まずは定例会報告の中断をお詫びいたします。今回から心を入れ替えて、動画/静止画問わずに毎月都度報告いたします。今日は、7月23日(日)の蔵王古道を歩く(パート2)の報告です。
前回579回はパート1として昨年9月25日の遠刈田温泉の蔵王刈田嶺神社里宮(標高310m)から大鳥居(388m)まで歩いた後、不動滝展望台(830m)までバスで移動して、そこから宮城蔵王澄川スキー場を越えて賽の磧(1240m)まで歩きました。今年はその賽の磧から刈田岳山頂(1758m)を目指します。
仙台駅東口を貸切りバスに23名乗車して8時前に出発、高速経由で9時過ぎには遠刈田温泉到着、地元メンバー4名を載せて賽の磧に向かう。途中で雲の上に出た模様。ミーティング準備体操の後9時半に出発。
最初の100mは舗装だがすぐ左に折れて蔵王古道に入る。そこは岩だらけの賽の磧状態。5月の下見時にはイワカガミやミネズオウが満開だった。
昔のエコーライン今の県道を越えて登る。正面には五色岳が見える(写真は5月で残雪あり)。樹林帯に入るとツマトリソウやマイヅルソウの大群生(写真は5月と6月の下見時)、三途の川を過ぎると突き当たって、右こまくさ平(トイレあり)、左大黒天へ。
こまくさ平ではコマクサ鑑賞と不帰の滝やロバの耳などを見た。古道に戻り、大黒天を目指す。途中はやはりマイヅルソウの大群生、6月はツバメオモトも咲いていました。
(閉鎖中?の)観光道路へ出て、大黒天の駐車場へ。11時半と少し中途半端なので補食の時間とした。ここから標高差300mの登りでバスへのエスケープも無い為に3人ほどがバスで今回のゴールの山形側駐車場へ行きリフトで山頂へ向かう事となった。塩釜のグループとも賽の磧から大黒天まで同じルートとなったが、そちらはハイライン経由で山頂へバスで向かってからここ大黒天へ同じコースを下りて来る模様、なるほど、、、
大黒天からは新旧の登山道が一緒になり、樹林帯を抜けてほとんどが階段で日照り状態。でも吹く風はまだ涼しく助かる。ここ蔵王は噴火活動が予想されることから賽の磧やこまくさ平のトイレや刈田岳のレストハウスは避難施設になっているが、この登山道途中では地磁気の観測設備もあった。
続いて剣が峰、五色岳が間近なこの辺からエメラルドグリーンのお釜が見えて来て、登山道わきにコマクサも、そして刈田岳山頂はもうすぐ。でも最後の急登が厳しい。皆で声をかけゆっくりゆっくり登る。しそジュースなどをいただき英気を養った。宮城県側の避難小屋を通って山頂着、刈田嶺神社奥宮とお釜をバックに記念撮影。13時ごろからレストハウスや回りで昼食休憩。
午後は山形側の熊野岳をバックに記念撮影して、駐車場への下り道。急坂で一部ガレ場があるため3名がリフトで下山。14時ともなると吹く風も熱く感じられた。14時半ごろ全員無事にバス乗車、出発。遠刈田温泉まほろばの湯で1時間ほど汗を流し、16時出発。朝と同じルートで17時半仙台駅東口に到着。お疲れさまでした。
今回は標高差500mを27人で平均年齢70歳の集団登山でしたが、天候に恵まれ、また参加者全員が自分の体力を的確に把握されて無理をなさらず、無事に終える事ができました。皆様のご協力に心から感謝申し上げます。今回アサギマダラは見られませんでしたが、そろそろ季節だと思います。機会を見つけて是非見てみたいものです。(TK)
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