東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区清掃一組 「区民との意見交換会」杉並清掃工場建替工事の現場にて開催<灰溶融処理 5施設休止計画を策定(多摩川・葛飾は稼働継続)>

2013年07月11日 20時30分33秒 | 東京23区のごみ



■平成25年度第1回 清掃一組と区民との意見交換会
1 日 時 平成25年7月11日(木)14時~16時(13時30分開場)
2 会 場 杉並清掃工場建替工事監督員事務所 一階会議室
3 テーマ
 (1)杉並清掃工場の建替事業について
 (2)今後の灰溶融処理の休止について

連日の猛暑の中、
清掃一組と区民との意見交換会、杉並清掃工場建替工事の現場にて開催
ヘルメットにマスク姿で、仮設テントで覆われた解体現場も見学した。
仮設テントといえども、街中の家屋解体現場のようなちゃちな目隠しシートではなく、しっかりとしたものだった。(不燃シート、防音シート、防音パネル?)
只今解体中はごみバンカのプラットホーム、
炎天下、照りつける太陽、おかげでテントの中は涼しく感じた。


   

できれば、怖いもの見たさで、焼却炉本体、ボイラー、公害防止設備など稼働中は見られない部分をみてみたい。そして空になったバンカ底もみたかった。ダイオキシンや重金属、放射能、アスベスト、確実に飛散させないように,安全対策万全にしっかりと解体してほしいものである。プラットホームなどの解体が終了すると、工場棟の全体を仮設テントで覆って本格的な解体がはじまるようだ。


今後の灰溶融処理の休止について
休止施設の選定は、
第1評価 早期に休止すべき施設の検討←電力・稼働実績でふるい落としは中防、世田谷、足立
第2評価 操業継続施設の検討 溶融処理方式の組合せによる多様性確保(電気式と燃料式)
第3評価 操業継続施設の検討(最終評価)←経済性
2施設の操業継続 ←多摩川と葛飾が平成28年度以降も稼働継続

☆清掃一組と区民との意見交換会当日資料より



23区の灰溶融施設の処理形式など
板橋(平成14年11月竣工):住友重工電気式交流アーク式(180t/日)(平成27年度末で休止)
多摩川(平成15年6月竣工):クボタ燃料式表面溶融式(回転型)(30t/日)平成28年度以降も稼働継続
足立(平成17年3月竣工):荏原電気式プラズマ式・トーチ(130t/日)(平成26年度末で休止)
品川(平成18年3月竣工):日立造船燃料式表面溶融式(固定型)(180t/日)(平成26年度末で休止)
葛飾(平成18年12月竣工):タクマ電気式プラズマ式・黒鉛電極(110t/日)平成28年度以降も稼働継続
中防(平成18年12月竣工):三菱重工電気式プラズマ式・黒鉛電極(400t/日)(平成25年度末で休止)建設費18,375百万円
世田谷(平成20年3竣工):カワサキ電気式プラズマ式・トーチ(120t/日)(平成26年度末で休止)

とりあえずは、休止が決まってよかったのだが~
最初にどうしようもないところをふるい落としてあるので、そこから先の検討は、どこでもいいような気もするが、葛飾が残るとは思わなかった~(小規模で妥当なのかもしれないが)当面1炉稼働は続くだろうし、たいした稼働実績でもないので、できれば全施設を休止にすればいいのに、また、トラブル続きの世田谷ガス化溶融炉こそ、大きな事故を起こす前に、何とかならないのもなのか、、、

資料はすぐに公開される。
とりあえず~




参考↓↓
福島原発事故以降、灰溶融施設の操業は、主灰単独溶融、複数炉施設は1炉稼働、夏場の操業停止期間など、かなり不規則になっているので、単純に比較はできないが~

◆灰溶融施設別の処理経費内訳(平成23年度)


◆灰溶融施設別の処理単価と溶融量(平成23年度)


◆灰溶融施設 稼働状況・休炉時間内訳(平成23年度)


◆灰溶融施設別処理単価の推移(平成17年度~平成23年度)


◆灰溶融施設故障件数の推移


◆灰溶融施設電力・ガス使用量

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