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FM音源ドライバ「FMP」で作成した曲を公開しています。
FMP7の使い方からMMLによる曲データ作成の方法も掲載!

FMP7で曲データを作ってみよう!(基本編その2)

2011-06-15 23:29:38 | 曲データの作り方(基本編)
'{
Title=曲のタイトルを書いてね
DataCreator=データ作成者を書いてね
Composer=作曲者とか書いてね
Comment=コメントを書いてね
PartFM4=A0-A2
PartMixLevel=100
ClockCount=192
}
'A0 T124
'A0 v 80 o4l8
'A1 v 80 o2l8
'A2 v 80 o3l8
 
'A0 Q4 @4 c<<a>b<a>a16e16<a16>g16r16a16<a a>>c<b<a>a16e16<a16>>d16r16c16<<a>>
'A1 Q4 @4 a>rgrr.d16r16e16r ragrr.b16r16a16r<
'A2 Q8 @4 r1r4rc&c16<a16ega>
 
★クラビネット
'@ F 4
'@ 28, 4, 3, 9, 1,35, 2, 1, 3
'@ 27, 8, 1, 9, 0,37, 3,15, 7
'@ 28, 3, 0, 8,15,27, 2, 1, 6
'@ 26, 9, 0,10,15, 0, 2,10, 0
'@ 2, 7

前回のソース「TEST.mwi」についての解説です。
まず、

'{
Title=曲のタイトルを書いてね
DataCreator=データ作成者を書いてね
Composer=作曲者とか書いてね
Comment=コメントを書いてね
PartFM4=A0-A2
PartMixLevel=100
ClockCount=192
}

この部分はFMPデータを作成する上での「お約束」と思ってください。
ここで基本的な初期設定を行います。
まず、TitleやDaraCreator、ComposerやCommentはその名の通りです。
曲名やデータ作成者などを書いてください。
 
次に

PartFM4=A0-A2

これはFM音源パートを割り当てる部分です。この場合、A0チャンネル、A1チャンネル、A2チャンネルの3パート使用することができます。
 

PartMixLevel=100
ClockCount=192

上記2つは今は説明を割愛します。おまじない程度に思っていてください。
 
以降、いよいよ曲データの書き方です。

'A0 T124

'A0というのは、「A0チャンネル」に対して曲データ(MML)を指定しますよ。という意味です。
Tは、テンポ指定です。その後の数字が大きければテンポが早くなります。(テンポはどこか1チャンネルで指定すれば、全部のチャンネルに適用されます。)
 

'A0 v 80 o4l8
'A1 v 80 o2l8
'A2 v 80 o3l8

次に各チャンネルにv(ボリューム)、o(オクターブ)、l(デフォルト音長)を指定します。(l8と指定すると8分音符がデフォルト音長になります)
 
残りの行は各チャンネルに音階データを指定していきます。

'A0 Q4 @4 c<<a>b<a>a16e16<a16>g16r16a16<a a>>c<b<a>a16e16<a16>>d16r16c16<<a>>

'A1 Q4 @4 a>rgrr.d16r16e16r ragrr.b16r16a16r<

'A2 Q8 @4 r1r4rc&c16<a16ega>

「Q」はゲートタイム指定。1~8の間で指定し、値が小さいと短く発音されます。(スタッカートのような効果を与えます)
「cdefgab」の文字はそれぞれ「ドレミファソラシ」に対応しています。
「c」と指定すると、デフォルト音長が8分音符なので、ドの音長が8分。「c16」と指定するとドの音長が16分となります。
「r」は休符です。「r.」と指定してあるのがありますが、これは「付点8分休符」を意味します。
「>」「<」はオクターブを上げたり、下げたりします。「cdefgab>c」で「ドレミファソラシ(1つオクターブを上げて)ド」となります。
「&」はタイです。前後の音を繋げます。 

最後に

★クラビネット
'@ F 4
'@ 28, 4, 3, 9, 1,35, 2, 1, 3
'@ 27, 8, 1, 9, 0,37, 3,15, 7
'@ 28, 3, 0, 8,15,27, 2, 1, 6
'@ 26, 9, 0,10,15, 0, 2,10, 0
'@ 2, 7

これでFM音源音色を作り出しています。「'@ F 4」と指定してあるので、各チャンネルで「@4」と指定して上げれば、その音色が発音されます。
 
本日はここまでです。次回は、これにベースやブラスを追加したいと思います。

※この記事を読んで、もしMMLの基本的なことが分からない方がいましたら「補足編」

FMP7で曲データを作ってみよう!(補足編:MMLの基本って?)をご覧下さい。



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