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グラフは環境省「一般廃棄物処理実態調査結果」から作成
東京都のごみ処理状況(令和4年度)
東京都の1人1日当たりのごみ排出量は821グラム、
京都府や長野県にはかなわないが、全国平均の880 g/人日よりも59g少ない
都道府県別の排出量の少なさ順は全国で上位の5位、、
東京都のひとりあたりのごみ排出量が全国平均よりも少なく、リサイクル率が高くなっているのは、ひとえに多摩地域の市のおかげである。多摩地域の市のほとんどが1人1日当たりのごみ量は600g台、700g台、リサイクル率も30%台、40%台は軒並み、例年、3Rの取組全国上位市町村に名を連ねているので、、、
東京都全体も、23区分も、一人当たりのごみ排出量は減少傾向、、
コロナ禍の影響で1人1日当たりのごみ排出量は生活ごみ(家庭ごみ)は一時増加したものの令和4年度は減少に、事業系ごみはコロナ以前よりも減少続く。全国各地の市町村も同様の傾向がみられるが、事業系ごみが少ない市町村は増加に転じたところもあるようだ~
令和6年4月19日 令和4年度調査結果を公表
東京都集計結果(ごみ処理状況)から東京都分を抜粋
東京都の集計結果(令和4年度)
東京都:総人口13,847,562人、
ごみ総排出量:4,150,715トンとダントツ多い、
1人1日当たりの総排出量:821グラム/人日(令和3年度は829グラム/人日)、
"生活系ごみ(生活系ごみ搬入量+集団回収量)*10^6/総人口/365" 627グラム/人日
"家庭系ごみ(生活系ごみ-集団回収量-生活系直接搬入ごみ[資源ごみ]-資源ごみ収集量)*10^6/総人口/365)" 467グラム/人日 ←家庭系ごみの項目は新規?
"事業系ごみ(事業系ごみ搬入量)*10^6/総人口/365" 194グラム/人日
ごみ処理量:3,974,730トン
直接焼却:3,127,523トン、←直接焼却率は78.5%
直接最終処分:3,168トン
焼却以外の中間処理:392,945トン("粗大ごみ処理施設"180,566トン、資源化等を行う施設191,850トン、 ごみ堆肥化施設3,282トン、ごみ飼料化施設0トン、メタン化施設15,548トン、 "ごみ燃料化施設"139トン、 "その他の施設"1,560トン)
直接資源化:451,094トン、
中間処理後再生利用:342,236トン、
リサイクル率R:23.9%、
リサイクル率R’:20.5%
最終処分量:224,306トン(直接最終処分:3,168トン、焼却残渣:202,045トン、処理残さ:19,093トン)
東京23区のごみ処理状況(令和4年度)
23区の廃棄物処理は、廃棄物の収集・運搬は各区で行っているが、中間処理は東京二十三区清掃一部事務組合の共同処理体制、最終処分は東京都という役割分担で、、、環境省の「一般廃棄物処理事業実態調査」も23区に関しては、区別のデータは人口だけで、「東京23区分」とひとくくりの集計結果となっている。基礎的自治体としての廃棄物行政も、とりまとめの数字の上でもなんとも中途半端な現状で、、、
「東京23区分」とひとくくりにされてはいるが、区によっての特徴はさまざまで、、、、
しかし、首都東京に集中する人口と同じく、ごみの総排出量はダントツに多いのは同じである。各区とも、人口増加の中で、ごみ排出量を減少傾向に維持するのに相当な努力が必要である。そして、23区、ともに事業系の一般廃棄物の処理量が3割以上を占めているのも大きな特徴である。
令和6年4月19日 令和4年度調査結果を公表
東京都集計結果(ごみ処理状況)から23区分を抜粋
23区の集計結果(令和4年度)
23区:総人口 9,572,120人、
ごみ総排出量:3,043,932トンとダントツ多い、
1人1日当たりの総排出量:871グラム/人日(令和3年度は876グラム/人日)、
"生活系ごみ(生活系ごみ搬入量+集団回収量)*10^6/総人口/365" 634グラム/人日
"家庭系ごみ(生活系ごみ-集団回収量-生活系直接搬入ごみ[資源ごみ]-資源ごみ収集量)*10^6/総人口/365)" 490グラム/人日 ←家庭系ごみの項目は新規?
"事業系ごみ(事業系ごみ搬入量)*10^6/総人口/365" 237グラム/人日
ごみ処理量:2,924,667トン
直接焼却:2,421,714トン、←直接焼却率は82.8%
直接最終処分:2,652トン
焼却以外の中間処理:144,668トン("粗大ごみ処理施設"100,101トン、資源化等を行う施設44,567トン、 ごみ堆肥化施設0トン、ごみ飼料化施設0トン、メタン化施0トン、 "ごみ燃料化施設"0トン、その他の施設0トン)
直接資源化:355,633トン、
中間処理後再生利用:90,975トン、
リサイクル率R:19.4%、
リサイクル率R’:17.0%
最終処分量:219,883トン(直接最終処分:2,652トン、焼却残渣:199,590トン、処理残さ:17,641トン)
令和4年度の23区の1人1日当たりのごみ排出量は
環境省のデータには記されていないが、計算式では871g/人日となる
事業系ごみがコロナ禍で大幅減少したため前年度よりも減少続く
●東京都 市区町村別ごみ総排出量(令和4年度)
●市区町村別の1人1日当たりのごみ排出量(令和4年度)(並び替え)
23区と島しょが東京都全体平均の足かせと、、、、
それでも多摩地域が頑張ってくれて、、821/人日
日野、小金井、東大和とすばらしい!!
人口10万人以上50万人未満で東京の8市が名を連ねる、、
●市区町村別のリサイクル率(令和4年度)R&R'
多摩地域のリサイクル率のRとR'の差が大きいのは、多摩地域(25市1町)は東京たま広域資源循環組合でエコセメント事業(清掃工場から排出される焼却残さをセメントの原料としてリサイクル)を実施しているので、R'はそれらをカウントしないので差がひらいているのかな?
●市区町村別のリサイクル率(令和4年度)R'で並び替え