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令和3年(2021年)度ダイオキシン類に係る環境調査結果について

2023年04月01日 10時14分36秒 |  PCB/DXN類など

環境省「別添2:ダイオキシン類に係る環境調査結果(総括表)」から

 
令和3年度「ダイオキシン類に係る環境調査結果」が公表された~

大気、地下水質及び土壌では、全ての地点で環境基準を達成では、全ての地点で環境基準を達成
公共用水域の水質・底質はそれぞれ環境基準を超過した地点あり
(令和2年度の地下水質の超過は改善されたようだ~)
超過している地点は例年同じようなところが多い、、、
環境基準超過地点は下段に抜粋

大気中ダイオキシン類は584地点(1,635検体)で調査 
 環境基準(0.6pg-TEQ/m3)を超過した地点はゼロ
 平均値は 0.015 pg-TEQ/m3
 濃度範囲は 0.0022 ~ 0.25pg-TEQ/m3
 
環境基準は、年間平均値なので、異常値が出ても測定回数を増やせば平均値は押さえられる。
発生源周辺の測定地点になぜだか東京や千葉はない    
是非とも
廃棄物処理施設の多い中央防波堤内側埋立地も測定地点にしてほしいものだ~

 


 

環境省 2023年03月31日

  ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、令和3年度に国及び地方公共団体が実施した全国の大気、水質(水底の底質を含む。)、地下水質及び土壌のダイオキシン類に係る環境調査結果を取りまとめたのでお知らせいたします(詳細は別添資料1参照)。
1.調査の概要
各環境媒体における調査地点数及び検体数は以下のとおりです。
(1)大気     :  584地点(1,635検体)
(2)公共用水域水質:1,382地点(1,789検体)
(3)公共用水域底質:1,147地点(1,217検体)
(4)地下水質   :  467地点(  467検体)
(5)土壌     :  760地点(  760検体)
 
2.調査結果の概要
各環境媒体における調査結果概要は表1のとおりです(総括表は添付資料2参照、年度毎の推移については添付資料3参照、継続的な調査地点における推移については添付資料4参照)。
大気、地下水質及び土壌では、全ての地点で環境基準を達成していましたが、公共用水域の水質・底質では、それぞれ環境基準を超過した地点がありました。
 
表1 令和3年度ダイオキシン類に係る環境調査結果概要
環境媒体 地点数 環境基準超過地点数 平均値 濃度範囲
大気** 584地点 0地点(0.0%) 0.015 pg-TEQ/m3 0.0022 ~ 0.25 pg-TEQ/m
公共用水域水質 1,382地点 27地点(2.0%) 0.18 pg-TEQ/L 0.012 ~ 3.1 pg-TEQ/L
公共用水域底質 1,147地点 4地点(0.3%)  5.9 pg-TEQ/g 0.058 ~ 430 pg-TEQ/g
地下水質*** 467地点 0地点(0.0%) 0.053 pg-TEQ/L 0.00028 ~ 0.67 pg-TEQ/L
土壌**** 760地点 0地点(0.0%) 3.4 pg-TEQ/g 0.000060 ~ 200 pg-TEQ/g
*:   平均値は各地点の年間平均値の平均値であり、濃度範囲は年間平均値の最小値及び最大値である。
**:  大気については、全調査地点(633地点)のうち、夏季・冬季を含む年2回以上の調査が実施された584地点についての結果であり、環境省の定点調査結果及び大気汚染防止法政令市が独自に実施した調査結果を含む。
***: 地下水質については、環境の一般的状況を調査(概況調査)した結果であり、汚染の継続監視等の経年的なモニタリングとして定期的に実施される調査等の結果は含まない。
****:土壌については、環境の一般的状況を調査(一般環境把握調査及び発生源周辺状況把握調査)した結果であり、汚染範囲を確定するための調査等の結果は含まない。
なお、簡易測定法による4地点4検体のデータは、平均値、濃度範囲の算出の対象外である。
このほかに、土壌では継続モニタリング調査(2区域6地点、6検体)が実施された。
 
 
3. 今後の取組
  今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、ダイオキシン類の環境中への排出の低減、環境調査の適切な実施等に努めます。

添付資料

 


 

環境基準超過地点抜粋

【公共用水域水質】
調査地点数1,382地点 基準超過地点数27地点   

環境基準値1pg-TEQ/L 以下(年間平均値)
都道府県 水域分類 水域名称 地点名称 水質(pg-TEQ/L) m n 平均値 最大値 
宮城県 河川 高城川 明神橋 1 1 1.1 1.1
宮城県 河川 鶴田川 下志田橋(サイホン) 1  1  2.5  2.5
宮城県 湖沼 伊豆沼 伊豆沼出口 1  1  3.1  3.1
茨城県 河川 境川 国道354境橋 1  2  1.3  1.6
茨城県 河川 山田川 荷下橋 1  2  2.5  4.5
埼玉県 河川 中川 中流潮止橋 3  4  1.4  2.5  東京都 中川中流 都県境(潮止橋)と同一地点
埼玉県 河川 綾瀬川 上流槐戸橋 2  4  1.3  2.4
埼玉県 河川 綾瀬川 上流綾瀬川橋 2  4  1.1  2.3
埼玉県 河川 綾瀬川 上流上綾瀬橋 2  4  1.4  3.5
埼玉県 河川 綾瀬川 下流手代橋 2  4  1.3  2.2
埼玉県 河川 新方川 昭和橋 2  4  1.8  3.6
埼玉県 河川 伝右川 伝右橋 3  4  1.1  1.5
千葉県 河川 清水川 清水橋 1  2  1.1  1.6
千葉県 湖沼 手賀沼 下手賀沼中央 2  2 1.3  1.4
東京都 河川 中川 下流飯塚橋 3  4  1.7  2.6
東京都 河川 中川 中流都県境(潮止橋) 3  4  1.4  2.5 埼玉県 中川中流 潮止橋と同一地点
新潟県 河川 信濃川 中流庄瀬橋 2  4  1.1  2.0
新潟県 河川 信濃川 中流旭橋 1  1  1.2  1.2
新潟県 河川 大通川 大通橋 1  2  1.0  1.5
新潟県 河川 関川 下流稲田橋 2  4  1.9  5.5
新潟県 河川 関川 下流直江津橋 1  4  1.3  4.2
新潟県 河川 保倉川 下流古城橋 1  4  1.6  4.9
新潟県 河川 福島潟 潟口橋 4  4  1.5  1.8
岐阜県 河川 津屋川 福岡大橋 2  4  1.2  2.5
愛知県 河川 半場川 坂下橋 1  4  1.0  1.8
愛知県 湖沼 油ヶ淵 中央 3  4  1.1  1.7
三重県 河川 金剛川 上流昭和橋 1  4  1.2  3.8
三重県 河川 笹笛川 八木戸橋 3  4  1.9  3.8
奈良県 河川 岡崎川 岡崎川流末 2  7  1.2  3.9
愛媛県 河川 広江川 広江川 1  2  1.0  1.5
高知県 河川 波介川 上流波介川橋 1 2  1.2  2.0
福岡県 河川 板櫃川 下流新港橋 0  1  1.0  1.0


【公共用水域底質】
調査地点数1,147地点 基準超過地点数4地点 

環境基準値150pg-TEQ/g 以下(年間平均値)
都道府県 水域分類 水域名称 地点名称 底質(pg-TEQ/g) m n 平均値 最大値
埼玉県 河川 伝右川 伝右 1  1  210  210
東京都 河川 横十間川 天神橋 1  1  160  160
富山県 河川 富岩運河、岩瀬運河及び住友運河萩浦小橋 1  1  430  430
大阪府 河川 神崎川 辰巳橋 1  1  370  370

 

(参考)各環境媒体における環境基準値
 大 気        :0.6pg-TEQ/m3以下(年間平均値)
 公共用水域水質    :1pg-TEQ/L 以下(年間平均値)
 公共用水域底質      :150pg-TEQ/g 以下(年間平均値)
 地下水質      :1pg-TEQ/L 以下
 土 壌         :1,000pg-TEQ/g 以下
(注1)基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値とする。
(注2)大気、公共用水域水質及び地下水質の基準値は、年間平均値とする。
(注3)土壌の簡易測定法により測定した値(以下「簡易測定値」という。)に2を乗じた値を上限、簡易測定値に0.5 を乗じた値を下限とし、その範囲内の値を土壌の測定方法により測定した値とみなす。
(注4)土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の量が250pg-TEQ/g 以上の場合(簡易測定法により測定した場合にあっては、簡易測定値に2を乗じた値が250pg-TEQ/g以上の場合)には、必要な調査を実施することとする。

 

 

 

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