「おかえり、ヨコハマ」展 於:横浜美術館
2025年3月18日(火)、モクレンが咲く薄曇りの中、10時15分に横浜美術館前に20人が集結。リニューアルオープン記念展「おかえりヨコハマ展」を鑑賞した。建物は、より設計者丹下健三氏のコンセプトに沿い、自然光を取り入れた広々とした空間をつくり、小さな子どもや障がい者もくつろぎ、利用しやすく改修されたようだ。
展示の方は、ほとんどが収蔵品で、①横浜で作られた又は横浜を扱った作品、②横浜ゆかりの作家の作品、③横浜とは特に関係ない収蔵作品に分かれていたように思う。①では、鶴見区で出土の人面付土器、ペルリ提督横浜上陸の図、開港前後の錦絵、メリーさんの写真など、②では、市内に窯を構えた宮川香山の陶磁器の香炉、市小学校教員をしていた片岡球子の絵など、③としては、ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソなどの絵が目を引いた。その他、子どものために選んだ作品や現代的な映像作品などもあって、最後は奈良美智(よしとも)氏による少女の大きな絵「春少女」がとても印象的だった。
その後は、有志で小籠包を看板メニューとするランドマークプラザ5階の「鼎泰豐(ディンタイフォン)」でランチ会を行った。
次回は、6月6日(金)三菱一号館美術館(東京丸の内)の「ルノアール×セザンヌ(モダンを拓いた2人の巨匠)」展を予定しています。美術に関心ある方ぜひご参加ください(詳細は後日別途お知らせします)。
(飯田光雄記)