庫を一掃するために、やるんですよ戦争を。それについていかなきゃいけない」(小林さん)


「アメリカは武器商人のための国ですから」(久米)


「台湾海峡もあります。中国が革新的利益っていってるでしょ、台湾を。そこでも何か起こるかもしれない。そうすると日本の国家存亡の危機ということで、アメリカは日本を助けるために中国と戦わなくてはならなくなるかもしれない」(小林さん)


「それで大統領がトランプさんだったら、危険極まりないじゃないですか」(久米さん)
「だからアメリカに従属したままだと戦争に巻き込まれていく。それで、いまの憲法体制ではだめだと言ってるんですよ」(小林さん)


「憲法を変えれば何とかなるものですか?」(久米さん)


「立憲主義というものをいまの国民が全く分かっていないのが問題なんです。立憲主義というのは、権力を縛ることなんです。けれど縛れていないわけです。憲法違反どんどんやってるでしょ。森・加計問題だってそうじゃないですか。公務員というのは特定の利益の団体に奉仕してはならないってなってるんです。憲法違反を平然とやってるわけですよ、いまの権力は。それに対してみんな指をくわえて見てるだけでしょ。意味がないんです。だから、絶対守らなければいけないという憲法を作ればいいんです」(小林さん)

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「そこなんですよ。憲法には、国民は文化的な生活を守る権利を妨げられないということが書いてありますけど、いまの日本は恐ろしいくらい貧富の差が広がっていて、これも憲法に反する事態になっています。自衛隊につても憲法学者の多くは憲法違反だと言っています。つまり、せっかく良いことが書いてあったって憲法は守られていない。僕の考えでは、ハナから守られていないんだから、こんなものを変えようが変えまいが意味がないんじゃないかと。どっちみち守りやしないから、それならとりあえずいまの憲法を理想の灯として、不変のものとして掲げていこうよ。変えたって守らないんだから」(久米さん)


「それは保守というよりも、保身主義ですよね。だから守らなければならない憲法を作ればいいんです、立憲主義で。憲法裁判所を作ればいいわけですよ。憲法裁場所を作れば、法案が出たときにこれは憲法違反だっていう判定が下されるんですよ。そういうものを入れ込んだ憲法を新たに作らなきゃいけないんですよ。わしが立憲民主党を応援したのは、立憲主義を守ると言ったからなんですよ。立憲主義というのは権力を縛るということですから」(小林さん)


「いま自民党の憲法改正推進本部が頑張っていて、今年中に憲法改正の発議をしたいと言ってますけど、できますか?」(久米さん)


「できるかできないかと言ったら、やらなきゃ仕方がなくなっちゃってるんじゃないですか。だから発議はするでしょう」(小林さん)


「だけど国民投票することになったら、反対が過半数を超える可能性はかなり高いと僕は読んでいるんですよ」(久米さん)


「いや、わしはそうは読まないですね。いま現在も国民投票に賛成というのは過半数を超えてるんです。朝日新聞の調査でですよ。それでいざ自衛隊明記で憲法改正の国民投票をやるとなったら、発議してからなるべく短い期間にしますよね。その間にいろんな広告会社を使ってものすごい勢いで宣伝しますよ」(小林さん)


「テレビでコマーシャルを見て、新聞で広告を見たりしたら、みんないまの改憲案に賛成のほうに回りますかね」(久米さん)


「回るでしょう」(小林さん)


「逆効果ってことはないですか」(久米さん)


「それだけ知恵があればいいけど、そうはならんでしょう(笑)。震災のときなんかで自衛隊に対して同情心を持ってますからね。いまの改憲案に反対のほうに投票するってことは自衛隊を違憲にするってことですよ。それはないでしょう」(小林さん)


「そうだろうか? 僕、小林さんの話を聞いていて時々分からなくなるんですけど、小林さんは日本人をあんまり信用していない?」(久米さん)


「信用できていたら、戦前あんなことにはなってないですよね」(小林さん)


「じゃあ、これから将来の日本人もあまり信用しない?」(久米さん)


「うん。日本人を信用しないし、自分自身すら信用しないということですよね。だから法で定めようということです。法を信じることしかないぞということになりますよね」(小林さん)


「さっき、小林さんと仲のいい中島岳志さんがこちらにいらっしゃったんですけど(笑)、人間は不完全なんだというのが彼のモットーなんですよ」(久米さん)


「そうですよね。全くその通り」(小林さん)


「人間が作った組織とかシステムとか法律というのも不完全だと。だから、少しずつ変えていくしかないんだと。いっぺんにガラッとひっくり返すのは危険だと。僕は、小林さんの言う憲法改正はガラッとひっくり返すことに入ると思うんです。これは微調整には入らないとは思うんですよ」(久米さん)


「いや、わしはそういうことにはならないと思いますよ。憲法を全面的に変えるという話でもないし。それを言っていたら、ずっとこの憲法のままですよ。それでこの憲法のまま形骸化していくんですよ。『でもこの憲法があるから』と言っていたってしょうがないですよ」(小林さん)


「小林さんの話を聞いていると、憲法を変えるより前に、対米追従の外交を変える方が先だっていうふうに思うんですよね。これは憲法を変えなくたってできると思うんです。きついことをアメリカに言える政治家が何人も出てくればいいんですよ」(久米さん)


「それは精神論になってくるからかなり難しいんですよ。法で規制しないとだめなんですよ。集団的自衛権が行使できないってことになったらアメリカについて行けないんですよ。憲法で縛られてしまうから。そのほうが良いシステムじゃないですか? いまの憲法のままだとついて行くんですよ? どっちを選びますかということですよ」(小林さん)。

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「小林さんが立憲民主党を支持したのは『立憲』という言葉がついたからということでした。立憲民主党というのは、これから伸びていく党ですか?」(久米さん)
「枝野代表がどうするかですよ。今のまま保身主義だったらどうにも伸びないですよ、本当に立憲主義を採らないと。立憲主義を通す政党だったら可能性がある。ほかの野党にはもう可能性がない」(小林さん)


「立憲・保守・リベラルというのが枝野さんの考え方ですよね。立憲は必ず通してもらいたい?」(久米さん)


「そうです。そこを通さなかったら旧社会党でしょ。ただ反対するだけの政党というふうに見られますし、とても若者の支持なんか集められないですよ。いまは就職率がすごく良いということで若者は安倍政権を支持しちゃうわけでしょ。その保身主義。保守じゃないですよ、保身主義。それが本当に情けない状態になっているわけですよ」(小林さん)


「若者は安倍総理を支持してるんだ」(久米さん)


「支持してますよ。立憲民主党なんかはじいさんばっかりでしょ、支持者は」(小林さん)


「安倍さんのどこがいいんでしょうね、若者から見て」(久米さん)


「結局、自民党のほうがいろんなことを仕掛けていくから、非常にリベラルだというふうに思っているわけでしょ」(小林さん)


「頭が痛くなってきた(笑)。安倍さんのほうが、野党よりもリベラル」(久米さん)


「そうそう。それで野党のほうはリベラルなところがない。いつも反対だけして保守的だと思ってるわけ。保守という言葉が悪くとらえられてしまっているんですよね。実際、冒険もしない。安倍総理のやることは非常にきわどいけれども、いろんなことをやり始める。ということでリベラルだ…ということになっちゃってるから」(小林さん)


「今日の話でいちばんショックでしたね、それ(笑)」(久米さん)


「もっと革新的に見えるようなことを立憲民主党がやればいいわけですよ。でも支持者がじいさんばっかりだから、じいさん向けのことばっかりやるからですよ」(小林さん)


「小林さんも支持者でしょ?」(久米さん)


「そうなんですよ、じいさんなんです(笑)」(小林さん)

小林よしのりさんのご感想




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いやあ、ちょっとびっくりしました。ずいぶん突っ込んできましたね。あんなに聞いてくると思ってなかったから。最初に渡された台本とも全然違うし、その前のコーナーのときの感じとも全然違うし、久米宏の頭の回転が全然衰えていないというのがびっくりした。すごいなという感じでしたね。
ああいうインタビューアーがいるとすごく助かるんですよ。どんどん話せるから。あんなに聞ける人、今いないもん。「朝生(朝まで生テレビ)」でもこんなしゃべってないですよ。質問の切り口もあんなにうまくないし。こんなに突っ込んでくる人はいないですよ。全然、予想外だった。だから答えることが楽しかったという感じです

 https://www.tbsradio.jp/230704
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