女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

ハニーフ選手、トム・ローガン選手のスパイク

2007-11-20 01:09:04 | バレーボール全般
くどいようで申し訳ないですが、

またまた汚い画像から外国人選手のスパイク・フォームを検証してみたい。

今回はアメリカ女子のハニーフ選手とトム・ローガン選手。



ハニーフ選手のオーバー・ハンドによるレセプションからのスパイク。

日本の前衛は、栗原・荒木・竹下選手
アメリカの前衛はハニーフ・スコット・グロス選手。
ハニーフ選手にサーブを取らせて竹下選手の所から打たせないという戦略か?
が、易々と処理されてしまった

スコット選手とグロス選手(一番手前)の助走は迫力がある

オーモー・サントス選手のセット、どこにトスが上がるかこの時点でも読みずらい

荒木選手はスコット選手に対してコミットしているが、ボールはスコット選手の頭上を越えて行った(緑色の←の所)

ハニーフ選手に対して竹下選手の1枚ブロックとなってしまっては・・・・・
例のごとく、上下の体軸は真直ぐのままで、右肘も高く上がっていない、掌も下向き




トム・ローガン選手はとてもスマートな印象を受け、贔屓にしているプレーヤー
踏み切り位置は日本人選手と比べるとだいぶネットから離れている
とにかく日本の選手のジャンプはネットに近すぎる

体は真直ぐ立てたまま・肘は耳の位置までは上げない・肘は90度ぐらいに曲げ・掌は下向き
何度も繰り返し申し訳ないが、この点は強調しておきたい
確かに体は弓なりになっているが、後屈しているのではなく、
側屈と旋回によってそうなっている様に見えているだけ
「懐が広い」というのは、総じて色々なスポーツではほめ言葉になっていると思うが、
このフォームからのも「懐の広さ」が感じられる

クロスを向いたままのストレート打ち(セットからヒットまでは、1.02秒)
男子では当たり前の技術だが、日本の女子選手でこの打ち方ができる選手はあまり多くない
回旋運動を使わず、始めからストレートを向いているのだから仕方がないのだが





男子、チュニジア戦は残念でした。

植田監督は「私の采配ミスで負けた」と言ったとか。

こういうことが言える監督は素晴らしいと思う。