わくさき日記

千葉県習志野市の司法書士事務所の日常です。

被相続人(ひそうぞくにん)って誰のことですか?

2022-02-17 00:00:00 | 司法書士
被相続人とは「ひそうぞくにん」と読みます。

これは亡くなった方のことです。

例えば、夫・妻・子の三人家族で、夫が亡くなった場合、
夫のことを「被相続人」と呼びます。

一方、妻・子は「相続人」です。

被相続人が誰かといえば亡くなった方ですが、相続人は法律で定められています。

先ほどの例で、繰り返しになりますが、夫が亡くなった場合は、被相続人は夫です。

では、亡くなった夫の両親(子からすると祖父母)は、相続人でしょうか。

これは、相続人になる場合もあるし、ならない場合もあるということになります。

夫に子がいれば、子が相続人になります。
一方で、夫に子がいない場合、両親が存命であれば、両親が相続人になります。
では、子もなく、両親もすでに亡くなっている場合は、どうなるでしょうか。

この場合は、夫の兄弟姉妹が相続人になります。

なお、夫の妻(配偶者)は、夫が亡くなったときに存命であれば常に相続人になります。
つまり、子が相続人の場合は、妻と子が相続人になります。
同じく、夫の両親が相続人の場合は、妻と夫の両親が相続人になり、夫の兄弟姉妹が相続人の場合は、
妻と夫の兄弟姉妹が相続人になります。

このように、被相続人は亡くなった方、相続人は被相続人が亡くなった時点の親族の状況次第ということになります。

相続の記事を読んでいると「被相続人」「相続人」といった堅苦しい言葉がたくさん出てきます。
まずは、被相続人とは亡くなった方なんだということを押さえて読んでみてください。



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