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<世耕弘成官房副長官一族に疑惑?>

2014-09-06 08:09:48 | 言いたいことは何だ
 <世耕弘成官房副長官一族に疑惑?>
 
 「ジャーナリスト同盟」通信本澤二郎の「日本の風景」



<世耕弘成官房副長官一族に疑惑?> 
安倍の周囲をコマネズミのように徘徊している人物、それが官房副長官の世耕弘成という。かつては麻生太郎降ろしにも首を突っ込んだという。官房長官の菅義偉を超えて活躍?といった評価も生まれているという。全ては伝聞なのだが、彼の近畿大学との深いかかわりの背景には、戦後の隠退蔵物資事件、いうところのM資金疑惑がまとわりついているという。国際ジャーナリストの藤原肇が「さらば暴政」などで指摘している。


<無能の安倍晋三をリモコン>
 安倍の父親・晋太郎の番記者は、幼いころの安倍をよく知っている。そこにはまともに評価出来るような話しは、不思議なほどない。家庭における「仮面の夫婦」は有名だが、そのせいか世耕は可能な限り、夫人を安倍外遊に同行させている。外遊を連発させて、そこで中国批判を繰り返し演説、中国との対立を深めさせている。それを読売・産経にがんがん報道させている。世耕の情報操作なのだろう。
 

夫人同伴外遊は、夫婦仲の良さを内外にアピールさせている。その限りで、世耕も苦労しているようだが、彼自身は民主党議員と再婚して、あっさりと家庭問題を処理した。
 

ともあれ外遊計画は、世耕があれこれマスコミ人の智恵を活用しながら海外から、中国批判を連発、それを無知な茶の間のミーハー族に発信、支持率低下の抑制に懸命なのだ。


<マスコミ攻略で成果>
 彼は米ボストン大学に留学している。藤原に言わせると、情報操作を学んだという。ボストン大学は、どうやら珍しい学科を教えている大学のようだ。彼はそれをNTTで実践、政界入りすると、それを自民党、そして官邸に陣取って新聞テレビをコントロールしている。
 

「読売・産経・日経は黙っていてもついてきてくれる。朝日・毎日・東京が彼の腕の見せ所だ」といった分析も出ている。いまや官房長官の上を行っているらしい。「NHKに三井のお友達を送り込んだりして、三井主導のNHKに改編してしまった。手口はかなり荒っぽい。電通を使って相当の圧力をかけている。特に公正報道の東京・中日、それに権力監視で他紙を圧倒している日刊ゲンダイの広告も締め上げている」言論弾圧である。マスコミの弱点を利用して編集権を略奪してしまっている。


<藤原肇氏の鋭い指摘>
 「ボストン大学での勉強を日本政府で実践している。許せない。先祖の遺伝子がまとわりついた人物。安倍とそっくり」と厳しい評価をする藤原である。 的外れではないだろう。
 

新聞テレビ利用は、中曽根内閣が最初だ。次いで小泉内閣と今の安倍内閣である。特に安倍のマスコミ工作は、他を寄せ付けない。
 世耕の荒っぽい情報操作の愚策が作動しているのだろうが、それにしても共同通信から時事通信の社長らが、安倍との会食にのこのこと顔を出す。以前では考えられないことである。
 新聞テレビの腐敗は度を越している。



<祖父・世耕弘一の隠退蔵物資疑惑>
 安倍の祖父・岸信介が旧満州から多くの物資を日本に運んできたという報道を目にしたことがある。敗戦時の成金をご存知か。日本軍が内外で調達した物資を懐に入れた人物らが、その後の日本経済をリードしてきた。代表格は児玉機関の上海からの略奪物資だ。これの資金は自民党の前身である自由党の選挙資金に化けた。
 

中国からの略奪物資で戦後日本の政府が誕生したことになる。不条理がつきまとう日本政治なのだ。児玉資金を政界に引き込んだ人物が辻嘉六、彼の配下が世耕弘一、今の官房副長官の祖父である。
 苦学して日大に入学、その後にベルリン大学に留学、帰国後、学者の世界に身を置きながら政界に入った。敗戦時に彼は法外な隠退蔵物資に目を付けた。当時、彼は「辻嘉六との深い仲」を国会で追及されている。
 

なんと昭和23年4月27日の衆院不当財産取引調査特別委員会に世耕は、辻問題の証人として呼ばれ、中野四郎などから厳しく追及されていたのである。それで判明したことだが、世耕は昭和22年6月、事務政務次官に就任すると、隠退蔵物資の処理副委員長として大活躍していた。世耕証言によっても、この隠退蔵物資は「500億から600億円に上る」という法外な物資だった。具体的には軍服の払い下げ事件も発覚していた。


<近畿大学創設にM資金投入疑惑?>
 藤原の著書では世耕機関と呼んでいる。ここで相当の資金を懐に入れたはず、という指摘である。この隠退蔵物資をM資金と呼んでいた。
 軍の略奪物資の総計など誰もわからない。そこに世耕は首を突っ込んで、甘い汁を吸ったという疑惑である。近畿大学の初代総長が世耕弘一、現官房副長官も理事長に就任している。藤原は「近大創立にM資金が投入されている」との疑念を抱いている。



<中原義正が仕えた中野四郎も追及>
 藤原は筆者の知らない事実、其れは松下幸之助のことである。「電灯製造」とばかり思い込んでいたのだが、なんと軍需産業に手を出していた。戦犯としてパージされているという。そうしてみると、松下が立ち上げた「松下政経塾」の正体が見えてくる。ここにリベラル派はいない。改憲軍拡派ばかりである。天皇制国家主義者の集まりなのだ。安倍の仲間である。集団的自衛権賛成派である。
 
前述の委員会質問で汗をかいた人物が中野四郎、よく知る中原義正は彼の秘書として、この問題を本人から聞いていた。隠退蔵物資の中に麻薬も。中野は麻薬退治でも力を尽くしていた。安倍は訪問先の豪州で演説した。「痛切な反省をした」という見出しがネット新聞に登場した。まさかと思い、よく見ると主語は「日本人」であった。安倍本人ではなかった。この辺りも瀬耕の智恵の発露なのか。
 
すっかり忘れていたM資金と世耕の祖父、そして近畿大学?敗戦時のどさくさにまぎれての、ワル智恵のある人間の活躍を、まだ多くの日本人は知らない。孫はボストン大学で、一般人になじみのない学問を身につけて帰り、それを国粋主義政権のために使用しているのだろうか。
 善良な人間はたまったものではない。