3/17からの数値であるが、みるのもおぞましいような測定結果なのである~
《福島県(双葉郡)の過去の平常値の範囲は0.037~0.071μSv/h》
福島原発事故からすでに80日が過ぎた。福島原子力発電所周辺の放射線モニタリングデータで、原発から31km北西【32】の測定ポイント(双葉郡浪江町赤宇木手七郎)がとても気になっていて~ 水素爆発で放射能が最大拡散したであろう事故直後のデータはないのだが、3月17日分から公開、それでも3桁の数値で推移していたのだから~昨日分も17.3マイクロシーベルト/時である。悲惨な地域である。やっとグラフにまとめた。「計画的避難区域」とはいえまだ留まって生活している人も多い。
■福島第一原子力発電所の20km以遠の積算線量結果について
平成23年5月31日10時00分現在(3/23分からの積算?)
【31】双葉郡浪江町津島仲沖(30km西北西)積算数値 15430μSv(15.4ミリシーベルト)
【32】双葉郡浪江町赤宇木手七郎(31km北西)積算数値 35720μSv(35.7ミリシーベルト)
【33】相馬郡飯舘村長泥(33km北西)積算数値 20230μSv(20.2ミリシーベルト)
【79】双葉郡浪江町下津島萱深(29km西北西)積算数値 17520μSv(17.5ミリシーベルト)
---そこに居るだけで大変な被曝量になっているのだろう。
■土壌モニタリングの測定結果(平成23年6月1日10時00分時点) (PDF:167KB)
泣きたくなるようなひどい土壌汚染である。
福島県全域がかなりの放射能汚染なのである。
福島市役所(北西約62Km)も気になって、測定値から積算してみたのだが、3/11~5/31までですでに 2514.8μSv(2.5ミリシーベルト)になってしまった。(厳密に、日々の平均測定値で、8時間を屋外にいるとして、あとは屋内で6割減として計算)
全国(関東以北のみ)版でみるといかに福島県が高い数値であるかがわかる。
茨城県 5月も4月と同様の推移↓↓
福島県、茨城県のことを考えると、
東京の数値は落ち着いてはいるが、まだ過去の平常値の範囲には戻らない。
■警戒区域(福島第一原子力発電所20km圏域)設定範囲
(ア) 計画的避難区域
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23625
1)基本的考え方
○ 事故発生から1年の期間内に積算線量が20ミリシーベルトに達するおそれのあるため、住民等に概ね1ヶ月を目途に別の場所に計画的に避難を求める。
○ 国際放射線防護委員会(ICRP)と国際原子力機関(IAEA)の緊急時被ばく状況における放射線防護の基準値(20から100ミリシーベルト)を考慮。
2)区域の範囲
○ 飯舘村(全域)
○ 川俣町の一部(山木屋地区)
○ 葛尾村(20km 圏内を除く全域)
○ 浪江町(20km 圏内を除く全域)
○ 南相馬市の一部
関連(本ブログ)
■いつまで続く放射能汚染~(放射線量調査結果の推移)(2011年05月05日)
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