高松から帰って後、いまだに多忙なため更新をサボっていました。
近々のニュースからの所感です。
全日本女子候補
このメンバーが現在のベストの18名とは思えない。
バレーボールマガジンの柳本監督のインタビューもちょっと、、、。
私はオリンピック後、強化委員長・副委員長が代わってから、おかしくなったなーという印象を持っています。
吉原・辻・佐々木選手を招集できたのもお二人あればこそと思っているからです。
河西さんは定年ということですが、前田健さんのあの問題というのは、タイミングがどうも変です。
面妖・陰湿な協会内部を見た思いがして大いに失望しました。
去年のWGは私には面白くなかったし、今年もさして期待しておりません。
その思いが裏切られて欲しい…という望みは抱いていますが。
セリンジャー監督の勇退
『パワーバレー』を誤解している人が多いように思います。
過去、氏が指揮を執った米女子・蘭男子やパイオニアのバレーを観れば、高いトスを高さとパワーに秀でたエースが打ちまくる、というバレーではないことは判るはずです。
「拾って・つないで・高さとパワーのコンビ」といったところでしょうか。
臨機応変な戦術の変更(ローテーションずらしやサーブカットフォーメーションなど)もお手のもの。
もう観られないのかと思うと、がっかりです。
現状では日韓戦や黒鷲も行けそうにもなく、本当にガッカリ・・・・・
最近の例では、週刊現代のインタビューやVリーグ優勝後のインタビュー、言っていることは正しいですよ。
(ただし腰痛の選手が多いのはトレーニング方法だけの問題ではなく、スパイクフォームが間違っているからだと個人的には思っています)
ロス五輪後、山田当時監督は「郎平やハイマンのような音の出るアタッカーが日本にはいなかった」と述懐し、ソウル後は「これからは五輪に出るのも難しくなるだろう」と言っていました。
後の予言は当たってしまったわけですが、先の予言こそ「パワー」の必要性を謳っているじゃありませんか。
セリンジャー氏の言う通り「山田さんは理解していた」わけです。
なぜ歴史から学ぼうとしないのでしょうか。
「変化とスピード」が日本女子バレーの伝統ではありません。
「常に世界のトップ争いをしている」ことが伝統(=目的)であり、「レシーブ」とか「コンビ」はそのための手段だったはずです。
そこに今後は高さやパワーも加えるべきでしょう。
手段と目的を履き違えてはいけません。