「ワカキコースケのDIG! 聴くメンタリー」というのを、唯一の自主企画としてやっている。4月にも東中野ポレポレ坐での、16回目の定例イベントが終ったばかり。今回もしっかりと、動員は苦戦した。反省点のひとつとしてつくづく思ったのは、ふだんの発信不足だ。neoneo webでの不定期連載とたまのポレポレ坐の時にだけ「よろしくおねがいします~」ではダメだと、実に当たり前のことに気付いてしまった。それで先 . . . 本文を読む
2ヶ月余ぶりの更新です。今年(2022年)は年初からブログをまめに書けていたのだけど、長めの書き物があり、聴くメンタリーという自分のイベントの準備や告知があり……などで、ついお留守になっていた。ブログはもともと、他に書く用がない時の練習のために始めたので、それはそれで仕方ない。そんな最中の3月17日に、映画評論家の佐藤忠男さんが亡くなった。SNSでは特に . . . 本文を読む
We can be Heroes,just for one day (Heroes/David Bowie)僕らは英雄になれる 1日だけは
英語がさっぱりなまま洋楽を漫然と聴いてきたので、えッ、この曲ってこんな歌詞だったの! と今さら驚くことはしょっちゅう。デヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」にしても、ウィ・キャン・ビー・ヒーローズ……まではさすがにヒアリン . . . 本文を読む
最近このブログで、『笑点』の山田クンのおかげでフランク・ザッパを面白がるコツが少し分かった、という話を書いた。こんな風に、頭の片隅で寝せている別々の分野のことが、いつのまにか勝手にくっつき、お互いをテコにしながら「そういえば!」となる発見に結びつくのは楽しい。ひとつの分野に腰を据えず、何でもチョコチョコといっちょ噛みしたがるクセは、この、結びついた時の感覚が好きだから。僕にはそういうところがある。 . . . 本文を読む
ある仕事で一緒のRくん(20代)とは、仕事の終わりによく雑談をする。実質は、僕の面倒なうんちくに辛抱強く付き合ってもらっている。先日も、出演者のスケジュール調整を相談する流れから、僕が学生時代に経験してきた映画エキストラの話になった。『香港パラダイス』で警官隊のひとりになって、悪事を疑われた探偵役の小林薫を取り囲み、一本背負いで投げられた(画面の隅にチラッとだけ映る)こととか。黒澤明『夢』の、原子 . . . 本文を読む