勤労感謝の日、そして朝から雨。
こんな日は、お客さんもあんまり来ないから一応休日ということにしようか。
「宮崎までドライブを兼ねて、ちょっと配達に行って来るね」
相棒はいそいそとトラックに飛び乗りお出掛け
長男坊は起こさずにそっとしておく事にして、その時を待った。
今日が休みだなどと教えるより、私にはあの子のリアクションを
楽しみむと言う、ちょっとした秘策を思いついたのであります。
だって毎朝、壁を叩いたり大声で叫びまくって起こしているから
これくらいのドッキリは許されるでしょうよ。
3秒前

2秒前
1秒前
午前9時30分頃、ダダダダダーッと階段を脱兎の如く駆け下りる音が
きたきた、この時を待っていた私は、興奮に満ち溢れた声で彼に言った。
「おはよう、おにいちゃん」






固まったまんまの長男坊は、心ここにあらずと言った表情でありました。
私が「どうした。今日は祭日で雨だから、お休みと言う事になったのだけど
君がどんな顔して起きてくるか、調査する事にしてそっとしておいた」と言うと
「えー!今日は祭日?カレンダーなんて見てないし、僕が起きなかったから
工場が動かなかったのかって凄く心配したのに、ひどいよ・・・。休みなの?
あー涙が出てきた」 そう言いつつティッシュで目もとを拭いた。
安心した彼はまた寝ようと言いながら階段を上って行った。
腹の底から大笑いした私は、非常にご満悦でありました





こんな日は、お客さんもあんまり来ないから一応休日ということにしようか。
「宮崎までドライブを兼ねて、ちょっと配達に行って来るね」
相棒はいそいそとトラックに飛び乗りお出掛け

長男坊は起こさずにそっとしておく事にして、その時を待った。
今日が休みだなどと教えるより、私にはあの子のリアクションを
楽しみむと言う、ちょっとした秘策を思いついたのであります。
だって毎朝、壁を叩いたり大声で叫びまくって起こしているから
これくらいのドッキリは許されるでしょうよ。
3秒前


2秒前

1秒前

午前9時30分頃、ダダダダダーッと階段を脱兎の如く駆け下りる音が

きたきた、この時を待っていた私は、興奮に満ち溢れた声で彼に言った。
「おはよう、おにいちゃん」






固まったまんまの長男坊は、心ここにあらずと言った表情でありました。
私が「どうした。今日は祭日で雨だから、お休みと言う事になったのだけど
君がどんな顔して起きてくるか、調査する事にしてそっとしておいた」と言うと
「えー!今日は祭日?カレンダーなんて見てないし、僕が起きなかったから
工場が動かなかったのかって凄く心配したのに、ひどいよ・・・。休みなの?
あー涙が出てきた」 そう言いつつティッシュで目もとを拭いた。
安心した彼はまた寝ようと言いながら階段を上って行った。
腹の底から大笑いした私は、非常にご満悦でありました






