この日曜日の定例会を報告します。今回14の彫刻を見ましたがその前半の8作品になります。
「彫刻のあるまちづくり事業」は昭和52年に市制88周年を記念して始められました。一期、二期全24作品で事業は終了しましたが、同時進行で設置された野外彫刻は100作品にも及び仙台の景観を引き立てています。当グループでは過去に24作品を一通り歩いていますが、2021年から3回に分けて再計画しました。2回目、3回目は2022年に実施しましたが、1回目が(前月の高子同様)延び延びになっており、やっと今回実施できました。
グループわらじ 第598回徒歩定例会「杜の都の彫刻巡りPartⅠ」
2024年4月14日(日) 晴れ/曇り 参加者33名
今回仙台市地下鉄南北線薬師堂駅集合、33人集まってコース説明・準備体操など
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まずは新しい薬師高砂堀通りを通って、若林区役所前の手塚登久夫「梟の森<月に吠える>」です。耳が付いているのでミミズクですね。その大きな頭に近所の子供さんか、クローバーの頭飾りが載せられていました。彫刻が愛されています。
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ここから薬師堂に戻ります。仁王門の茅葺のふき替えが終わってきれいになりました。この辺のコースは前回12月の古木名木の行事と重なっています。
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真直ぐ北上し、楽天モバイルパークを回って榴岡公園へ向かいます。まずジョージ・ツタカワ「杜のうた」、噴水です。冬期間は水が出ませんが、その時でも彫刻作品として見られるように工夫されているようです。
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次が池田宗弘「旅人(羊飼い)」、私が仙台の彫刻で一番好きな像です。私が過去に訪れた中国の西部や中央アジア、そしてモデルとなったスペインの牧畜地帯の雰囲気が良く表現されています。真鍮を溶接して作られています。
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そしてお花見の人々を横目に、この後は新装なった二十人町の通りをひたすら西進します。昔のX橋の所の橋は「宮城野橋」と呼ぶそうです。
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勾当台公園に着きました。一色邦彦「季の杜に」男女が現在、過去、未来をそれぞれ感じている所の者を表現したそうです。間もなく取り壊される市役所をバックに写してみました。
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向かいの市役所前に渡って円形花壇にあるのが、吾妻兼治郎「時の広場-Piazza del Tempo-」三角形の作品が時を刻む針として表現された抽象作品です。誰しも下をくぐり抜けたくなります。すると時計が回転を始めるような錯覚に陥ります。輸送時には梱包含め約7トンの重量があったそうです。以上で5つ回りました。
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次は仙台の芸術文化の中心でしょうか、定禅寺通りを歩きます。彫刻は中央分離帯にあるのですが、交差点で中央分離帯から中央分離帯に直接渡れるところは少なく、いちいち車道を3回、それも信号が青になるのを待って渡って向かい側に着く所も多く、人数が多いだけに時間もかかりました。
まずは、けやき並木に囲まれ、周辺環境に調和した、仙台を代表する景観としても有名になった、エミリオ・グレコ作の「夏の思い出」です。この彫刻の前で観光客が同じポーズを取る姿は仙台の定番の写真です。ここから3点イタリアの作家が続きます。
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次はジャコモ・マンズーの「オデュッセウス」
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一番西側がヴェナンツォ・クロチェッティの「水浴の女」、3つの作品の中で一番大きいです。今回は具象作品が多く見ていても分かりやすい感じがします。(後半へ続く)
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彫刻の解説は、仙台市発行の「杜の都の彫刻めぐり」(平成18年改訂版)によりました。ありがとうございました。また写真は今回の2024年4月撮影の他に、2020年12月と2024年3月の下見時に撮影したものを加えています。 (TK)