女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

国体・関東ブロック 9人制

2007-08-28 00:05:31 | その他
6人制バレーの、国体・関東ブロック大会が行われた翌日の26日、

同じく所沢市民体育館では9人制の大会が行われた。


懐かしい顔・顔(画像が汚くて重ね重ね申し訳ないです)。





茨城県の都澤さん(元リヴァーレ)






千葉県の濱野さん(♯2;元デンソー)





この大会を制し国体への出場権を得たのは、地元・埼玉(パイオニア所沢)。

9人制の強豪。





パイオニア所沢のキャプテン・セッターの武笠さん(川越商;当時→嘉悦大)

1999年・世界ユースのMVP!!





得意のジャンプサーブで第1セット中盤・5連続得点を稼ぐ。

左脇をしっかり閉め、ゼロポジションでボールを捕らえている。




9人制独自のルールのため、戸惑いを感じることはあるかもしれないが、

実に面白い。観戦して損はない。

情報を得にくいのが残念だが、興味のある方は会場に足を運ばれたらいかがだろうか。


国体・関東ブロックでのNEC

2007-08-27 00:36:50 | サマーリーグ・国体
8月25日 所沢市民体育館での国体関東ブロック大会。

NEC(東京)―日立佐和(茨城)戦より。

画像が汚くて、本当に申し訳ないです。


NECブロック陣(左から有田・田口・松崎選手)のレディポジション。

バンチに構えている。





高さのそろった3枚ブロック  松崎選手はやや遅れ気味だったが…

この試合、NECは積極的に3枚ブロックを仕掛けていった。





3枚飛んだ後、マイボールをどう攻撃につなげていくか。

高崎選手のバックアタックはあまり見られなかったのだが、、、。

しかし、NECは本当に豊富なタレント陣を揃えている。

この試合、セッターは内山さん。リベロは渡邊さんだった。




松崎選手のバックライトからのアタック。

リヴァーレ・ブロック陣は内山選手がフロントなので、デディケートに構えている。

うーん、視線というよりも顔全体でボールを追ってしまっている…

8番と11番の選手は深川選手のAクイックをマークしているようにも見える…






が、ボールはライトへ




ブロックは追いつかず、ノーマークで決まった。





松崎選手だけでなく、有田選手のバックアタックも威力十分。

高崎選手次第では、常に4枚攻撃が可能になる。



レッドロケッツは「今年こそ」という気持ちが強いだろう。

プレミアリーグの4強の最有力候補であることに間違いは無いと思う。

今日も被ブロックの山か?

2007-08-19 17:51:21 | 全日本
ブロードと平行(しかもさほど速くない)の2択しかない攻撃が

リードブロックに通用するわけないしな…


MBがライトに走るなら、センターかライト側(アンテナいっぱいの位置)から

バックアタック(もちろん速いテンポの)がなければ。


日本はAクラスの返球をしても

ブロックが1枚になることはまれ。


ブロックシステムが稚拙なチームには勝てても、

ちゃんと組織化されているチームにはダメだろうな。


どんなに高さがあろうと、ブロックは3人しか飛べないのだから

常に4人・5人で攻撃するバレーを確立しないと。

ユニバ 女子は5位

2007-08-17 00:15:15 | 大学バレー
タイの首都バンコクで行われているユニバーシアード。

女子バレーの5-6位決定戦に臨んだ日本は

スペインに3―1(25-15,25-27,25-16,25-22)で勝利。


メダルに一歩とどかなかったが、決勝戦に進んだポーランド(前回大会の銀メダルチーム)にも勝ったし、

9位(2003/韓国・大邸)・13位(2005/トルコ・イズミル)という

低落傾向にまずは歯止めがかかったといっていい。

選手・スタッフの皆さん、お疲れ様でした。



ユニバのチームとはいえ諸外国は高い。

決勝に進んだポーランドはスタメンの平均身長184㎝、セルビアのそれは187cm(OPは195cm)。

セッターも両チームとも180以上ある。

試合を観ていないので、選手個々のスキルやチーム戦術などは分からないが、

日本としてはもっと長期の合宿期間を設けて、

洗練された戦術を構築しなくては対抗するのは難しいだろう。

強化費については私にはいかんともしがたいのだが、

もっと得るべく努力はすべきだろう。


関東リーグは無料で観戦できるが、男子はちゃんとお金を取っている。

女子も有料にしてしかるべきところにお金を使ったらどうか。

私個人としては全く苦情言うつもりはないです。



今日の結果などはコチラから→http://info.bangkok2007.com/

ユニバ女子 5・6位決定戦へ

2007-08-15 23:35:43 | 大学バレー
ユニバーシアード・バンコク大会の女子バレー。

日本は14日(火)に地元タイと対戦し

19-25,25-20,25-23,21-25,15-17 フルセットで惜敗。

マッチポイントを2度握りながら…

タイのお国柄から考えると、「喧騒たる雰囲気」とは考えにくいが

それでもホームの有利さはあっただろう。

が、負けは負け。本当に悔しいが、、、、、。


そして、今日イタリアと対戦し

31-29,23-25,25-14,25-22  3―1で勝利した。


明日、5・6位決定戦でスペインと対戦。

有終の美を飾って欲しい。


メダル獲得はならなかったが、最後勝ってGOOD・LOSERで終れるよう。

そのことが、今後にもつながるのだから。

ユニバ女子逆転勝利&女子強化委員会への?

2007-08-13 11:14:06 | 大学バレー
ユニバーシアード・バンコク大会の女子バレー、

日本女子はグループ・トップを賭けて

12日にポーランドと対戦した。


試合開始は現地19時(日本時間21時)からの予定だったが、

前の試合が長引いたため(フルセットの試合が2試合あった)

試合終了は日本時間で24時をまわっていた。


17―25,12―25,25―20,25―20,15―12

3―2で逆転勝ちである。


2セット目、12点しか取れずに奪われた時は、

正直ダメかと思ったがよく逆転してくれた。

5セット目も、8―4→12-7から12―11となりヒヤヒヤしたが

逃げ切ってくれた。


内田選手(文京学院→青山学院大)が25点と活躍。

しかもグループ戦3試合で58点とチームトップである。

彼女の良さはやはりよくバレーを知っているという点、大学に入ってからパワーもついた。

この活躍には頭が下がる。


準々決勝の相手は予想が外れ地元タイとなった(14日)。

難敵と思うがベストを尽くして欲しい。






WG・ブラジル戦。

日本がちょっと悪ければ、あんなもんでしょう。

世界バレーで6位になれたのは優位なドローのおかげ。

アテネだって、反対ゾーンにいたら1勝も出来ずに予選敗退だった可能性大。

柳本さんには以前から疑問符をつけさせてもらっているから

特別もう言う事もなし。


監督に責任があるのはもちろんだが、

日本バレー全体の問題・構造的問題として受け止めなくては。

誰かの首を切って後は知らん振りが一番いけないと思う。


しかし、女子強化委員会って機能してるんですかね。

トップは以前お辞めになったあの方ですよ。

記憶違いでなければ一度固辞されたはずだが?

前田さん・河西さんが辞められてから、迷走続きという印象。

ここにも問題ありでしょう。

WG・オランダ戦&ユニバの結果

2007-08-11 22:44:24 | バレーボール全般
オランダは強いです。

今日勝ったから言うのではなく、

昨年の世界バレー(ただし日本戦は除く)・今年のエリツィン杯決勝を観た方なら

同意見だったのではないか。


何度も言っているが、体格・体力に関係ないプレーがお粗末な日本。

日本バレー界全体がしっかりその対策を立てないと本当にまずいと思う。

相手の高さ云々…以前の問題です。


しかも、切羽詰ると本性が出てしまうと言うべきか

また個人技頼みのバレーになっていたな。

チーム内の約束事もしっかり確立していないようだし、、、、、、、、


世界選手権で中途半端に勝ってしまったツケを、

今後払わなくてはならない状況になったらまずいなー。


ロシア・イタリア・ドイツ・オランダ・トルコ・セルビア。

WCに来るのはこのうち3チームだろうが、勝てるチームあるのかね。






ユニバ・バンコク大会の結果。

女子はデンマークにストレート勝ち。

男子はアメリカに1―3で負けました。

1勝2敗の男子は厳しい状況になりました。


女子は昨日書いたとおり明日のポーランド戦がヤマ。

勝てばグループCトップ。

2次リーグで対戦するのは、おそらくタイかスペイン。

ここは地元タイが強いと思われ、2位でタイと戦うことになる状況は避けたい。

数字だけ見ると、坂下選手好調だが

ちょっと福田選手に元気が無いような気がするのが心配。

本来なら、彼女が一番ポイントを獲得してしかるべきだと思うから。


ニユバの結果などはこちらから→http://info.bangkok2007.com/

ユニバ、女子は○・男子は●&お盆なので

2007-08-10 22:53:38 | 大学バレー
WG、多治見選手・大活躍でうれしかったけど、

TPEも戦意喪失だったからな、、、。


さて、タイ・バンコクで行われているユニバーシアードも

今日から女子バレーが始まった。

日本女子チームはトルコを相手に3―1(25-11,25-15,20-25,25-20)で勝利。

スタメンはサーブ順に、秋山(NEC)、平井(久光)、坂下(JT)、福田(デンソー)、水田(筑波大)、内田(青学大)。


日本チームの平均身長は171cmと参加16か国中一番低い。
(ただし、スペイン・南アフリカ・トルコチームのデータは公開されていないので不明)

タイやチャイニーズ・タイペイ、デンマークも170㎝台だが、

中国・カナダ・ヨーロッパ勢は180cm以上の高さがある。

ロシアは190以上の選手が4名もいる。


このところ女子はユニバでは良い成績が取れていないが、

他国の強化が進んでいる。と考えたほうがよいのだろう。

12日のポーランド戦が最初のヤマ。まずはグループ1位を目指して欲しい。

しかし、平井・水田両選手の得点が少ないのが気になる。



男子はポーランドに1―3で敗れてしまった。

明日のアメリカ戦、何とか頑張ってほしい。


ユニバ・10日の試合結果はこちらから→http://info.bangkok2007.com/





さて、今日から帰省ラッシュが始まったようだが

里帰りする皆さんはお墓参りをされることと思う。

なぜこんな話をしたかというと、以前紹介した『日本一への挑戦』の中にこんな一節がある。


ケガとお墓参りの不思議な関係(P176)

「…大切な時期に周期的にケガをする選手は、定期的にお墓参りに行っていないということです。………お墓参りをするようになってからケガをしなくなっている選手がずいぶんと多いのです。…」


非科学的、などと揶揄するつもりは無い。

むしろもっともという気がする。


高校時代より、練習・試合・合宿そして選抜チームと休む間もなかったであろう

大山・栗原選手。

お墓参りをする時間はあるのだろうか。

「北京へ」横断幕は変えたほうがいい

2007-08-06 21:01:49 | 全日本
WGが行われている有明コロシアムには、

赤い「北京へ」書かれた横断幕がかかっている。

柳本監督の直筆とのこと(http://www.jva.or.jp/topics/topics200706003.html)。



北京五輪への出場が目標なのか、このチームは。

その程度の目標では、出場権の獲得はかなり厳しくなるのでは。

せめて「メダル奪取」ぐらい言わないとダメだと思う。


メダルが欲しいのなら「金メダル獲得」と言わなくては。


金メダルが目標なら「完全優勝」(1セットも失わないで勝つ)

と言った方がいいだろう。


今の全日本は、心のスキが多すぎるから。

ストレートは伝家の宝刀に

2007-08-04 12:09:05 | 全日本
ワールド・グランプリが始まった。

まずは1勝。よかった。


さて、気になったのは木村選手。

レフトからのストレート打ちがサイドラインを割ったとき、

解説の川合さんが「ブロックを気にしすぎ」と言っていたが、

体を捻転しすぎるから、アウトになるのでは?


インナーに打つときにも、やはり体を捻ってボールにスピンをかけている。

これはいいと思うが、踏み切りのとき体がネットに正対しているので非常に窮屈に見えるし、

国内では通用しても幅のある海外のブロック網の内側を抜くことは出来ないだろう。

踏み切りのとき体とネットは90度ならいいと思うが。



しかし、試合展開に関係なく常にストレートで勝負と言うのはどうなんだろう。

まずはインナーに強打をしっかり打つスキルを身につけてほしい。

ストレートは『ここ』というときに使ったほうが効果大なのでは。




柳本監督はMBを色々試すつもりらしい。

多治見・庄司選手は先シーズンの働き、先野選手は体制が整ったから?とみれば

今そうするのは仕方が無いだろう。

しかしセッターやWSはどうするのだろう。

昨年・一昨年にもっと色々試すべきだったのではないか。


五輪後1~2年で新しい選手を試し、今年からは勝負の年なのでは。

もう新しい選手(特にセッター)を試す余裕は無いだろう。

大丈夫なのか・・・・・


タイムアウトで具体的な指示が無いのも不安にさせられるなー。