先日大阪の定例会後の懇親会で
兵庫のメンバー レボワールの貞山さんに
「ひろみさんのブログは一人一人の患者さんを紹介してますね」
と言われました
ん~ あまり深く考えず 日々感じたことをアップしていましたが
そうかもしれない と今更ながら思いました
たくさんの方が病気と戦い 一人ではないということ
ご紹介しようか どうしようか何日も考えましたが
今日はTさまのことを書きます
私のブログでは何度かご紹介させて頂いていたTさま
数年前 私の二人目にエピテーゼをお作りさせて頂いた患者さまです
Tさまのご病気は卵巣がんで再発でした
半年の化学療法をされ ご自髪も伸び
しばらくご自髪のカットにも通ってくださっていました
その間も脱毛を伴わない化学療法は続いていました
どんどん転移するがんに また脱毛を伴う化学療法をされるか
無治療で緩和ケアの病院に行かれるか
主治医に説明されたそうです
Tさまは治療の道を選びました
「治療を受けることにしたんです」
いつもの様に 静かに微笑んでいらっしゃいました
以前使われていたエピテーゼを再度調整して
またウィッグ生活が始まりました
それから
しばらくご連絡もないし 体調も心配でメールをお送りしました
私みたいな仕事をしていると
返信が来ないことも 今まで何度もありました
Tさまから返信がありました
3月の治療は状態を横這いに保っていること
もう少ししたら ウィッグのカラーのご相談にいらっしゃる予定とのことでした
Tさまは治療しながらも予約のできる 緩和ケアのある病院にご予約をされ
一人暮らしで いまも週2日お仕事をされています
いつも静かにお話をされるTさま
とても お強い方ですね
「蒲田に吉成さんがいて 本当によかったです」
と返信メールの最後に綴られていました
最初にお会いした時には
合わない他社ウィッグでお困りだったTさまでした
エピテーゼもご自髪でも
ずっとサポートできて 私も本当に良かったです
また お会いできます