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バイオマス訴訟、庄原市の敗訴確定 最高裁が上告棄却<市が国に返還した補助金約2億3800万円、前市長に損害賠償請求するよう市に求めた住民訴訟>

2023年06月03日 08時55分16秒 | 生ごみ、バイオガス

庄原市「広報しょうばら 2014.11月号」から

 

広島県庄原市の木質バイオマス事業頓挫に絡み市が国に返還した補助金約2億3800万円について、前市長に損害賠償請求するよう市に求めた住民訴訟で、最高裁は2日までに市の上告を退ける決定をした。…(参考「バイオマス訴訟、庄原市の敗訴確定 最高裁が上告棄却 」)


行政に対する損害賠償請求などの訴訟で住民側が勝訴というのは珍しい!!
この前市長に損害賠償請求するよう市に求めた住民訴訟、、最高裁で上告棄却

今でこそバイオマス、バイオマスで、バイオマス発電ばやりだけど、、
農水省のバイオマス・ニッポン総合戦略、バイオマス事業化戦略、、
庄原市の「木質バイオマス利活用 プラント整備事業」はその先駆けともいえたが、、
それがとんでもないずさんな事業で頓挫し、国からの補助金を返還する羽目に陥ったというもの、、

このブログでも、ニュースに取り上げられると追っていたが、
そもそも、2011年12月に「バイオマス補助金 不正受給か 補助金2.5億円広島の企業」、2012年01月に「庄原市、詐欺容疑などで2人を告訴 バイオマス事業不正疑惑(広島県)」とあったのに、2014年01月には「庄原市 バイオマス試運転来月開始へ /広島」と報道されていたのでおかしいな、、とはおもっていたが、その後、2014年10月バイオマス事業中止の決定、補助金は返還となったようだ~

住民訴訟を起こすにはそれそうおうの問題があったようだ、、、
庄原市「木質バイオマス問題の真相を明らかにする市民の会」世話人代表の方の、自治体問題研究所「庄原バイオマス共同事業問題を追い続けて」に詳しい経緯が出ていた~
「市民の会」は2015年4月30日前市長に支払いを命ずる住民監査請求、6月25日市監査委員が棄却。そして7月21日に広島地裁に提訴、オンブズマンのように鋭く問題点を指摘・追及している。

庄原市のプレスリリースをみると、
広島地方裁判所の第1審判決に対して、市側の主張を行うため、広島高等裁判所へ控訴、

控訴審判決は、市の主張は採用できないとして棄却され、第1審同様の判決となって、庄原市は最高裁判所への上告はしないこととするとしたが、補助参加人の前市長が上告受理申立てを提起したようだ。従って、庄原市は補助参加人の上告受理申立てにより上告人となり、最高裁判所での審理となったと、、、

補助金事業でなくとも、、、
行政の各種事業計画、責任を持ってしっかりと検討した上での実施でなければ、、、
行政も、議会も、責任逃れはできない、


 

ロゴ

2023年01月27日 木質バイオマス利活用プラント整備事業に関する住民訴訟控訴審判決に対する補助参加人の上告について

2023年01月20日 木質バイオマス利活用プラント整備事業に関する住民訴訟控訴審判決について

2023年01月11日 木質バイオマス利活用プラント整備事業に関する住民訴訟控訴審判決について

木質バイオマス利活用プラント整備補助事業 調査特別委員会報告書 平成29年(2017年)3月9日

木質バイオマス利活用プラント整備補助事業調査特別委員会中間報告書 平成27年(2015年)3月25日 

木質バイオマス利活用 プラント整備事業の 中止と補助金返還2014年11月

庄原市木質バイオマス関連事業検証委員会報告書 2013年5月

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