女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

V・プレミア 山形大会

2007-03-25 22:39:42 | V・プレミア
昨日・今日と山形大会を観戦。

パイオニアは連勝で自力で4強入りを決めた。


昨日のデンソー戦。

持ち前の堅いブロックとディフェンスでデンソーも粘り、パイオニアはなかなかペースをつかめないが、デンソーも終盤の決め手をやや欠きまず1セット目を取る。

2セット目も同様の展開。23―24とデンソーのセットポイントの時、パイオニアのつなぎにミスが出て、ケニア選手がダイレクト!!!

と次の瞬間、後半出場のバックマン選手がまさに「横っ飛び」とも言えるブロックでシャット(体は完全にくの字だった)。

このスーパープレイでセットを奪い、結局ストレート勝ちだったわけだが、あのプレイは193センチの上背がなければ不可能だっただろう。また、サボらずに飛ぶという基本を守ったともいえる。

とはいえ、すごいプレイだった。大ファインプレーである。



今日のシーガルズ戦。

パイオニアのサーブ好調。ネットぎりぎりの強いサーブと、要所のブロックがよかった。

特に、第4セット序盤で神田選手(3セット目より出場し活躍)のストレートを止めた江口選手のブロックが大きかったように思う。




その他


デンソー戦で、岡野選手と接触したのか江口選手が転倒、しばらく起き上がらないので会場は静まり返ったが、どうやら大事には至らなかったよう。

試合後の握手の後、岡野選手が江口選手のところにやってきて再び握手をしながらなにやら話しかけていた。おそらく、その時のことをわびていた様。

岡野選手は試合中は気合を感じる選手だが、試合前後はアスリートらしいすがすがしさを感じる表情をしている。実に好感が持てる選手である。



春高の決勝があるためか、今日のシーガルズ応援団は少人数でちょっと気の毒に感じてしまった。

試合後、河本監督はしきりに携帯を見ていたがおそらく決勝の試合をチェックしていたのだろう。

大阪国際滝井高校の優勝。おめでとうございます。

東龍が有利と思っていたが、、、シーガルズもそうだが、ブロックがいいんだよね。

押さえる場所と形がとてもいい。相手のトスとスパイカーもしっかり見ている。

これから決勝のビデオをチェックしよう。



(未確認だが、おそらく間違いないと思う)バックマン選手のご両親が会場にいらっしゃった。

その前でのナイスプレー。よかったですね。

今日はテレビユー山形で中継があったようだが、解説はヨーコさん、ゲストに吉原さん。東京では中継を見られず、残念。

春高バレー観戦 なんだよ!高体連

2007-03-21 21:59:26 | 高校バレー
一昨日の月曜日より「春の高校バレー」が始まった。

今年は、国立代々木体育館が改修工事中なので、さいたまスーパーアリーナで行われている。


今日は、八王子実践VS九州文化学園という好カードがあり、

地元埼玉県勢も4校出場するし、

しかも祝日、ということでえらい混みようであった。


スーパーアリーナは前席との間隔が狭い、よって同列側の席の人が移動するたびに窮屈な思いをする。

しかも、インプレー中でもかまわず移動するものだから閉口する。


ところが、不思議なことに3階席はガラガラである。

「なんだよ、試合途中に人の前を通らずとも、上に行けよ」と思っていたら、

何のことはない。行かないのではなく行けないのである。

3階席には行けない様になっていたのである。

さすがに、途中から一部のみ開放していたが、結局最後まで利用させなかった。


不思議に思って、館内にいた警備の方に話を聞いたら

「明日も3階席は利用できません。高体連の決めたことなので、、、」だって。

まったく理解不可能な話である。


あすは、3回戦だが組み合わせのいたずらか

古川学園、下北沢成徳、京都橘、大成女子、八王子実践の姿はもうない。

今年も西高東低といった様相。


試合と同じく、応援合戦も華やかでよろし。

高崎商科大附と細田学園の応援は見事。

地域リーグは四国が優勝

2007-03-18 22:42:35 | V・チャレンジ&地域リーグ
地域リーグ・プレーオフの2日目を観戦。


今日の結果

三菱東京UFJ銀行(以下、三菱) 3―2 トヨタ自動車(以下、トヨタ)

四国Eighty8Qeen(以下、四国)  3―0 こまちレオニーノ(以下、こまち)


プレーオフの結果(詳しい結果は→http://www.volleyballers.org/net/v2fwomen27/)

優勝 四国

2位 三菱

3位 こまち

4位 トヨタ


最優秀選手 浦辺真希選手(四国)

敢闘賞    小野美香選手(三菱)


栗山米菓VS四国、柏エンゼルクロスVS三菱 の入替え戦は、

4月14・15日に豊田市(詳しい場所は未定)で行われる、とのこと。



1次リーグではレセプションの乱れからもたついたところもあった四国だが、

プレーオフでは選手全員が自分の役割を果たしていたといっていいでしょう。

強かったです。


三菱は「さわやかさ」を感じるチーム。

実業団でこういうチームカラーというのは、とても貴重だと思う。

いいチームですね。


両チームの入替え戦での健闘をお祈りします。

地域リーグ・プレーオフ 1日目

2007-03-17 20:54:29 | V・チャレンジ&地域リーグ
今日から、地域リーグのプレーオフが始まった。

例によってJVAのHPには結果がUPされていないので、

今日の試合結果を報告します。


四国Eighty8Queen(以下、四国)  3―0 トヨタ自動車(以下、トヨタ)

三菱東京UFJ銀行(以下、三菱)  3―2 こまちレオニーノ(以下、こまち)

四国Eighty8Queen          3―0 三菱東京UFJ銀行

こまちレオニーノ           3―0 トヨタ自動車


四 国  2勝

こまち 1勝1敗

三 菱 1勝1敗

トヨタ  2敗   



明日は、三菱VSトヨタ、四国VSこまち

の2試合が行われるが、仮に三菱・こまちが3―0で勝利して3チームが2勝1敗で並んでも、

各チームの得セット/失セットは

こまち 8/3

四国  6/3

三菱  6/5

となるため、四国の入替え戦出場が決まった。といっていいようだ。


四国は実に気合の入った戦いぶりで、1次リーグMVPの浦辺さん・スパイク賞の平山さんも好調をキープ。

サウスポーの笠松さんもタイムリーにアタックを決め、いい感じでチームが回っている。

応援団も気合十分。まるでホームゲームのようだった。


入替え戦で戦うことになる、柏エンゼルクロス・栗山米菓は偵察隊が来ていたが、

かなりタイトな試合になりそう。


柳本J選考ピンチ 読売新聞3/9

2007-03-15 20:26:37 | 全日本
古い話で申し訳ないが、多少話題にもなっているのでこのニュースを取り上げることにした。

Web上では記事を見ることができないようなので、私が勝手に要約・引用させていただく。

読売新聞様、申し訳ありません。



読売新聞3月9日朝刊24面より

   ===引用開始===

『柳本J選考ピンチ  一任要求 V各チーム拒否』

柳本・全日本監督とV・プレミアリーグの各チームとの間で確執が生じ、全日本の選手選考が宙に浮いている。
柳本監督が、各チームの代表者を集めて強化委員会を開催する正規の手続きをしないまま、協会を通じて「選手選出を一任してほしい」と依頼したことに、チーム側が反発したためで、リーグの部長・監督会議は、一任要求を拒否することで合意する異常事態となっている。


2007年度の全日本選手選出に関しては、JOCが各競技団体に対し、15日までに強化指定選手の登録名簿を提出するよう求めており、期限に遅れれば補助金が出なくなる。これを受けて協会は今月5日に柳本監督らが出席する強化委員会を開催して選手選考を行うことを決め、1月中に各チームに通知した。

だが予定日近くに「柳本監督から『4月にならないと選考できない』と要望してきた」(萩原強化事業本部長)という。このため、協会は強化委員会の延期を決定し「3月の登録では、昨年の候補選手を軸に約30名を選出することで、柳本監督と成田女子強化委員長らに一任してほしい」という趣旨の要請を行った。

しかし、各チームはこれに反発。5日に行われた部長・監督会議では「昨年のメンバー22名に約10人加えた選考を行うという話は、聞いていない」「各チームの監督を軽視・無視しているのではないか?」などの意見が相次いだ。

また、全日本から戻った複数の選手が、リーグ戦で不振になったり、けがをしたりしていることから、選手管理の問題も指摘。「納得いく説明がなければ、会社から選手を送り出す理解が得られない」などの意見が大勢を占め、一任要求の拒否を決めた。

各チームは、12日の強化委員会で、柳本監督の出席と今後の方向性などの説明を求めている。

柳本監督のコメント「最初私は、5日に強化委員会を開催することを知らなかった。開催延期を提案してきたのは強化委員長の方だ。これから順番にことを整理して進めていくつもりだ」

   ===引用終了===


えー、うっかりしたことに、12日の強化委員会がどうなったか新聞各紙(特に読売)を調べておりません。


この記事を読む限りでは誰が正しくて・誰が間違っているとは言いがたい内容ですね。

ただし選手管理については、板橋選手の件もありますからねー。この言い分は正論かと。

ちょっと前では○○選手のこともありますしね。


これについては監督も悪いが、チームスタッフ全員のボーンヘッドでしょう。

私的には、コーチの人選が理解不可能なんですが。


その他、突っ込みたいところが多々ありますが止めときます。

まあ、相変わらず足の引っ張り合いだけは絶えない女子バレー界、ということですか。


北京五輪がますます心配になってきました。

V・チャレンジ 野田大会(3/10・11)

2007-03-12 23:57:13 | V・チャレンジ&地域リーグ
前回の予告通り、V・チャレンジリーグの最終週・野田大会を観戦。

神戸か黒部(野田のウラ大会)にも行きたかったのだが、そう遠征ばかりしてもいられない。


柏エンゼルクロスは残念ながらまた入替え戦に臨まなくてはならなくなった。

対戦相手は未定だが、1本目・2本目を丁寧にプレーして欲しいというのが私の希望。

今期はエンクロらしいコンビ、特に時間差攻撃(吉田監督直伝?!)があまり見られなかったのが残念。


そのエンクロに勝って初勝利を上げた栗山米菓は、試合後涙を浮かべていたが、1月に柏で観たときよりもずーと良くなっていた。

リーグを戦いながらチームとしての形が出来上がってきたという印象。

「高さと若さ」という魅力があるチーム、これから先が楽しみ。

特にブロック賞を獲得したMBの佐藤奈美さん(19歳・181㎝)はブロックはもちろん、角度のあるBクイックもなかなか良い。

ライトの佐藤さんは育英短大時代はセンターエースだったと記憶しているが、1月の時よりも器用にレシーブ・つなぎをこなしていた。


両チームとも入替え戦での良いパフォーマンス期待してます。


上尾メディックスは三洋との初戦に勝っていたら優勝もあると思ったのだが・・・

MB福田選手の成長・頑張りは立派。


大野石油広島はセッター(桑実さん)・エース(小野田さん・小受さん)・リベロ(阪根さん)がしっかりしている好チーム。

桑実(くわざね)さんのジャンプトスは見事です。



優勝した三洋電機大阪は、嶋田選手(リヴァーレへ移籍)の穴を戸田選手が、丸山選手の怪我を黒川選手が良くバックアップしたと思う。

その他の選手の皆さんも自分の仕事をしっかりこなしていた。

2試合しか観ていないが、そう感じた。



V・チャレンジリーグの最終結果→http://www.vleague.or.jp/standings.html?league=2&sexcode=2







日程が・・・

2007-03-09 22:07:36 | バレーボール全般
今季のV・プレミアリーグが年明けから始まったことで、

バレー観戦のスケジュールがタイトになってしまった。

従来は、Vリーグ→入替え戦→春高バレー→大学(関東一部)バレー

という流れで観戦していたが、

春高は3月19日~25日なのでプレミアと重なっているし、

プレミアのファイナル(4/15)のウラで入替え戦が行われるようだし(4/14・15)、

関東一部も4月14日から開幕。


スケジュールをどうすべきか、思案中。



明日・明後日とV・チャレンジの最終週・野田大会を観戦予定。




V・プレミア 川越大会(3/3・4)

2007-03-04 23:52:23 | V・プレミア
昨日・今日とプレミアリーグの川越大会を観戦。


パイオニアはリズムもタイミングも悪い。

東レ戦の2セット目まではブロックが効果的に出ていい感じだったが、

向井選手のサーブに対して、タイミングがつかめていない感じでレセプションが乱れる。

それをきっかけに、3・4セットを失う結果になる。

確かに向井選手は過去サーブ賞も獲得したことがあるが、特別良かったとは思えなかった。

今日も同じくフローターのロングサーブを打つ田口選手のサーブに苦しんだが、同じ理由。


昨日の最終盤の栗原選手のアタックは『目を見張るもの』(目に余るじゃありません、笑)があったが、

「リズムに乗った素晴らしい攻撃」はあまり観られなかった。


「結果論だ」言われそうだが、バンブー戦のNECを観て、

今日の敗戦は覚悟できた。


1つも負けられない状況のNECだが、今日も素晴らしいパフォーマンスを披露。

むしろパイオニアの方に硬さがあった。

コンビミスなど信じられないプレーも・・・。

が、失敗は誰にでもあること。

バックマン選手のこともあるし、今は辛抱。

現時点で一番強いのでは、と思える内容をしたレッドロケッツが見事でした。


リーカ選手のスパイクフォームは、ブロックのタイミングがとりづらそう。

ストレートを向いてインナーに打つのがうまいです。


栗原選手はコンディションが悪そう。心配。


戦略サーブは理解できるが、サーブにもっと強さと揺さぶりが欲しいなー。パイオニア。



バンブーは、NEC戦では吉澤選手が天才的なプレーで得点を量産。
(彼女のスパイクフォームは実に美しい)

やはり彼女はライトよりレフトから打ったほうがよろしい。

エステス―吉澤のレフト線で1・2セットを取ったバンブーだが、

それだけのパターンでは今のNECには通用はせず、逆転負け。

で、今日は足立選手がスタメン復帰。吉澤選手はライト。

昨日・今日と2試合観て感じたのは「ハニーフ選手の穴は案外大きいな」

ということ。

エステス選手はライト打ちが案外うまくないし・バックアタックもそれほどではない。

ハニーフ選手のバックローに足立・吉澤選手のレフト平行。

今シーズンのJTのような攻撃パターンが影を潜め、単調になってしまっている。

ただし、井村選手はうまいなー。タメを作ることで相手ブロッカーの足を止めてしまう。



JT・今日のMVPは位田選手。

レセプションが不安なチームにあって、彼女の存在は大きい。

今日の4セット目、足立選手がエースを取って23―19と追い上げた次のサーブを、

見事なAランクのオーバーキャッチ。

足立選手のサーブで崩し、ワンタッチからエステス選手が決めて追い上げか、

というバンブーの望みを断ち切るファインプレー。

しかも、ケニー選手とともにムードメーカーにもなっている。

彼女の高校時代のプレーは何度か観させてもらったが、

正直ここまでやれるとは驚き。




3月25日の JTvsNEC

3月31日の パイオニアvsJT

この2試合が大きな山場になったりして、、、。


V・チャレンジ 上尾大会(2/25)

2007-03-01 23:29:27 | V・チャレンジ&地域リーグ
2月25日はV・チャレンジリーグの上尾大会を観戦。



三洋電機大阪vs大野石油広島


三洋のMB戸田選手のことは以前にも少し触れたが、

上背こそ174cmだが、スピードとパンチ力があるし、

MBとしては珍しく、コントロールのよいジャンプサーブを打つ。

ものすごく派手、というタイプではないが、

自分の仕事を淡々とこなしていくという、貴重な選手。

ちょっとファンになった。

彼女の母校、神戸親和女子大学は現在・関西学連2部だが、

上位チーム以外にもいい選手はいるもんです。


大野石油はスター選手はいないものの、

コツコツ努力してチャレンジリーグ中位の位置をキープしているのだから、

頭が下がる。

もう少し高さがあれば、と思うのだが、、、。

玉川さんのバックアタック、単発でなくコンビとして使えれば面白くなりそう。




上尾メディックスvs健祥会レッドハーツ


3・4セット、終盤の競り合いの中で健祥会にミスが出た。

結果・上尾の勝利を得たが、ホームだからなのか硬かった。

ちょっと面白いと思ったのは、サーブレシーブからのコンビとして、

裏エースの西田さんが、バックレフトからバックアタックを打っていたこと。

表エースの佐藤さんが、ライト側からのアタックが苦手なためだろうか。



柏大会の時もそうだったが、上尾の会場でも「手作りの応援」が繰り広げられた。

ホームゲームにありがちな妙なヤラセ感がなく、好感が持てます。