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とりあえず西洋絵画から始めて、現代日本作家まで

Magdalene

2010-02-12 | 神仏や 神話の人物

 

 


http://en.wikipedia.org/wiki/File:Penitent_Magdalene_Baudry.jpg

 

 

 

                                           

アントニオ・カノーヴァ の作品で、エルミタージュ美術館(Hermitage Museum, St. Petersburg)収蔵。1809年の作品です。邦題を付ければ『悔悛のマグダラのマリア』とでもなるのでしょう。

『ウィキペディア(Wikipedia)』では、下記のような説明が与えられています。

伝説中のマグダラのマリア、たとえばヤコブス・デ・ウォラギネの『黄金伝説』 (Golden_Legend)などによれば、マグダラのマリアは金持ちの出自であって、その美貌と富ゆえに快楽に溺れ、後にイエスに出会い悔悛したという。娼婦をも意味する「罪の女」(the Sinner)との異名を与えられたり、ルネサンス以降「マグダラのマリアの悔悛」(The Penitent Mary Magdalene)を主題とする絵画、彫刻が多く制作される。このイメージはカトリック教会の作為が関与していると指摘されている。(罪の女を参照。)

カトリック信仰の国々でもこの名前が多く付けられていることから、『娼婦』であったとの説は主流では無かったと、Wikiで述べられているが、芸術作品に取り上げられるときは、「娼婦扱いが主流」だと思われます。カノーヴァの大理石の作品もやはり、性的な不行跡を悔悛している風情の作品に仕上がっています。ほつれた長い髪は性的魅力の汪溢さの表現で定番の形式です。骸骨が傍らに於かれているのは、美しい青春も時が過ぎゆけば、やがては死が不可避であることの寓意です。性の不行跡はいけませんとの、お説教とは裏腹に作家は押さえつけられた情念を、冷たい大理石の中から溢れ出させることに成功しています。欧州の絵画などでは裸体画や性の魅力を描く場合、神話や聖書に題材をとり作品制作の言い訳としています。

 

 

http://thepagansphinx.blogspot.com/2009/05/friday-evening-nudes_15.html
William Merritt Chase
Modern Magdalen
1888

 


Magdalene (ソース)  Magdalene (Talent)

Magdalene 
fem. proper name, from L. (Maria) Magdalena, from Gk. Magdalene, lit. "woman of Magdala," from Aramaic Maghdela, place on the Sea of Galilee, lit. "tower." The vernacular form of the name, via French, has come to English as maudlin.
http://www.etymonline.com/index.php?term=Magdalene

 

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