![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/aa/2590535306502d4538921ac11539dff2.jpg)
出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
☆グラフは古紙再生促進センター「2013年、2014年世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量」などから作成
古紙再生促進センターのHPで、世界の紙・板紙統計が更新された。
中国の経済成長、紙の分野も急激な勢いで、、とどまるところを知らずか
それともこのあたりで落ち着くのか?! アメリカや日本は横ばい傾向続く~
これまでの統計資料からグラフ作成
最新データは、2013年と2014年、各年の上位20ヵ国分データ掲載
元データの( )内の数値など詳細は~
1.世界のパルプ生産高(千トン)
出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
2.世界の紙・板紙生産高 (千トン)
出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
3.世界の紙・板紙消費量(千トン)
出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
4.国民一人当たり年間消費量(Kg/年)
出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
この「世界の パルプ及び紙、板紙生産量と紙・板紙消費量」統計資料では、毎年、上位20位までの国のデータが 掲載されている。ルクセンブルグ、かつては国民一人当たり年間消費量がトップの座であったが、いつのまにか、欄外になった。たんなる統計抜けなんか、消費量の削減なのかは確認できないが、、、フィンランドもアメリカも、消費の縮小率は、日本よりもかなり急ピッチで進んでいる。
●国民一人当たり年間消費量(Kg/年)
●2013、2014年主要国の古紙回収量、消費量、輸入量、輸出量
出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
中国とアメリカの紙・板紙の生産量と消費量は、3位の日本を大きく引き離しての1位、2位である、
そして、中国の場合は、2014年、古紙の消費量も75,901千トンと、ダントツの世界一である。
しかし、中国国内の古紙回収量は48,381千トンと消費量の半分満たずで、回収率が47%である。
一方、古紙の輸入量は27,520千トンと、、、他に類をみない、世界一の古紙輸入国でもある。
日本の古紙輸出量は、4,619千トンと、主に中国、そして、台湾、ベトナムなどに輸出しているのだが、、
なにしろ、国内古紙価格よりも、輸出の方が高く売れるので、(参考:関東商組古紙価格推移グラフ)、、国内が逼迫しても輸出に向ける傾向も、違法な古紙の持ち去りもあとを絶たない、、
しかし、今後、中国はじめ東南アジアの国々が、自国の国内古紙の回収に力を入れて、古紙回収率が上がってくると、、、、、そのときは、日本の古紙は回収すれども国内にだぶつく可能性もでてくる、、、、
日本は、国内古紙の使用量は、まだまだヨーロッパやアジアの先進的な取組には及ばない、、、、
回収率を上げる分、輸出頼みではなく、国内使用率も上げていかないと、、、
日本国内で言うところの「古紙利用率」と「古紙回収率」とは定義が異なるようだが、
世界の「古紙消費原単位」と「古紙回収率」の地域別比較
古紙消費原単位=古紙消費量/紙・板紙生産量
古紙回収率=古紙回収量/紙・板紙消費量
●2013、2014年主要国の古紙消費原単位、回収率
出典:RISI Annual Review 2015
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会、韓国製紙連合会、台湾造紙協会の統計数値。
●2014年 古紙消費原単位 ベスト10
古紙消費原単位 | 回収率(%) | ||
全世界合計 | 0.583 | 58 | |
1 | デンマーク | 1.143 | 57 |
2 | ウクライナ | 1.048 | 44 |
3 | マレーシア | 1.015 | 53 |
4 | メキシコ | 1.01 | 52 |
5 | サウジアラビア | 0.986 | 51 |
6 | 台湾 | 0.977 | 81 |
7 | ベトナム | 0.901 | 37 |
8 | フィリピン | 0.887 | 45 |
9 | トルコ | 0.868 | 46 |
10 | イギリス | 0.845 | 87 |
11 | スイス | 0.839 | 97 |
12 | スペイン | 0.837 | 74 |
13 | タイ | 0.819 | 66 |
14 | 韓国 | 0.81 | 88 |
15 | ギリシャ | 0.81 | 59 |
16 | オランダ | 0.797 | 75 |
17 | アラブ首長国連邦 | 0.782 | 39 |
18 | エジプト | 0.775 | 46 |
19 | ドイツ | 0.737 | 76 |
20 | 中国 | 0.706 | 47 |
ちなみに古紙消費原単位ワースト1位は、フィンランドの0.057(古紙回収率は52%)
●2014年 古紙回収率 ベスト10
回収率(%) | 古紙消費原単位 | ||
全世界合計 | 58 | 0.583 | |
1 | ノルウェー | 114 | 0.274 |
2 | 香港 | 104 | |
3 | スイス | 97 | 0.839 |
4 | 韓国 | 88 | 0.81 |
5 | オーストラリア | 87 | 0.508 |
6 | イギリス | 87 | 0.845 |
7 | フランス | 82 | 0.659 |
8 | 台湾 | 81 | 0.977 |
9 | 日本 | 79 | 0.646 |
10 | ドイツ | 76 | 0.737 |
11 | カナダ | 75 | 0.257 |
12 | オランダ | 75 | 0.797 |
13 | スペイン | 74 | 0.837 |
14 | オーストリア | 70 | 0.473 |
15 | タイ | 66 | 0.819 |
16 | アメリカ | 65 | 0.378 |
17 | ポルトガル | 61 | 0.165 |
18 | ニュージーランド | 61 | 0.312 |
19 | イタリア | 61 | 0.533 |
20 | ギリシャ | 59 | 0.81 |
ちなみに古紙回収率のワースト1位は、インドの26%(古紙消費原単位0.59)
- 古紙価格は、東京都内及びその近郊の古紙問屋店頭渡し価格を表示したもの。
店頭渡し価格では、古紙問屋から製紙メーカーまでの輸送運賃は含まれない。
価格に幅がある場合は、単純平均価格をグラフ化(2009年1月~)。
但し、価格幅を示す「~」以降が空白のものは記載されている数字のみをグラフ化。 - 価格は、円/tでいずれもプレス品。プレス品とは、大型梱包機によりプレス梱包をしたもの。
- 輸出価格は「古紙品種別輸出先別輸出実績」の各輸出金額計を各輸出数量計で除算し算出。
- 公益財団法人古紙再生促進センター調査。
![古紙価格推移グラフ(3年間)](http://www.kantoushoso.com/jyukyuu/images/price3year_2015oct.jpg)
![古紙価格推移グラフ(2000年1月~)](http://www.kantoushoso.com/jyukyuu/images/price2000_151105.jpg)
関連(本ブログ)
■紙の生産・消費と古紙の回収・利用等の統計資料(2014年古紙需給統計(確定版) )古紙再生促進センター 2015年08月30日