わたしの里 美術館

とりあえず西洋絵画から始めて、現代日本作家まで

ピュトン

2008-07-24 | 神仏や 神話の人物

 

 拡大


ピュートーン

古希: Πύθων, Pȳthōn, ラテン語: Python
ギリシア神話に登場する巨大な蛇の怪物である。
長母音を省略してピュトンとも表記される。
『ホメーロス風讃歌』 の 「アポローン讃歌」 によると雌蛇だとされる。
絵画などではドラゴンのような姿で表される事も。

 

ピュートーンはガイアの子で、その神託所デルポイを守る番人でもあった。デウカリオーンの大洪水後に残った泥から生まれたと言われる。デルポイの神託所をすっぽり巻ける巨体を持ち、かつては人間たちに神託をもたらしていた。のちにアポローンによって倒され、以後デルポイはアポローンの神託所となった。テューポーンの乳母を務めていたともいわれる。

 

 


ギリシア神話

ピュートーンは、自分が レートー の子によって死ぬという予言を受けた。そこで彼は、アポローン アルテミス を身籠もっていたレートーを世界の果てまで追い回し、彼女を亡き者にしようとした。しかしレートーは ゼウス  や  ポセイドーン らの助けによって無事出産した。アポローンは生まれた当日、または 4日目で弓矢を執り、母の恨みを晴らしたのだという。パウサニアースによれば、ピュートーン退治はアポローンとアルテミスによって行なわれ、ともに穢れを祓うためにアイギアレイアへ向かったとしている。

 

アポローンはピュートーンの亡骸を手厚く扱い、デルポイのアポローン神殿の聖石オムパロスの下の地面の裂け目に葬った。オムパロスとは「へそ」の意で、同地が世界の中心たることを示すという。また、ピュートーンのために葬礼競技大会ピューティア大祭の開催を定め、新たに開いた自分の神託所の巫女にもピューティアー Πυθίαを名乗らせた。デルポイで巫女たちがトランス状態に陥るのは、地底からピュートーンが吐き出す霊気によるものだとされる。

なお、ニシキヘビを意味する  パイソン( python ) は、ピュートーンの名に由来する。

 

 

使徒行伝[編集]

『新約聖書』の「使徒行伝」16章16 - 18節にもピュートーンが登場している(『新共同訳』では「占いの霊」)。このときピュートーンは女奴隷に取り憑いて占いをさせていて、パウロ一行に出会うと何度も「この人たちは救いの道を宣べ伝えている」と繰り返した。パウロがうんざりして「イエス・キリストの名によって、この女から出ていけ」と言うと、ピュートーンは即座に出ていったのだった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3

 

 

 

 

 

大蛇ピュトンを殺すアポロンとディアナ

わたしの里 美術館 神仏や 神話の人物 索引
美術館の索引    わが郷 HOME 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。