東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

福島第1原発、汚染水の処理装置を洗浄中、高温焼却炉建屋外壁にある第二セシウム吸着装置(サリー)排気口から放射性物質含む水漏れる<漏えいした水 5.5トン、放射性物質 220億ベクレルと試算>

2024年02月08日 07時54分22秒 | 放射性廃棄物など

7日午前8時55分ごろ、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の高温焼却炉建屋外壁にある排気口から水が漏れているのを、作業員が見つけた。東電によると当時、建屋内では排気口につながる汚染水の処理装置を洗浄中で、装置内の放射性物質を含む水が洗浄用の真水とともに流れ出た。(参考「放射性物質含む水漏れる、福島 220億ベクレルか、第1原発」)

東京新聞の「福島第1原発の汚染水処理施設でまた廃液漏れ 周辺環境の240倍の放射線 地面に染みこんだ可能性も」によると、漏えい現場で、周辺環境の約240倍に当たる7万2000cpm(1分間当たりに計測された放射線の数)が測定されたと、、、

FNNプライムオンライン「福島第一原発から汚染水5.5トン漏れる…事故前の廃棄物焼却炉の洗浄で 外部への影響なし」では、漏えいしていたのは、2011年の東日本大震災による事故前に使用していた「高温高圧焼却炉」と呼ばれる廃棄物の焼却炉。協力会社の作業員が配管の洗浄作業を行っていたところ、配管内の汚染水が漏えいしているのを見つけたと、、、

本来は、第二セシウム吸着装置(サリー)で処理した後、多核種除去設備(ALPS)でもう一度処理してトリチウムを除く大半の放射性物質を除去し、保管タンクに貯蔵されるものという報道もあるが、

第二セシウム吸着装置(サリー)ベント口(吸着装置内で発生する水素の排出用)などというと、、、原発事故当初の頃のベント云々を思い出す~ )ベント口、閉めておくべきだった弁が開いていたのか?

福島民友ニュースの「福島第1原発で汚染水5.5トン漏えい 浄化設備建屋の排気口から」では、、、水による洗浄時には、ベント弁を「閉」にする必要があるが、16カ所中10カ所が「開」の状態だったと、、、

追記(2024年2月9日)
手順書は手動弁の開閉について、装置の運転中と洗浄中は閉め、運転停止中は装置内で発生した水素を排気口から放出するために開くとしている。今回は弁を閉める必要があったが、16カ所のうち10カ所が開いたままになっていたと、、、(参考「手順書守らず作業 福島第1原発汚染水漏れ 手動の弁、開いたまま」)

 

東京電力ホールディングス

ニュースリリース

2024年2月7日福島第一原子力発電所 高温焼却炉建屋東側壁面からの水の漏えいについて(282KB)

福島第一原子力発電所
高温焼却炉建屋東側壁面からの水の漏えいについて

2月7日、午前8時53分頃、協力企業作業員が高温焼却炉建屋東側壁面の地上高さ約5mに
設置している第二セシウム吸着装置(サリー)ベント口(吸着装置内で発生する水素の排出用)
から水が漏えいしていることを確認しました。
同時間帯、停止中のサリーでは、弁点検のためろ過水によるフラッシング作業を実施中であり、午前
9時10分頃、ろ過水の元弁を閉めたことにより、午前9時16分頃、水の漏えい停止を確認しました。
漏えいした水は系統水およびろ過水であり、漏えい箇所の敷き鉄板上には約4m×4m×深さ1㎜の
範囲で水溜まりが確認されており、鉄板の隙間から土壌へ漏えい水が染み込んだ可能性があるため、
応急処置として当該エリアを区画することで立ち入り制限を行うとともに、今後、土壌の回収を行う
予定です。
なお、この漏えいに伴う、敷地境界モニタリングポストや連続ダストモニタ、排水路モニタに有意な変動が
ないことを確認しており、現時点で外部への影響は確認されておりませんが、継続して各種モニタを注視
してまいります。
漏えい量の概略評価をしたところ(保守的に系統からの漏えい量を約5.5m3として算出した結果、
全γで2.2E+10Bqと評価)、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び
特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第11号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の
事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき」に
該当すると判断しました。
本件の原因は、現在調査中ですが、今後適切に原因の追及と再発防止対策を講じてまいります。

 

 

 

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