抗がん剤治療や脱毛症の方のための医療用ウィッグ・自毛デビューのブログ

大田区蒲田で医療用かつらスリール製作・抗がん剤治療後の自毛デビュー対応の患者様専用美容院シェモアのブログ

医療用ウィッグの役割

2014年07月27日 23時23分33秒 | お客様

 

今日も暑い日でしたね 

 

暑さの中 ウィッグをお使いの方々がご来店下さいました

エピテーゼのメンテナンスや調整の方が

続いた一日でした

 

ウィッグの毛先が傷む前に

メンテナンスにお寄り頂くことが

ウィッグの良い状態を長持ちさせる秘訣です

 

ただ近頃は ご自分でアイロンをお上手に出来ている方も多く

驚いてしまいます

 

最寄り駅を10時半に出てこられたIさまは

1時前に蒲田にご到着されました

 

遠方からのご来店で

少し伸びたご自髪のカットとエピテーゼのメンテナンスでした

 

Iさまは余命3カ月と医師に告げられてから

2年が経ちました

今も治療は続いてはいますが

とてもお元気です

 

何せ2時間半以上もかけて

蒲田にいらっしゃるのですから

 

治療が続くIさまは これまでいろいろな有名メーカのウィッグを

お使いになられてきました

「他のウィッグを使ってきたので

エピテーゼの凄さがわかります

一日使っても気になりません

以前のウィッグはアイロンでカールを作れませんでしたし」

 

丁寧にお使い頂いているので

久しぶりのメンテナンスでしたが

Iさまのエピテーゼは良い状態でした

 

「病院の看護師さんに『髪 伸びたわね~』って

言われるんです」

ウィッグだと気付かない病院関係者の方が多く

どこで作られたのかを質問されるのだそうですが

 

東京は遠いな~ 

と必ず言われてしまうのだそうです

 

それでも いつも私のお作りしたエピテーゼの

ご紹介をして頂いているそうです

 

本当に有難いことです

 

 

「暑いので前に髪が来ないように

カチューシャをしています」

 

と太めのカチューシャをされていらっしゃいました

最初 遠くから手を振るIさまに

ん 自毛かな?と私ですら思ってしまいました

 

 

 

がんと判明するまでの一年間 ずっと微熱と偏頭痛が続き

婦人科に通っていても 病気を見つけてもらえませんでした

 

がんと診断され 手術が終わると

微熱も偏頭痛も無くなったのだそうです

 

腫瘍からの熱と

頭痛は遠隔痛と言って

Iさまの場合 脳が卵巣の痛みを曖昧に認識する為に起きた現象です

 

たくさんの治療を重ねられてきたIさまは

これからも治療が続きます

 

とても前向きなIさまと お話をしていると

一度は余命を言われてしまうほどの

重い病状だったとは 思えなくなってしまいます

 

「ひろみさんのエピテーゼが 私を守ってくれている」

と表現してくだるIさま

 

涼しくなる秋ごろに 

また お会いできますでしょうか

楽しみにしております  Iさま 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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