わくわくWAC~気ままなふるさと学校だより

廃校になった小学校の跡地利用活動を通して行っている地域再生活動の報告と、田舎の風景についてコメントしています。

久隆金山跡探検ツアー

2010-03-22 21:03:09 | WAC情報
今日は穏やかな一日でした。
春分の日の振り替え休日でしたが、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか?

盛金小学校を9時に集合して、参加者の顔合わせをして車2台に乗りあわせで出かけました。 盛金小学校の北西に位置するとなり地区の久隆にある金山跡を訪ねました。
盛金小学校から約8キロほどのところにあります。 いなか太郎さんが住んでいるところです。

今回訪ねた久隆金山跡は4箇所です。
とにかく山の中にある金鉱跡は雑草に埋もれていたりするので、蛇やハチもマダでない今ごろに訪ねるのがベストでした。
ミツマタの花が咲いている中を歩いたり、山菜が芽を出してきたり、など結構楽しませてくれました。 ちょとした春山ハイキングの気分でした。

遠く久隆金山は九里宇金山と呼ばれ、古代の「続日本後記」(836年)には、八溝の砂金を遣唐使の貢物にされたという記録が残されています。
中世には佐竹義宣が県北のこの地で積極的な採金を行っていたことや、その後の徳川時代へと続いていたがその頃はほとんど掘りつくされていたといわれています。
金山事業は昭和の初期頃まで行われていて、下小川駅では搬出された鉱石を水郡線で運んだそうです。
この辺は金山のメッカ?だったのでしょうね。 なんせ盛金(もりがね)っていう地名ですからね。 
久隆金山の近くには栃原金山、塩沢金山、熊久保金山などがあります。 また、盛金小学校の北側を流れる入山沢の奥にも金山の坑口があり、私が小学校の時には仲間で金山探検をした覚えがあります。
近いうちにワックのメニューにも金山探検が加わるかもしれませんね。

とにかく今日は有意義な一日になりました。