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RKB毎日放送「小泉環境相が「PCB処理」再延長を要請~北九州市若松区」から
追記(2021年10月13日)
「処理期限の 最大2年延長を要請」と報道されているが、、
室蘭市の対応、大阪市への環境省からの要請文など見ると、、、
北海道、東京、大阪の場合は、どうも「計画的処理完了期限内」に処理が終わらず、「事業終了準備期間中」も処理をすることとなりそうだ~
こういう事態のための「事業終了準備期間」だと言われればそうなんだろうが、、
関連(本ブログ)
■【大阪市への国の検討要請】JESCO大阪PCB処理事業所 少なくとも令和5年度末まで処理の継続、北九州事業エリアのコンデンサーも処理対象物に2021年10月13日
環境省は、
高濃度PCB廃棄物処理事業、全国5カ所の施設で進めている処理の完了時期を最大2年先延ばしする方針を発表したという~
しゃあしゃあとよく言うよね。まったくね、、
1度あることは2度ある、、2度あることは3度とも、、
前回の処理期限延長時、
各種委員会等でも決して再度の延長はないと宣っていたが、、、
いかにすればすべてのPCB廃棄物の処理が終了するかの検討が先だろうに、ダラダラ先送りのあげく、どうしようもなくなって2年の延長要請?
こんな調子では、この先また再々延長となる、
特措法だって変更するんだから、、、
室蘭市青山市長は「25年度末までという期限は環境省と当初から約束していた」とし、延長には当たらないと強調、、、北海道は、2026年3月(令和8年3月)までの処理期限と了承と、、(参考「室蘭のPCB処理2年延長 市長「25年度末以降認めぬ」 国に早期完了求める方針」)
共同通信 2021年9月22日
環境省は22日、人体に有害な高濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む廃棄物を巡り、全国5カ所の施設で進めている処理の完了時期を最大2年先延ばしする方針を発表した。企業などの保管分が新たに見つかり、処理量が見込みより増えたため。
見直し後の完了時期は、北海道室蘭市が2026年3月末まで、他の都市は24年3月末まで。現行は、室蘭市が24年3月末、東京都江東区と愛知県豊田市が23年3月末、大阪市と北九州市が22年3月末だった。環境省は22日までに延長方針を伝えており、各自治体の理解を求める。
時事通信の「PCB処理の2年継続を 北九州市長に要請―小泉環境相」では、「環境省は22日、北海道と豊田市、大阪市に対しても、22年3月~24年3月の期限後の処理継続などを要請した。東京都には継続を要請しない。」となっている~
高濃度PCB廃棄物処理事業、北九州エリア計画的処理完了期限内の処理は困難? 処理期限の延長や全国規模での処理促進策を検討か?2021年09月22日
今朝、読売新聞の北九州事業エリアの高濃度PCB廃棄物は処理期限までに処理できない見込みという記事を読んだ。「小泉環境相は、同事業所での処理期限を2022年3月末から2年延長し、24年3月末とするよう要請する方針。」とまで、、
北九州事業エリアで、処理できずに継続保管となっているコンデンサー等あれど、危機感も緊張感もなく、なんら対応策もみえてこないので、どうするのかとは思っていたが、
前回の期限延長の時も、全国規模での処理促進策、事業所間での処理対象物の移動はあったが、いずれにせよ、他の事業所も処理期限は迫っている、、しっかりと検討せねば、、、前回の延長要請も結局はいろんな駆け引き後に受け入れるしかなかったのだから、、だらだら引き延ばしすること無く真摯な処理推進策の検討を、、、
環境省、PCB廃棄物を処理期限までに廃絶させることを他人事かのように扱ってないか?福島第一原発敷地内の東電の高濃度PCB廃棄物の処理も他人事かのような発言があった、、
さっそく、北九州市PCB処理監視会議(第46回 令和3年8月27日開催)の議事録や資料を開いて見たが、議事録と資料だけでは、いまいち期限までに処理できないという危機感がみえてこなかった、、
関連(本ブログ)
■JESCO北九州PCB処理事業所、期限内の無害化処理見通せず? 北九州市「国は約束順守を」2021年06月21日
北九州市PCB処理監視会議
開催日時 | 令和3年8月27日(金) 14:00~16:50 |
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開催方法 | web会議形式(配信拠点:リーガロイヤルホテル小倉) |
議題 | 「第1期施設の解体撤去工事について」 「北九州PCB廃棄物処理施設の操業状況等について」 「安定器・汚染物等の処理について」 |
配布資料 |
北九州市PCB処理監視会議(第46回 令和3年8月27日開催)資料から
環境省「処理見込量及び処理方針案について」から
高濃度PCB廃棄物の処理期限は
PCB特別措置法改正
2027年(令和9年)3月末までに処理期限を延長
JESCOの処理施設、エリアごとに処分期間、計画的処理完了期限、事業終了準備期間があるのでわかりにくいが、、、
環境省「ポリ塩化ビフェニル(PCB)使用製品及びPCB廃棄物の期限内処理に向けて」から
JESCO 全国5か所のPCB処理施設、
「高濃度PCB廃棄物の処分期間と事業エリア」
エリアごとの処分期間、計画的処理完了期限、事業終了準備期間
東京PCB処理事業所、操業開始は2005年11月。当初は10年間の暫定事業、2014年度末には終了する予定だった。処理期限延長で終了は2023年3月となった、、
東京事業エリアの高濃度PCB処分期間
< 変圧器・コンデンサーは2022年(令和4年)3月31日まで>
<安定器及び汚染物などは2023年(令和5年)3月31日まで> ←北海道事業所で処理
計画的処理完了期限:2023年(令和5年)3月31日までに延長
事業終了準備期限:2023年(令和5年)4月1日~2026年(令和8年)年3月31日まで
低濃度PCB廃棄物の処分期間令和9年 3月31日まで
POPs条約2025年までに使用の廃絶、2028年までに廃液、機器の処理