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【高濃度PCB廃棄物】西日本エリアの 北九州、大阪、豊田の PCB処理事業 2024年年3月31日終了へ 北海道、東京は2025年度まで継続

2024年03月31日 09時30分31秒 |  PCB/DXN類など

環境省「高濃度PCB廃棄物の処理の進捗状況についてから

 

追記(2024年4月5日)
JESCOのWebサイト、北九州事業と大阪事業の「PCB廃棄物の処理が終了」の各事業所の紹介記事が掲載されている「北九州事業だより13号」「大阪事業だよりNo.77」、、、
無事にすべて終了してよかったですね~ 東京事業はまだ先になる、、、

 

環境省は、高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む廃棄物について、西日本エリアを受け持ってきた愛知県豊田市、大阪市、北九州市にある関連施設での処理事業を31日に終了する。東日本分を担う北海道室蘭市、東京都江東区の2カ所は2025年度まで継続する。(参考「西日本エリアのPCB処理終了へ 北海道、東京は2025年度まで」)

そもそもの「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(平成13年7月施行)、
2016年(平成28年)7月までの処分又は処分を委託を規定、

2012年(平成24年) 政令を改正し、2027年(令和9年)3月に処理期限を延長← 約10年延長
2014年(平成26年) PCB廃棄物処理基本計画の変更でエリアごとに計画的処理完了期限を設定

JESCOのPCB処理施設エリアごとに「処分期間」「計画的処理完了期限」「事業終了準備期間」があるのでわかりにくいが、、、2021年9月に環境省は「環境省、JESCO 全国5カ所のPCB処理事業、処理期限の 最大2年延長を要請」ということで、結果的に、PCB廃棄物処理基本計画を変更し、「事業終了準備期間」も処理を行うこととした~ということで、、大阪、豊田は「令和5年度末まで処理の継続」、北海道、東京も事業終了準備期間に入っているが、まだ処理を継続している、、、この先どうなることか???

 

3月29日の「第33回PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会」が開催された、、
変圧器・コンデンサー等の99%、
安定器・汚染物等の93%の処理が完了、
しかし、これはJESCOに登録されているPCB廃棄物、、

この先、まだまだ新たに出てくる可能性もあり、、
また、低濃度PCB廃棄物の処分期限は令和9年(2027年)3月31日、、
確実に終わるのだろうか?

低濃度PCB廃棄物の処理体制の整備及び処理の状況
 低濃度PCB廃棄物等の処理の進捗状況
・令和9年3月末に向けて、低濃度PCB廃棄物の処理を実施中
・引き続き、今後の低濃度PCB廃棄物処理体制(焼却処理施設25カ所、洗浄施設8カ
所)の維持に向けた取組・検討を進める。※処理体制は令和6年3月1日時点

 


 

以下、環境省「PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会」資料から抜粋

高濃度PCB廃棄物の処理の進捗状況について

高濃度PCB廃棄物は令和6年2月末(速報値)までに、JESCOに登録されているPCB廃棄物の量は、変圧器・コンデン
サー等が39万5千台、安定器・汚染物等が2万2千トンであり、このうち変圧器・コンデンサー等の99%、
安定器・汚染物等の93%の処理が完了した。

 

第32回PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会議事次第・資料」から

資料1-1 ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の変更

ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の変更(令和4年5月31日閣議決定)

◼環境省は、2022年(令和4年)4月までに北九州市、大阪市、豊田市からいただ
いた受入条件(「処理の安全性確保」「期限内での確実な処理」「地域の理解
の促進」等)を承諾。
◼ 同年5月31日に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画」の変更を閣議決定。

PCB廃棄物処理基本計画の変更のポイント

⚫ 高濃度PCB廃棄物の処理完遂に向けて、今後の処理見通しを踏まえ、
事業終了準備期間も活用し処理を行うことを明記。
⚫ 事業終了後に発見された北九州事業対象地域内の変圧器・コンデンサー等につ
いては、大阪事業所及び豊田事業所での広域処理を実施することを追加。

 


 

環境省 Ministry of the Environment

日時

 令和6年3月29日(金) 9:30~12:30

場所

 公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団 会議室(Web 併用)
 ※委員会当日の開催状況は以下URLにてライブ配信を行います。傍聴希望の方は以下より御視聴いただきますようお願いします。
https://youtube.com/live/b9eLTqSnVWw?feature=share

 

議題

(1)高濃度PCB廃棄物処理の進捗状況について

(2)低濃度PCB廃棄物の処理促進に向けた取組について

(3)JESCOの高濃度PCB廃棄物処理施設の解体・撤去について

(4)その他

 

配布資料

議事次第

委員等名簿

資料1 PCB特別措置法に基づく届出情報について

資料2 高濃度PCB廃棄物の処理の進捗状況について

資料3 「低濃度PCB廃棄物の早期処理に向けた方針」(修正版)の策定について

資料3参考資料  低濃度PCB廃棄物等の処理促進に向けた方針(案)(第32回検討会資料4(再掲))

資料4-1 低濃度PCB廃棄物の適正処理推進に関する検討会における対応状況

資料4-2 低濃度PCB廃棄物の処理体制の整備及び処理の状況

資料4ー3 低濃度PCBの実態調査(事業者へのWEBアンケート調査)の結果(速報)

資料4-4 令和5年度低濃度PCB廃棄物等の実態・処理等に関する自治体を通じたアンケート調査の結果

資料4-5 低濃度PCB汚染機器等の発見事例集

資料4-6 PCB含有塗膜に関する調査及び処理の進捗状況(令和4年度末時点)

資料4-7-1 低濃度PCB汚染機器等の処理実績と今後の処理推進について

資料4-7-2 鉄鋼業における低濃度PCB使用中汚染機器の対応について

資料4-7-3 変圧器における支援措置と今後の封じ切り機器の買換え支援策の検討について

資料5 低濃度PCBに係る今後の制度的な対応について

資料6-1 北九州事業所1期施設の解体撤去の実施状況(その8)

資料6-2 JESCOの各PCB処理施設における解体・撤去への対応状況(その4)



参考資料1 第32回検討委員会議事録

参考資料2 「PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会」開催要領

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