ウォーキングの「グループわらじ」活動紹介

主に宮城県内で、楽しく歩いて自然に親しむをテーマに、毎月一回徒歩定例会を実施中。2023年1月で583回を数えました。

船越半島入口(NOBO738.62キロ)~霞露ヶ岳~漉磯~三鉄岩手船越駅口(NOBO705.36キロ、33.26キロ)

2024-06-26 00:00:00 | みちのく潮風トレイル

船越半島入口(NOBO738.62キロ)~霞露ヶ岳~漉磯~三鉄岩手船越駅口(NOBO705.36キロ、33.26キロ)

前回書いた、みちのく潮風トレイル(MCT)の釜石と宮古の「四つの象と一つの鯨」の内で、二つ目に大きな「象」である船越半島について報告します。ここを5月末に鯨山に続けて歩きました。

基本的には相馬から北上(NOBO)で歩いていますが、完歩優先で場合によって先に飛んだり戻ったり、更には南下(SOBO)する事もあります。さて、この33キロを超える道には霞露ヶ岳と言う海抜500mを超える難所や大釜崎自然歩道と言う長丁場、さては牛転峠から荒神海岸までのUp/Downと海岸の波打ち際歩きがあり、2日はかかります。ちょうど中間付近の漉磯(すくいそ)に「きのこの家」と言う避難場所があります。ここで泊まればそのまま北上(反時計回り)で歩けます。が、我々は出来れば温泉に泊まりたいという事で一計を案じました。それは朝いきなり漉磯のきのこの家に車で行って駐車し、南下ルートの時計回りで夕方船越駅に出て三鉄で移動し陸中山田駅前のウミネコ温泉に泊まる。翌日朝また三鉄で船越駅に行って霞露ヶ岳を越えて漉磯まで歩き、車を拾って帰るというルートです。

報告は話を簡単にするために、南下で船越半島入口から入り、霞露ヶ岳、漉磯までの北半分。次に大釜崎自然歩道、牛転峠、荒神海水浴場を経て岩手船越駅までの南半分として、前日の鯨山からの下りに繋げます(時計回り)。

まずは7時前の三鉄で、山田→船越を移動、国道を北上し、道の駅の前を通って船越半島入口に着きます。7:20頃でした。半島入口には鯨のゲート。写真は4月に来た時で、スクールバスが写っています。

この辺は山田町内でマンホールに付いている町のマークはホタテで、カミーノの道を歩いている錯覚を覚える。

まずはひたすら海岸沿いに大浦漁港を目指します。この辺は既視感があります。御箱崎半島で根浜から白浜に歩いた所と似ています。トイレ横の公園で休憩、雨がぱらつきますが四阿(あずまや)の中で安心。津波碑の前を通って霞露ヶ岳神社へ。(ここまで半島入口から約1時間半)

そばの秀全堂を越して山道に入ります。(すぐ山道の方を登ります)谷筋で木が茂り、小雨でしたら雨具も不要です。巨大なヘッツォ石を過ぎるとしばらくして林道に出ます。

民家があって普段は犬がいるそうですが、今日は静か。数百メートルで霞露ヶ岳神社奥宮がある霞露ヶ岳への登山道が分岐します。簡素な鳥居があり、その先にはMCTのカウンターがあります。一人ワンプッシュします。

なおこの林道はそのまま進むと漉磯のきのこの家の前に出ます。反対方向にヘッツォ石から出た所を更に西側に進むと、四駆しか走れない様な悪路で大浦漁港へ出ます。ナビによっては漉磯を指示した時にこちらが出る場合がありますので要注意。必ず大浦漁港から小鳥谷海岸方向に1キロ位走ってから漉磯に向かうようにして下さい。こちらは舗装道路です。

鳥居からしばらくは緩やかな上りですが、途中から本格的に。最後は山腹をトラバースした先に神社への急な石段、ご神体?の大きな石の裏に回り込んで、その上に写真の山頂がありました。ここまで下の神社から約2時間弱。(雨の中、軽食の休憩)晴れていたら景色は良いだろうな!?

山頂直下で2人組と遭遇、お互いに雨の中の物好きだなあと思ったか?漉磯の駐車場に車を停めて、我々と逆方向で登ってきて、山頂から先ほどの鳥居へ下り、林道経由で戻る模様。

さてしばらく稜線上を軽いUp/Downを繰り返しながら東進します。408mピークの所から90度曲がって南下し急降下します。つづら折りの道で滑りやすい。木々の間から見える海岸線は素晴らしい。赤平金剛という赤い岩肌。続いて御門口(下の写真)

最後に漉磯の海岸が見えて来ました。

素晴らしい景色の中を、漉磯側の登山口に出ます。山頂からここまで約1時間半。

小川を渡って駐車場に出ます。

ここからきのこの家までは40分程度。

きのこの家では、環境庁と山田町の職員がMCT見回り途中で、昼食をとっていました。1時近くなって我々も遅い昼食にしました。皆さんが去ると今度はここのオーナーの方がいらして、作業をされていました。昔はシイタケを栽培していてここで乾燥して出荷していたが、今はやっていないとか。電気も来ていないようです。水は近くの沢の水をろ過して使います。

”すのこ”が何枚かあり、この上か、小上がりの畳に寝る事ができます。電気はありません、火の始末に要注意です。それにしても貴重な場所を提供していただいて、本当に頭が下がります。MCTは皆様に支えられている事を実感します。

今日はまずここまで。次回、船越半島の南半分を報告します。 (TK)

当グループわらじでは、みちのく潮風トレイル(MCT)を歩く宿泊行事(本州最東端魹ヶ崎等)を10月に計画しております。また年間計画も下記のホームページ(HP)に載せておりますのでご覧ください。お問合せはHP下の「お問合せはこちらまで」のリンクからお願いします。

2024年4月から2025年4月の50周年記念徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)

なお、2025年1月からは毎月MCTを相馬から順に北上する計画です(ゴールは石巻?宮城県内?未定ですが)。



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