東京23区のごみ問題を考える

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更新:都内の環境放射線測定結果の推移(3月15日1時~4月6日22時)水道水中&降下物(塵や雨)

2011年04月06日 23時07分56秒 | 原発・発電・エネ

※ 単位はμGy/h(マイクログレイ/時間)
※ グレイは放射線が物質に当たった時のエネルギー量を表し、大気中の放射線量1グレイは1シーベルトに換算できます
★グラフは東京都健康安全研究センター「都内の環境放射線測定結果」より作成

■都内の環境放射線測定結果 測定場所:東京都新宿区百人町
詳細は:http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/index.html

■過去の平常値の範囲
東京都(新宿区):0.028~0.079μSv/h(マイクロシーベルト毎時)

◆ 1日単位の測定結果

※ 単位はμGy/h(マイクログレイ※※/時間)
※ グレイは放射線が物質に当たった時のエネルギー量を表し、大気中の放射線量1グレイは1シーベルトに換算できます
★グラフは東京都健康安全研究センター「都内の環境放射線測定結果」より作成

●(調査追加)水道水中と降下物↓↓の測定結果も3月18日分より公表されるようになった。
◆ 水道水中の放射能調査結果について
◆ 降下物(塵や雨)の放射能調査結果について

◆ 水道水中の放射能調査結果

○ 水道の蛇口から毎日採取し、ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析しています
○ 原子力安全委員会が「原子力施設等の防災対策について」※で、水道水中の放射性物質の摂取制限に関する指標値を示しています。指標値は、放射性ヨウ素(131I)が300Bq/kg、放射性セシウム(137Cs)が200Bq/kgです。
 *  出典:原子力施設等の防災対策について、原子力安全委員会
   (昭和55年6月、平成22年最終改訂)
    http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf (2.5MB)。
★グラフは東京都健康安全研究センター「都内の環境放射線測定結果」より作成

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●東京都水道局の数値
東村山浄水場は4/12から測定となっている。


※1 採水時間:午前6時
※2 不検出≦20Bq/kg
※3 検査機関
  ・金町浄水場、朝霞浄水場、小作浄水場…地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
  ・東村山浄水場…公立大学法人首都大学東京
※グラフは東京都水道局「水道水の放射能測定結果について」より作成
不検出=ゼロではない。水道局の測定値は【不検出<20Bq/キログラム】意図的に<20Bq/キログラムにしているのか~

■原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値
放射性ヨウ素(ヨウ素131)300Bq/kg
■食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値
放射性ヨウ素(ヨウ素131)100Bq/kg

■[平成23年3月21日健水発第2号厚生労働省健康局水道課長通知])
「乳児による水道水の摂取にかかる対応について」

■食品の放射線基準値「厳し過ぎ」 8知事が見直し要2011年3月29日
■放射能物質が検出された飲用水等に関する統一指針の早期策定を求める緊急要望平成23年3月26日
提出先 内閣総理大臣 菅直人、要望者 東京都知事 石原慎太郎
放射能物質が検出された飲用水等に関する統一指針の早期策定を求める緊急要望
厚生労働省健康局長 外山千也、要望者 東京都公営企業管理者水道局長 尾崎勝
放射能物質が検出された飲用水に関する統一指針の早期策定を求める緊急要望

東京都水道局
水道水の放射能測定結果について ~第32報~採水日3月31日
水道水の放射能測定結果について ~第31報~採水日3月30日
水道水の放射能測定結果について ~第29報~採水日3月29日
水道水の放射能測定結果について ~第28報~採水日3月28日
第27報 水道水の放射能測定結果について採水日3月27日
水道水の放射能測定結果について
第25 報 水道水の放射能測定結果について採水日3 月26 日
第22報 水道水の放射能測定結果について採水日23年3月25日
第21報 水道水の放射能測定結果について平成23年3月24日
水道水の放射能測定結果について ~第18報~採水日時:3月23日9時

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関連(本ブログ)
■東京都、乳児の水道水飲用控える要請 23区など 金町浄水場、基準上回る放射性ヨウ素
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/416729f5b0bd788a311b7ae94e69ba4b

■東京都の水道水、乳児の基準範囲内に改善 24日の検査で判明
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/fb906f5353b31a5148b8574bf594234f

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■「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づく検査における留意事項について
厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課 平成23年3月18日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015is5.pdf
 今般、平成23年3月17日付食安発0317第3号「放射能汚染された食品の取り扱いについて」において、食品の放射能汚染にかかる食品衛生法第6条第2号の該否にかかる暫定規制値を示すとともに、検査に当たっては、標記マニュアルを参照し実施するよう通知したところです。当該暫定規制値については、原子力安全委員会により示された指標値を用いており、当該指標値は、調理され食事に供される形のものに適用されるものとされていることから、同マニュアルに基づく検査を行う場合は、下記に留意の上、実施するようお願いします。

 野菜等の試料の前処理に際しては、付着している土、埃等に由来する検出を防ぐため、これらを洗浄除去し、検査に供すること。
なお、土、埃等の洗浄除去作業においては、汚染防止の観点から流水で実施するなど十分注意すること。

(下線 渡辺)

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◆ 降下物(塵や雨)の放射能調査結果

○ 毎日24時間、採取装置により採取し、ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析しています。
★グラフは東京都健康安全研究センター「都内の環境放射線測定結果」より作成

■都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について
地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター 平成23年3月22日
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html
 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター駒沢支所では、今般の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、自然界に通常存在しない放射性物質の測定を行っています。以下に、その測定結果を速報でお知らせします。
 3月13日の8時から計測を開始いたしましたが3月13日、3月14日は核反応生成物は検出されませんでした。
★「なお、当面は都内産農産物(検体)の放射能の測定を優先して実施するため、大気浮遊塵中の核反応生成物については、8時間ごとの測定といたします(注)。また、発生源との関係において、濃度の上昇が認められた時には、お知らせいたします。」とのこと~

■3月15日以降の推移↓↓

※グラフは東京都産業労働局「都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について」より作成

■3月15日の拡大図↓↓

※グラフは東京都産業労働局「都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について」より作成
詳細は:http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html

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●原子力資料情報室ホームページより↓↓
原子力資料情報室:http://www.cnic.jp/

原子力資料情報室(東京都新宿区)での放射線の測定結果
使用している機器はALOKA γSURVEY METER TSC-171
単位はマイクロシーベルト/時
測定値は:http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1022

■地震・事故:福島原発 : 放射線被ばくを考える
投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/3/17 18:46:48 (15498 ヒット)
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1028
モニタリングのデータが公表されるようになった。一時、公開が止められていたとの報道もあった。ただ、公開と同時に添付されている被ばくの影響に関する説明は誤解を招くものだ。また、報道で専門家が「直ちに人体に影響を与えるものでない」と説明することに憤りを感じる。
そこで、放射線被ばくの考え方を整理してみた。
被ばく線量の推定には、本来ならどのような放射能がどれだけ放出されたのかという基礎的なデータが必要だが、これが公開されていない。そこで、今の段階では、かなり粗いものであっても、各個人が自分の被ばくを推測して、判断する目安を得ることは有益だろう。
① 単純に被ばくを計算する
例えば、住んでいる地域で20マイクロシーベルト/時の線量が測定されたと仮定しよう。
この線量の状態が続くと仮定して、時間を掛けると、とりあえず被ばく線量が出てくる。24時間では480マイクロシーベルトとなる(20×24=480)
② 内部被ばくを計算しよう
人間は呼吸をしているのだから放射能を体内に取り込む。この線量を計算することは難しいが無視することはできない。初めに書いたようにどの放射能がどれくらい出ているか分からないからだ。ここでは大まかに2倍とする。そうすると、24時間で960マイクロシーベルトとなる(480×2=960)
③ 乳幼児や子供は放射線への感受性が高い
乳幼児や子供、成長期の若者は放射線への感受性が高いと考えられている。ここでは2倍とする(ヨウ素131では10倍になるとの評価もある)。
乳幼児や子供は、24時間で1,920マイクロシーベルトとなる(960×2=1920)。
④ 被ばくの影響を考えよう
専門家がいう「直ちに人体に影響を与える量」とは急性障害を与える量250ミリシーベルト(250,000マイクロシーベルト)のことを意味しているようだ。あるいは、人によっては100ミリシーベル トの被ばくのことを意味しているように思われる。これを基準に考えることは高い被ばくを容認することになる。
微量は被ばくでも発がんのリスクを高める。発がんのリスクは被ばくの量に応じて高くなる。例えば、国際放射線防護委員会は1ミリシーベル トの被ばくで、将来10,000人に1人のガン発生が考えられるとしている。この評価には、倍くらい厳しく見るべ きとの意見もあり、その場合5,000人に1人となる。
⑤ 被ばくは極力避ける方が望ましい。が、少しの被ばくで大慌てする必要もない。
被ばくを低く抑えるには、①離れる、②時間を短くする、③身に付かない(吸入しない)ようにすることが原則。モニターの値が高い時にはできるだけ外出を控える、外出は短くする、マスクなどで防護する、などの対策 が考えられる。屋内は屋外に比べて、被ばくは2~3倍くらい少なくなる。

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●東京都健康安全研究センターHPより↓↓
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/
■都内の環境放射線測定結果
測定場所:東京都新宿区百人町
 健康安全研究センターでは、年間を通して環境中の放射線量の測定を行っています。
 今般の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、都民の皆様の健康不安を解消するため、最新の測定結果をホームページで提供しています。
 現時点においては健康に影響を与える数値ではありませんので、ご安心ください。
 過去の測定値は1時間あたり、0.028~0.079マイクログレイで推移しています。(1グレイ=1シーベルト)
 ◆ 1時間ごとの測定値   ◆ 過去の測定結果(1日単位の結果)  ◆ 解説
 ● 都道府県別環境放射能水準調査結果(文部科学省)

◆ 解説
◆放射線の単位について
・グレイ(Gy)は、放射線が物質に当たったとき、その物質に吸収される放射線量のことで、シーベルト(Sv)は人体が放射線を受けたとき、その影響の度合いを表す目安となる放射線量のことです。
・人体影響を評価する際はシーベルトを用います。通常は1グレイ=1シーベルトとして換算します。
◆放射線被曝量と健康影響
・1年間の自然界からの放射線被曝量は、宇宙からの放射線、空気や地面、食物からの被曝により2,000~5,000マイクロシーベルト程度です。
・東京都健康安全研究センターで観測されている測定値(概ね0.035マイクロシーベルト/時間)では、年間で300マイクロシーベルト程度になります。これは自然放射線量のうち空気によるものです。
・一般的に、放射線被曝量が年間で100,000マイクロシーベルト以下であれば人の健康や環境に影響が出ることはないと言われています。(国際放射線防護委員会-ICRP- 2007年勧告)
【参考情報】 「(図)日常生活と放射線」
【参考情報】 「身の回りの放射線」
都道府県別環境放射能水準調査結果(文部科学省)
Q&A(文部科学省)





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