東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散

2011年11月16日 21時10分30秒 | 放射性廃棄物など

土壌へのセシウム沈着量を計算した地図
単位は土壌1キログラム当たりのベクレル(米科学アカデミー紀要提供)
ZAKZAK「初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散」より転載

 

福島第一原発事故で放出されたセシウム、
汚染マップ、濃度マップ、分布図の示すように、
全国各地にばらまかれた、、、
野や山や大地に、そして海洋へ、、、

それらは、
浄水場、下水処理施設に、、、
そして、廃棄物の焼却施設の焼却灰(主灰、飛灰)にも、、、

 

■初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散
ZAKZAK 2011.11.15
 東京電力福島第1原発事故で放出された放射能が、日本列島各地に拡散している状況が明らかになった。名古屋大などの研究チームは福島第1原発から放出された放射性セシウムの全国分布を推定した地図を作成した。15日の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。各自治体などが公表したデータに基づく推定とはいえ、実態に近い全国版の汚染マップが示されるのは事故後初めてだ。
 地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作った。3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、各地の自治体が計測した連日の降下量データをもとに大気中の拡散をシミュレーション。土壌への沈着量を推定した。
 セシウムは北海道から中国地方にかけた広い範囲に沈着するが、西日本の汚染は少ない結果だ。研究チームは「中部地方の山岳地帯が西日本への汚染大気の拡散を防いだ」と分析している。
 地図上の分布状況は、文部科学省が岩手県から岐阜県まで18都県で行った航空機モニタリングの実測値とほぼ合致している。そのため、専門家らは「汚染は、この地図通りに広がっている」とみている。
 ただ、今回の解析には建屋の水素爆発などで大量の放射性物質が放出された3月中旬のデータは含まれていない。同チームでは、地図に示された状況は「実際の汚染の下限に近い」としている。現実はさらに深刻ということか。



茨城県HPより

茨城県全域の土壌放射能濃度マップ (セシウム137の沈着量)

 

■東京・神奈川のセシウム分布図公表 奥多摩町など高く 文科省
日本経済新聞 2011/10/6
 文部科学省は6日、東京都と神奈川県の上空から9月に航空機で測定した放射性セシウムの分布を地図にまとめて公表した。東京都内では、奥多摩町の北端で土壌中のセシウム濃度が最も高く、1平方メートルあたり6万~10万ベクレル、放射線量は毎時0.2~0.5マイクロシーベルトだった。
… 政府は航空機による東日本ほぼ全域の汚染地図作製を目指している。今後、北は青森まで、西は愛知、岐阜、福井の各県まで範囲を広げて測定する。これまでの地図は文科省のウェブサイト(http://radioactivity.mext.go.jp/)で公開している。


公開した分布地図(文科省がこれまでに測定してきた範囲及び東京都及び神奈川県内の地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計)

 

一般廃棄物処理施設

環境省
16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果
※ 平成23年8月24日までに、16都県(462施設)より環境省に報告された一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度の測定結果

以下、環境省の「16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果」から都県別にグラフ作成。16都県、469施設のうち8,000Bq/Kgを超えたのは42 施設<飛灰や主灰(溶融飛灰)等のうち高い方をセシウム134・セシウム137の合計で

焼却灰の測定日は2011年7月~2011年8月





福島県8,000Bq/Kgを超えた施設 16 施設




千葉県8,000Bq/Kgを超えた施設 8 施設




岩手県8,000Bq/Kgを超えた施設 2 施設




茨城県8,000Bq/Kgを超えた施設 10 施設




栃木県8,000Bq/Kgを超えた施設 3 施設




群馬県8,000Bq/Kgを超えた施設 2 施設




東京都8,000Bq/Kgを超えた施設 1 施設




宮城県、山形県、埼玉県、神奈川県、新潟県、長野県、静岡県、秋田県、山梨県では8,000Bq/Kgを超えた施設はなかった。


施設名など詳細は(本ブログ)
■16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果(2011年08月31日)


産業廃棄物処理施設


環境省 平成23年9月15日
■ 産業廃棄物焼却施設における焼却灰セシウム測定結果


16都県、110施設(100,000Bq/Kgを超えた施設 1 施設、8,000Bq/Kgを超えた施設 5 施設)

産廃事業者名の公表はなし
飛灰や主灰(溶融飛灰)等のうち高い方をセシウム134・セシウム137の合計でグラフ作成









詳細は(本ブログ)
■産業廃棄物焼却施設(16都県110施設)における焼却灰セシウム測定結果(2011年09月15日)


下水処理施設


関連(本ブログ) ↓ ↓
■23区 清掃工場の放射能等測定結果の推移(10月下旬分更新)(2011年11月14日)
東京都の下水処理における汚泥焼却灰等の放射能測定結果の推移(5/10~11/9)(2011年11月19日)
■23区 下水処理施設の汚泥焼却灰 2011年3月下旬17万ベクレル/Kgの高濃度放射性物質(2011年05月13日)
■東京都 廃棄物埋立処分場での放射線量率(γ線)等測定結果推移(5/25~11/9)(2011年11月15日)


東京の水道水
放射性ヨウ素の超過で、乳児の水道水
摂取を控えるようにの要請も~
東京都、乳児の水道水飲用控える要請 23区など 金町浄水場、基準上回る放射性ヨウ素 2011年03月23日


福島原発事故以来、放射線量や降下物などの推移をグラフにしていたが、爆発的な増加からの下降はあれど、一旦落ち着いた数値は事故前に戻るわけでもなく、特に福島県内などはあまりにも悲しすぎる推移をみせるのみで、グラフを続ける意欲もなくなってしまった。そうこうしているうちに、足元の23区の下水汚泥やごみ焼却灰の放射性物質騒ぎで~ ほんとうに、日本列島どこもかしこも放射能まみれとなってしまった、、、、



■【続】いつまで続く放射能汚染~(放射線量調査結果の推移)
(2011年06月01日)
■いつまで続く放射能汚染~(放射線量調査結果の推移)(2011年05月05日 )

■更新:都道府県別環境放射能水準調査結果推移(3月14日9時~4月6日17時)水道水中&降下物(塵や雨)(2011年04月06日 )
■更新:都内の環境放射線測定結果の推移(3月15日1時~4月6日22時)水道水中&降下物(塵や雨)(2011年04月06日)

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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こんばんは (たにむらこうせつ)
2017-01-15 19:01:53
何故この現実を国やマスコミは公表しないのか!
腹が立ってきます。
手遅れにならないように、特に子供達を助けて毛手欲しいです!
ベスト100からきました。
詩を書いています。
セシウム134の健康被害 (黒瀬 光輝)
2017-01-11 20:42:58
福島第一原発の汚染土を全国の公共事業に振りまくというが、セシウム134によって内臓被曝を起こせば、心筋に吸収され、急性白血病や突然死の危険性が増加する。
この様な施作は国民全体に重大な健康被害をもたらします‼️
脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か?! (みどり)
2015-08-23 10:00:24
想像とデータでは大違い 素晴らしいデータありがとうございます 
セシュームの拡散? (根保孝栄・石塚邦男)
2015-01-31 13:37:23
いい資料の数々見ました。
また訪問します。

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