女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

V・チャレンジ 三郷大会

2008-01-29 00:15:54 | V・チャレンジ&地域リーグ
26日(土)・27日(日)とチャレンジリーグ・三郷大会を観戦しました。



この大会で私が「いいなー」と感じたのは健祥会レッドハーツのセッター萩生田選手と、

KUROBEアクアフェアリーズ(以下、アクア)の色摩選手でした。


相変わらず、下手な写真で本当に申し訳ないです。



開幕4連勝と好調な健祥会。

アタッカー全員に当たりがあるのも、セッター萩生田選手がアタッカーの欲しいトスを供給しているからではないかと感じました。



点が入るたび誰よりも喜び・ワンプレーごとにアタッカーとコミュニケーションをとる。チームのムードメーカーとしても貢献されていました。

ちょっとタメたり・早めに突いたり・フェイクを入れたりと、プレーにも工夫が感じられます。

長野選手(元・アローズ)のレフト平行は1.0秒、高橋選手(元・JT)のAクイックは0.3秒、城戸選手のライト平行は0.8秒とテンポの速い攻めも演出。


昨シーズンのサーブレシーブ賞・リベロ松田選手。



今シーズンも堅実なレセプションが光ります。


ベテラン健在・谷口選手。



ご存知の通り、JTの谷口選手のお姉さん。

本当に息の長い選手。そのことだけでも尊敬に値すると思います。


健祥会のスピードスター(勝手に命名)・城戸選手。



得意のワンレッグだけでなく、ライト平行・バックアタック・時間差、
ジャンプサーブにレセプション・つなぎのプレーと、攻守・両面にわたりフル回転の活躍でした。




今シーズンよりチャレンジリーグに昇格した四国Eigety8Queen。

連敗中ですが、内容は決して悪くないように感じました。


米田監督を中心にチームはよくまとまっている、という印象を受けました。




サウスポーの笠松選手。



171㎝と上背には恵まれていないものの、

肩の強さと左利きの利点を生かしチームのポイントゲッターとして活躍。




高いジャンプからの思い切りのよいスパイクが持ち味、キャプテンの浦辺選手(左)と、
180㎝とチーム最長身・井田選手(右)。




アクアも勝ち星に恵まれていません。

ですがまだ若いチーム、うつむくことなく前を向いて戦って欲しいと思います。


スパーサブとして活躍が光った色摩(しかま)選手。まだ文京学院高校の3年生。



ジャンプにもスパイクにもキレがあり、プレーにも度胸の良さが感じられます。
アタックだけでなく、サーブ・レシーブ・トス・ブロック、どのプレーもそつなくこなせるのは立派だと思います。




左:182㎝のサウスポー・村上選手。チームの得点源。素子スペシャルにもトライされていました。
中:攻守だけでなく精神面でもチームの柱・キャプテン高崎選手。レッドロケッツの高崎選手は妹さん。
右:色摩選手。


アクアのセッター、播磨選手。



全日本ユースの経験もある選手ですし、
リーグで経験を積み、コンビも合ってくれば、、、と思います。




この2日間、観客は100人台。あまりにも寂しいと思います。

もっとお客さんを呼ぶ努力をすべきではないでしょうか。

会場の三郷市総合体育館へは、つくばエクスプレスの三郷中央駅から徒歩で向かったのですが、

ポスター1枚すら見かけませんでした。

確かにスター選手は出場しませんし、最先端のバレーをしているとは言いがたいです(正直、ブロックは・・・・・)。

でも、これは選手の責任ではないと思います。

選手の皆さんは常に精一杯のプレーを見せてくれています。そのことはいつも感じます。

2月2日・3日は東京フェスティバルと銘打って、

チャレンジリーグ・男女全チームが東京都体育館に集結します。

全チームが観られます。

多くの方に足を運んでいただけたら、と願っております。

ハンドボール&中村清さんの言葉

2008-01-28 16:48:30 | バレーボール全般
以前、ハンドボールの話題を取り上げたことがあったが、

ありがたくない形とはいえ、この競技が注目を集めたのはうれしいと思う。

とにかく観て面白いスポーツだから。

しかし、国立代々木のチケットが40分で完売(男子)とはすごい。

タレントさんの力は皆無なのだから。


正直、力的には女子も男子も韓国のほうが上だと思うが、

全日本が勝って、五輪でも頑張ると、、、、、

30年後には、ハンドボールの方がバレーよりもメジャーな競技になっていたりするかもしれない。


一バレーファンとしてそのようなことを望んではいないけど、

32年前・1976年のモントリオール五輪では女子は金メダル

男子は4位だった(オリンピックで初めてメダル無し)わけだが、

当時・現在の状況を誰が想像できただろう。


明日のことを考えることも大切だけど、

協会には20年・30年先のこともしっかり考えていただきたいものだ。





V・プレミアリーグもレギュラー・ラウンドの折り返しを迎えたが、

TV中継を観てちょっと寂しい気持ちになった。

早稲田大学やヱスビー食品で陸上部の監督を務められた中村清さんの言葉に、

『強制からは、情熱は生まれない。

情熱の原点を与えるためには、

何より監督と部員の心が彼我一体となることが肝要なのだ』

(有訓無訓・日経ビジネスより)

というものがある。


ベンチの光景を見ると、とても彼我一体とは感じられないチームが多いような気がする。

V・チャレンジ 柏大会

2008-01-21 22:32:32 | V・チャレンジ&地域リーグ
あーあ、チャージャーズとパッカーズ、負けちゃったよ・・・

って、久しぶりの更新なのにバレーの話題じゃなかった。

しかし今朝(日本時間)のグリーンベイ(パッカーズのホーム)の気温は氷点下16℃だそう。

試合中に「現在のグリーンベイの気温は同時刻のアラスカやグリーンランドより寒い」

というテロップが出ていた。

東京もこのところ寒いがその比じゃないですね。



閑話休題


一昨日・昨日と柏市民体育館にチャレンジリーグを観戦に行きました。


上尾メディックスのヌネス・シダルカ選手(ドミニカ共和国)。



昨年のWC・日本戦には出場しなかったが、第2レグ以降は出場機会が増えたサウスポーのアタッカー。

FIVBのプロフィールを見ると188㎝になっているが、Vリーグのプログラムでは182㎝となっている。

ちなみに生年月日も両者は違っています。どっちが正しいのやら。

身長は188は無いような気がしました、182で合っているのでは。



高いジャンプとダイナミックなフォーム。

サウスポーだが、レフトからのコース打ちも巧い。

フルセットになった大野石油戦では、

5セット目の10点以降、14点目の福田選手以外は全て彼女のスパイクでポイントを稼ぎ突き放す。

決定力のあるエースを得て上尾は開幕2連勝となった。



進境著しいMB福田選手。





内定選手としての出場ながら健闘が光るリベロ・関選手(駿台学園高校)。



上尾はジャンプサーブ以外は関選手とレフトの佐藤選手の2人でレセプションをこなすフォーメーションを採っていた。




2連敗となったが、大野石油オイラーズは相変わらずボールコントロールの良さが光る。


司令塔の桑実(くわざね)選手。



丁寧で堅実なプレーには好感を抱いてしまう。



サウスポーのライト・エース玉川選手。



彼女はレセプションには参加しない。

バックアタックをこなすためだと思うが、ところが桑実選手がレシーブ(ファーストコンタクト)した場合

玉川選手がトスを上げることになっているようだ。

せっかく彼女がフロントにいるのにもったいないと思うのだが、、、。



健祥会レッドハーツと柏エンゼルクロスは画像がなくて申し訳ないです。


健祥会はコンディションの良さを感じました。

選手皆さんの体も昨シーズンより締まって見えましたし、ベテラン谷口選手の元気のよさも目立ちました。


エンクロは岳・佐藤・田部井選手と内定選手が3名出場したが、

合流間もないせいかちょっとバタバタしてしまう場面があったのが残念だったです。